ワシル・ロマチェンコでも叶わなかった4団体統一は、羨望ではあっても様々な事情、弊害が立ちはだかり、実現は難しい。
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[st-card id=105037 ]WBCのマウリシオ・スライマン会長がバンタム級に関する公式声明を出した。
WBCバンタム級王者ノルディン・ウーバーリは、12月19日にShotwimeで放映されるメインイベントでノニト・ドネアと対戦し、王座の防衛戦を行う予定だったが、10月下旬にCOVID-19検査の陽性反応が出たため、王座戦から引き抜かれた。WBCはウバーリを "休養王者 "のステータスにし、ドネアと4位のエマニュエル・ロドリゲスとの王座決定戦を承認した。
- WBC世界王者として、王者ウバーリは休養中であり、今も、そしてこれからもWBC世界王者であり続ける。
- ウバーリは現在、WBC世界 "休養王者 "の呼称を享受している。 この呼称は、WBC世界王者としてのウバーリの地位を低下させるものではない。 実際、世界王者の休養指定は、ウバーリに以前は享受していなかった追加の特権を与えることで、王者の地位をより高いレベルに引き上げている。
a. ウバーリには、世界チャンピオンの地位を失うことなくリングに復帰するための期限があらかじめ設定されているわけではない。
その代わりに、彼の復帰はWBCと地方委員会の医療要件によって決定される。b. ウバーリは、完全に認められたWBC世界王者としてリングに復帰し、彼が選択した場合は、任意のタイミングで王座防衛を行い、リングに戻り、義務的な試合に備えることが許される。
- ウバーリの将来のドネア対ロドリゲス戦の勝者との強制試合に関しては、WBC規則に基づき、新たな自由交渉期間を設定する。当事者がその期間内に合意に至らない場合、WBCは60/40の賞金分割規定で新たな交渉を予定している。
- ウバーリが2021年2月に自主防衛を選択した場合、ドネアvs.ロドリゲスの勝者は調整試合なしでウバーリと戦わなければならない(ウバーリが防衛に勝利したと仮定して)。何らかの理由でウバーリが防衛を行うために2021年2月以降の日付を要求した場合、WBCはウバーリがドネア対ロドリゲス戦の勝者と同じ時間枠内で戦うことができるように、強制試合のタイミングを設定する。
井上に負けてから散々な憂き目に遭ってきたエマニュエル・ロドリゲスの声明も、少しは出て来るだろう。
WBSS決勝の内容から、私の周囲はノニト・ドネアを推す声ばかりだが、皆手のひら返しだ。WBSS参戦のドネアに対する評価は芳しくなかった。もう過去のファイターだとおもわれていた。ライアン・バーネットがドネアを選ばなければ、初戦で井上が選んでいたはずだ。
そしてロドリゲスに対する関心の低下
個人的にはドネアが好きだが、ロドリゲスを応援する。とても完成度の高いファイターだ。
そして色々あるけど
ジョン・リエル・カシメロVSギジェルモ・リゴンドー
井上尚弥VSマイケル・ダスマリナス
が本線ではないだろうか。
IBF1位、マイケル・ダスマリナスも長い事待っている。フィリピンの強打のサウスポーだ。
知名度では劣っても、彼の年齢、才能、伸びしろ、進化、情熱が、ドネアやカシメロに必ずしも劣っているとは限らない。あとは彼自身が井上尚弥と戦いたいか、勝機を見出しているかどうか。
ワシル・ロマチェンコでも叶わなかった4団体統一は、羨望ではあっても様々な事情、弊害が立ちはだかり、実現は難しい。
井上尚弥には然るべきタイミングで然るべき相手、階級で戦って欲しい。