歴史的ファイト/井上尚弥VSジェシー・ロドリゲス(バム)

早くも次戦が話題になっています。来年2月にリアドシーズンとのことで、これは確定路線だろう。

井上尚弥のフェザー級進出の方が興味があるという人もいるが、フェザー級にバムほどのビッグネームはおらず、興行的に成り立たない。アラン・ピカソや中谷潤人のフレーム、懐の深さに手を焼いていた井上尚弥にラファエル・エスピノサ(185センチ)はあまりにサイズが違い、いびつなファイトになりそうだからだ。

P4P4位、メキシカンアイドル、スター候補はあくまでバムである。

が、しかしバムには次戦、アントニオ・バルガス戦が予定されており、これがバンタム級初戦となる。これをクリアしたらバンタムを捨てて一気にSバンタムで井上と対戦プランだそうだ。

内山高志氏がいくらなんでもバムは小さすぎて相手にならないという指摘があったが、もし氏が現役で、井上尚弥が対戦候補だったら、小さすぎて相手にならないだろうか?脅威ではないだろうか?

実際、井上もバムもLフライくらいからのデビューで身長に差はない。

メキシコの怪物、デビッド・ベナビデスは今回11キロも上のクルーザー級でラミレスをノックアウトしたにも関わらず、Lヘビーのドミトリー・ビボルやSミドルのカネロに対戦を呼び掛けている。体重なんてなんとかしてしまう次元(なのだろうか)

33歳で最近判定続きの井上に対し、現在26歳のバムは階級を上げ、対戦者の質も高くなっているのにKOを連発しており、パワーアップが顕著で、若く全盛期に近いといえる。

バム自身、エディ・ハーンのマッチルームが対戦に乗り気だ。エディ・ハーンのコメントは無視しよう。ムロジョン・アフマダリエフの時も井上に負ける気がしないとか言ってたから。

そしてなにより、個人的に興味深いのは、両者のスタイルがかみ合うだろうこと。体格差、リーチ差があまりなく、両者の距離感があい、共に好戦的でテクニカルであること。互いの長所を存分に出し合ってガチンコ勝負できるスタイルであるからだ。

中谷は井上が学びの天才であることから、「何も学ばせないぞ」と駆け引きしつつ、自身も多彩なパンチを出せなかったそうだが、メキシカンはそういう考え方はしないだろう。

久々に井上尚弥のバチバチの倒すファイトが観てみたいし、バムにとってはこれを超えてP4Pナンバーワンのヒーローになれる金の王者が井上だ。

時の流れ、ピークに来ているのはバムの方である。

だから来年といわれるその時まで、井上尚弥にはじっくり休んで欲しいし、この究極イベントを超えたらあとはボーナスステージとして以降じっくりその後のキャリアを考えてみるでいいとおもう。

バンタム級に多くの世界王者やプロスペクトがいる日本としては、バムがそこをスルーするというのは屈辱的ではありますし、アントニオ・バルガスには頑張って欲しい、アップセットを起こしてもらって構わないとおもいますが、ちょっと今のバムは厳しいでしょう。

というわけで、個人的には井上尚弥にはゆっくり静養してもらって、もう年一くらいのビッグマッチでいいですよ

と言いたい。

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コメント一覧
  1. クロフォードとべナビデスを見ると、アメリカはもう
    スピードを一切落とさず増量する「方法」を知ってるんだろうなって
    それが一番怖いな

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  2. ふたりの骨格は変わらなさそうだし、バムはSNACを使っているので、当日の体格は変わらないと思われる。
    SNACは回復力も上がるので、当日の体力はバムのほうがあるかもしれない。
    ドーピングしてイキってるのとさして変わらないアンフェアな選手たちとは関わらないでほしい気持ちもあるが、試合自体はスピーディーですばらしい試合になりそう。オーソドックス同士だったが、アンディ・クルス×ムラタラみたいな。
    キャリントンもSNACなので、こうした選手たちとの戦いになってしまうのがざんねん。

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  3. ウィリバルト・ガルシアという王者は寺地から逃げ、バムとも戦わず、どこへ向かうのか?

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  4. さすがに内山を例えに出すのは意味わからなすぎ。わざと盛り上げようと考えてるなら別だが、そうでなければかなり見当はずれでしょう。

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      • もし内山が井上尚弥と同じPFPレベルであったなら、例えになるけど、内山は確か一瞬トップ10に入った位ですからね。

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  5. 管理人さんの言いたい事はわかりますが、確実に言えることは、井上はバムのパンチでは倒れない。技術戦なら興味深いけど、バムは中谷やカルデナスよりパワーレス。

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  6. 面白いとは思うけど結果がほぼ見えてるかなと。
    例として挙げられた内山に井上は脅威ではないか?に関しては井上には類稀なスピードにスーパーフェザーでも通じると思われるパワーがあるからであって、果たしてバムが2回級上げた事でそのパワーが得られるかと言ったらNOでしょう。
    井上のパワーは初めて世界を獲ってから2回級上げたスーパーフライ→バンタムで度肝を抜かれた経緯から大袈裟でなくスーパーバフェザーでも通じるかもと思わせられるが、バムはさすがにそこまでのものではなく、ごく普通の階級上げた事からのパワー増まで。
    フェザーでも通じたドネアのパンチを喰らっても倒れなかった井上にバムのパンチがまともに当たっても井上は耐えられると思われるし、それは井上に対して脅威を与えられるものではない。
    技術で優ったとしても結局スピードとパワーで押し切られてしまう。
    自分が思っている井上に勝つ条件として、一撃で倒せるパワーを持っている事。
    それがなければ最終的にパワーで押し切られる。
    あのスピードがなければまだ可能性がない訳ではないが、、、
    ロマチェンコvsリゴンドーの再現になるとしか思えない。

    井上は運がないのかもしれない、あまりの強さに本来ならライバルと呼べるボクサーかもしれないボクサーですらライバルになれない。

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  7. でもまあバムがバンタムを通り過ぎてくれた方が多くの日本人選手にとってもありがたい話。

    今のバンタムのチャンピオンでバムに勝てそうな選手いないし。

    ま、井上尚弥とやった後に下げるだろうから一時しのぎだけどな。

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