今日こそが、井上尚弥がトップランクと契約後の本格的なアメリカデビューの日でした。バンタム級王者統一戦、フィリピンのジョン・リエル・カシメロとの対戦は無期限で延期になってしまいました。
この日前座で、勝者への挑戦者決定戦として、上位2名
ジョシュア・グリーVSジェイソン・モロニー
も計画されていました。
グリー
「2020年、これからも世界に衝撃を与え続けていきたい。
俺は伝説のためにこのゲームに参加している。井上尚弥との戦いこそ俺が追い求めているものだ。まず最初にジェイソン・モロニーの世話をしなければならない。その後が本番だ。俺も井上もトップランクだから現実的だ。井上への挑戦こそが俺の真の目標だ。観戦者として言えば、井上尚弥VSジョン・リエル・カシメロはいい試合だよ。カシメロは予測不可能でワイルドだ。本当に予測不可能な男だ。俺はモロニーを片付けて、井上VSカシメロの勝者と戦いたい。準備は出来ている。
井上VSドネアは素晴らしい試合だった。井上はスキルだけじゃなく強いハートもみせた。ドネアがプレッシャーをかけてアクセルを踏んできても井上は攻守を切り替えてうまく戦っていた。すべきことをしっかりやっていた。いつか対戦機会が訪れることを心から楽しみにしている。」
グリーは井上がドネアに苦戦した事はあまり気にしていない。
グリー
「これがボクシングさ。シュガー・レイ・ロビンソンだってモハメド・アリにだって試練はあった。試練の後が重要だ。試練の後に何をするかが大事なんだ。」
It’s boxing,” Greer said. “Sugar Ray Robinson got buzzed. Muhammad Ali got buzzed. This is boxing. It’s about what you do after you get buzzed that makes a difference. It’s not just about you getting buzzed
「got buzzed」
話題になったかもしれないけど、自分としてはこう訳しました。
個人的にもドネア戦の井上ははじめてといえる苦戦だったけれども、井上らしさが出ていたので問題にはしていない。逃げて勝つのではなく、リスクを取ってやり返した。11ラウンドはレフリー次第ではストップまで追い込んだ。ああいう姿勢が井上尚弥らしいのだ。グリーさん、伸びしろはあるとおもうのでまずはモロニー戦頑張ってください。モロニー支持だけど。
レオ・サンタ・クルスVSジャーボンティ・デービス
インスタグラムライブで色々話したそうです。
コロナウィルスの影響でスケジュールは狂ったけれど、デービスとの対戦に完全に焦点を絞っているとの事。サンタ・クルスの兄は日本の稲田千賢に勝って束の間世界王者だったアルマンド・サンタ・クルスだが、兄の練習相手だったエドウィン・バレロの強さなどを語ったという。(やっぱすごかったんだろうな、マイキーも言っていた。)
しかし、ここからがサンタさんらしい。
デービスとの試合はスーパーフェザー級が絶対条件である事。
(ライト級もオーバーしたデービスに体重が作れるのだろうか)
アブナー・マレスとの試合がファンの受けがよかったので、ファンが望めば3度目の戦いも考慮すると言っている。
伏線を張っているところが彼らしい。
次戦はマレスだったりして。
マイキー・ガルシア
これまたインスタグラムライブのトークです。
「エロール・スペンスとテレンス・クロフォードの対戦は複雑だね。どちらも身長、リーチに恵まれ、リングIQを強みに戦えている。テレンスは本当の意味で強豪と戦っていない。下の階級やトップではないファイターが最近の相手だ。エロールこそが真のウェルターの最右翼だ。とても興味深い。どっちが勝つかわからない。俺自身はマニー・パッキャオと戦いたい。もうひとつの偉大な戦いさ。」
ウェルター級で勝負すると言いつつも体格、フィジカルの違いをしっかり強調しているマイキー。スペンスやクロフォードには劣るけど俺もウェルター級王者・・・ではつまらない。下げよう。
ルイス・ネリー
エディ・レイノソ→フレディ・ローチ→やっぱりレイノソだそうです。
フェルナンド・ベルトラン(プロモーター)
「レイノソとカネロの事をいつも賞賛している。エディはセンセーショナルなトレーナーになりつつある。伝説的なトレーナーとしての聖火を引き継いでいる。ネリーはエディのところでとても影響を受けているよ。歴史を作る準備が出来ていると私に伝えてきたんだ。彼は規律のないファイターとしての悪名を残してしまったから、エディのところで徹底的に訓練される必要がある。ネリーは今やボクシング界の悪者だ。我々に何ができる?規律を守ることを理解して欲しいね。」
憎まれっ子世に憚る。
来るべきところに落ち着く。