カレブ・プラントVSビンセント・フェイゲンブッツ LIVE

フェイゲンブッツのようなパワーファイターはエキサイティングだが、考えれば考えるほどプラント有利、軽く手玉にとるだろうというイメージしか沸かない。この無名のスーパーミドル級のテクニシャンの技巧を改めて堪能しよう。もちろんフェイゲンブッツの豪打炸裂にも期待して。

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123456789R
プラント
10
10
10
10
10
9
10
10
10
89
フェイゲンブッツ
9
9
9
9
9
10
9
9
9
82

フェイゲンブッツはドイツなので敗北はあるがずっと未知の怪物という印象だった。プラントが遥かに有利だとはおもうが、これを簡単に攻略するようだとかなりハイテクだ。

右のビリー・ジョー・ソーンダース
もっとハイテクにみえるプラント、本物か

1R

フェイゲンブッツが小さくみえるので
やはりプラントは背が高いのだろう。
プラントがリードを下げて多彩なジャブ、距離をコントロール
しかし様子見で有効なヒットはない。

プラント10-9

2R

ドイツ人がアメリカでタイトルを奪取することが稀
マックス・シュメリング以来ないとか。

フェイゲンブッツはしっかりガードしているが
プラントのスピードが速く、距離が遠い。
プラントがシャープに襲い掛かり、フェイゲンブッツはかなりタジタジ、劣勢。
映像ではマッチョで大きくみえたフェイゲンブッツが小さくみえる。

プラント10-9

3R

今のところ、これが本場のSミドルとドイツの差かというくらいプラント優勢
フェイゲンブッツは距離を潰さないと何もできない。
中間距離からプラントのシャープなパンチがビシビシ入る。

ジャブでフェイゲンブッツがよろけ、アッパーを合わされる。
フェイゲンブッツはブルファイトしないと厳しそうだ。
プラントはやりたい放題。

プラント10-9

4R

プラント、アマでは負けが多いが
かなりシャープでハイテクで強いなぁ。
スーパーミドルの隠れナンバーワンは彼かもしれない。
フェイゲンブッツが物足りないだけか。

フェイゲンブッツがかなり覚悟を決めて積極的に出るが
自在にコントロールしているのはプラント。
フェイゲンブッツのパワー、奇跡の一発がないと厳しい。

プラントは余裕なのか、多少持て余しているのか。

プラント10-9

5R

フェイゲンブッツはパンチャーだがファイターではなくモーションが大きいのか
距離が必要で、その距離のコントロールがプラントは得意。

プラントが自在にコントロールしているが
守備的な時間も長く、フェイゲンブッツを倒すまでには至らない。

フェイゲンブッツも倒されるほど打ち込まれていないが
プラントを捉えるのは難しい。

プラントがポイントは抑えているものの持て余している感じ。

プラント10-9

6R

フェイゲンブッツはケンカ屋という感じで上手くはないしモーションも大きいが
攻める場面が多く、プラントは守るシーンが増えてきた。
カウンターでフェイゲンブッツが倒されるか、ロープ際でプラントにブチかますか。

フェイゲンブッツはもっと来いとまだ元気。

プラントはハイテクで器用だが、疲れたか、休む時間があるのが傷。
プラントはディフェンスも上手くまともには食ってないが、

ロープで責め立てた

フェイゲンブッツ10-9

7R

パワーもスキルもスピードもプラントの方が
フェイゲンブッツが少しづつらしさを発揮してきた。

プラントのハイテクが決めきるか
フェイゲンブッツのパワーが突き破るか

プラントが圧倒しているのに決められないのは
フェイゲンブッツにパワーがあるからなのか。

プラントがスキルでは圧倒したが、ややディフェンシブ
クールに戦い過ぎ。

プラント10-9

8R

こういう展開でフェイゲンブッツのような愚直な選手が逆転するシーンはよくあった気がするが
ここまでは一方的で絶望的。

プラントはもっと倒す姿勢をみせればいいが、やや判定、ポイント型なのか。
動きはシャープだが、表情には疲れがみえる。

スパーリングのような動きでプラントがレッスンするも
フェイゲンブッツの一発が怖い

プラント10-9

9R

フェイゲンブッツは完敗ペースだが集中している。
プラントのシャープで多彩なパンチがフェイゲンブッツのガードを破る。
しかし速さ優先で一発の威力は足りないのかもしれない。

プラントはかなりハイテクで巧いが、一撃で負けるタイプな気がする。

ペースはプラントの圧倒

プラント10-9

10R

そろそろプラントが決めにくるか。
フェイゲンブッツはパンチャーだがそんなに打たれ強いタイプではなかったが
この試合ではタフに耐えている。

もうフェイゲンブッツの方がパワーがあるようにもみえず
プラントの軽打でもガードを突き破り、そろそろ限界か。

プラントの連打でフェイゲンブッツが貝になったところで
一方的な試合をレフリーが止めた。

フェイゲンブッツはよく耐えたがどうしようもない技術差だった。
カレブ・プラントは試合のたびに評価が上がる。

今では、個人的にデビッド・ベナビデスに次いで2番手だ。
カネロに勝てる要素(スピード、テクニック、キレ)を持っている。

しかし、己のスキルに酔い、ガードは低く、ロープに下がり、反応だけでかわしたり、クールに振る舞うところがあるので
ゴリゴリにやられると一撃で撃沈してしまうようなタイプにもみえる。

フィジカル、タフネスが強いかどうかもわからない。

いずれにせよ、スピードとテクニックではスーパーミドル級ナンバーワンだ。

前座

アベル・ラモスVSブライアント・ペレーラ

ウェルター級中堅同士の試合だが、ペレーラがビジネススーツを着ているので、何かのアトラクションかとおもったら、しっかり脱いだ。熱戦の果て、最終10回にラモスが左でクリーンなダウンを奪い、ペレーラ完全に効いた。再開も一撃でダウンを追加しストップ。最後は劇的にラモスがノックアウト勝利。

ディエゴ・マグダレノVSオースティン・デュレイ

世界挑戦に負け続け、テオフィモ・ロペスに痛烈にKOされたマグダレノ兄だが、引退なんてしない。13勝10KO1敗の、デュレイが地元で主役っぽい。デュレイの1敗はクリス・コルバート。デュレイのシャープなパンチがマグダレノを捉えるがマグダレノは低いガードのまま。マグダレノは太い。序盤はシャープなデュレイが上回ったが、徐々にキャリアがあり重厚なマグダレノがフィジカル勝ちしてきた。デュレイはライト級ではフィジカルが弱い。ディレイがダウンしたが、ローブロー扱い。7回、マグダレノが左ボディでダウンを奪い、デュレイは絶体絶命だが、ローブロー気味なので会場はブーイング。さらにボディでダウンを追加、マグダレノは反則負けにされそうだが、ベルトラインギリギリOKにみえる。マグダレノはここではヒールなのだな。

再開、マグダレノが攻め込むも、デュレイはローブロー気味のボディしか効いていないのでそこを攻めるしかない。
マグダレノがパワーで上回ったとおもうが、フッカーで距離が近く、顔面が当たらず、ローブロー気味のボディばかりだった。しかし地元のホープに勝ったのではないかな。3-0、ローブローのミソはあったが、咬ませ犬になりかけていたマグダレノが根性をみせて復活。

ラウシー・ウォーレンVSガブリエル・メンドーサ

ほぼフルマークの判定でウォーレンが復帰。結局ロドリゲスは試合できず、辞退したウォーレンの復帰が先になった。観ていないがつまりウォーレンはかなり判定型だな。この特徴は変わらないだろう。

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