WBSSスーパーフライ級の噂があったので記事を書いたが、あてにならず遅延ばかりのWBSSに期待してはいけない。2月29日にカリ・ヤファイVSローマン・ゴンザレスが決定だそうです。
世界のトッププロモーターはWBSSを歓迎していないという現実。
[st-card id=98603 ]カリ・ヤファイVSローマン・ゴンザレス
2月29日土曜日、テキサス州フリスコのスター・センター。
カリ・ヤファイ
「出来る限り最大の試合を求めてきた。WBC王者ファン・フランシスコ・エストラーダとの統一戦が相手の怪我で消滅した今、これこそ最高の試合です。ローマン・ゴンザレスはかつてパウンドフォーパウンド、ナンバーワンでした。彼はかつての自分の憧れでしたから、これ以上の相手はいません。自分のベストを引き出し、彼と戦うという事実だけでなく、自分が世界のエリート王者であることを示します。楽しみで仕方がありません。」ローマン・ゴンザレス
「エディ・ハーン、神様、帝拳プロモーションに感謝します。そしてチャンスを与えてくれたカリ・ヤファイにも。とても難しい試合になるでしょうが、全ての努力と決意に値するチャンスです。」試合は、マイキー・ガルシアVSジェシー・バルガス、フリオ・セサール・マルチネスVSジェイ・ハリスと共同開催、トリプルヘッダーとなる。
エディ・ハーンやるなぁ
ビッグな夜となりそうです。(日本時間昼)
ローマン・ゴンザレス(32歳、48勝40KO2敗)は、ミニマム級から4階級制覇を成し遂げたレジェンドだが、スーパーフライ級ではかなり小さく、体力、耐久力に限界があると言われている。強靭なシーサケットに連敗し心身のダメージも深刻だ。偉大なファイターだからこそ、敗北は重く、引退も囁かれた。再起するも怪我も重なり2年で2試合しかしていない。
打ち合い、打ち勝つタイプの選手であり、被弾もするから蓄積された疲労もあるだろう。
現WBA王者カリ・ヤファイ(30歳 26勝15KO)は北京五輪代表、無敗をキープしているスピード型のテクニシャン。たしかに上手いが、トップレベルではパンチが軽く打たれることを嫌う、打たれ弱いから慎重で神経質なのかなという印象だ。
身長163センチ、ゴンザレスに比べて、フィジカル優位にもみえない。
ヤファイが勝つには判定しかないとおもうが、かつて全階級屈指のファイター、美しいコンビネーションと断続的、無尽蔵のアタックが持ち味のゴンザレスに、ヤファイのフィジカル、メンタルでは12ラウンド耐えられない。
https://www.youtube.com/watch?v=RqkntIft_Q0
と予想する。
レジェンド、ローマン・ゴンザレスが再び復活する日となる可能性が高い。
しかし彼の目をみれば、今のコンディションが大体わかる。
最近は(昔からかな)少し悲しい、闘志を感じさせない目をしている。
全てをやり遂げ、引退した後のような切ない目を。