注目試合・選手雑感

全階級の不完全ガイドをやってから燃え尽き症候群と化した。
けれど来週末はパッキャオ、ドネアの競演、相手も侮れないですね。
しかも、その舞台に日本の大沢が出陣。彼は介護ヘルパーといっても経営者なんですね。
稼ぎは全部介護に注ぎ込む。立派です。彼のボクシングは知らないが、何気に一番気になるかもしれません。
そういえば、大橋会長さんがもうすぐ井上の試合含めて発表できるから楽しみにって言ってましたが、試合中の故障は勘弁して欲しい。そこはクリアしたのか?
そんな近況なので雑感を。

10/29カザフスタン、アルマトイ
WBAスーパーウェルター級暫定王座決定戦
ハナティ・シラム(カザフスタン)VSパトリック・アロティ(ガーナ)

この階級にはララがいてクルカイもいるのになぁ。懲りないWBA。
カザフスタン、アルマトイで行われることが重要で、ここにいつかGGGは凱旋したいだろう。
聞きなれぬ土地ですがカザフボクシングの聖地であり、立派な環境のようです。
アロティは34勝28KO2敗という立派な戦績ですが、ガーナ人以外に2KO負けなので内弁慶記録でしょう。
頑丈そうなシラムが暫定王者となるでしょう。

11/5ドイツ、ブランデンブルグ州ポツダム
WBAスーパーミドル級タイトルマッチ
ジョバンニ・デ・カロリス(イタリア)VSタイロン・ツォイゲ(ドイツ)

めちゃマニアックだけどもう知ってるもんね。
シュトルムが薬物疑惑で隠れちゃった今、カロリスというイタリア人が王者です。
両者は前回引き分けています。その内容までは知りませんが、ツォイゲの方が若く無敗で期待値の高い選手です。
ツォイゲ有利でしょう、ドイツだし。でも、ダンディー中年風情で意外とスピードのある苦労人カロリスを応援する。

11/5米国、ネバダ州ラスベガス
WBOウェルター級タイトルマッチ
ジェシー・バルガス(米国)VSマニー・パッキャオ(フィリピン)

もう来たか。バルガスは大きくて好戦的で噛み合う相手だろう。ブルックに振られても泣き言も言わず、あまりコメントせずこの日を迎えた。
相当な準備と気持ちが入っているだろう。
引退、復帰、政治と2足のわらじのパッキャオの環境が気になるが、前戦のブラッドリー戦のコンディション、クレバーさがあれば実力でバルガスを問題にしないとおもう。久々にKO決着になりそうだ。パッキャオが勝つにしても負けるにしても。

WBOスーパーバンタム級タイトルマッチ
ノニト・ドネア(フィリピン)VSジェシー・マグダレノ(米国)

レジェンドの露払いだからドネア下手な試合はできない。君もレジェンドだが。
しかしマグダレノは一番有望なホープかもしれない。ここまで完璧。しかも前座のバルデスのパートナーとして腕を磨いている。
直近の写真では金髪だったな。普通のレベルなら王者になれそうなマグダレノだが、相手がドネアだから超えられないとみる。

WBOフェザー級タイトルマッチ
オスカー・バルデス(メキシコ)VS大沢宏晋(ロマンサ雅)

聞こえてくる大沢の心意気が気持ちいい。技術戦をしたって勝てやしないのだから初回からブルファイトでいきたいそうだ。
確かにそれしかないだろう。しかしバルデスもまた小柄で回転力のフッカーで近距離ファイトは大得意。
強敵にはボディというのが鉄板だが、ボディフック、アッパーもバルデスの得意分野。しかも近距離だと余計に強い。
短期決戦になってしまうかもしれない。

しかし、パンチは食っても相手にも当たるはず。エリート青年にに大人の根性、生き様、精神力をみせつけて欲しい。

WBOフライ級王座決定戦
雛市明(ゾウ・シミン/中国)VSクワンピチット・13リエン・エクスプレス(タイ)

なんだ、13て?
これは再戦でゾウを王者にするためのものだが、クワンピチットというのはゾウにしか負けていない。顔がミニ・パッキャオだった人。
以外と高齢。KOしないとゾウには勝てないだろうしゾウはほぼ判定だろうが初戦はバッティングだがゾウの顔面を破壊した。
自身KO負けするリスクを背負ってもっとグイグイゾウを倒し切ることだ。

11/12モナコ、モンテカルロ
WBAバンタム級タイトルマッチ
ジェームス・マクドネル(英国)VSリボリオ・ソリス(ベネズエラ)

この辺から少し試合を端折ります。
亀3が日本に復帰して誰とでも、ドネアとやりたいそうだ。協栄、金平ってなんて無節操なヒトなんだ。
けど、亀3だけは普通に強いし兄と違って腰抜けマッチメイクばかりにはならない気がする。
もう負けてるし、兄たちが芸能界で無責任な事をしているせいでガチ路線でいかずにはいられない状況になった。
そのガチ路線でも唯一そこそこやっていける実力が亀3だけにはあるのだ。3兄弟では一番強い。

けど最大の欠点は兄弟揃ってパンチが空気なことだ。エアーボクシングは通用しない。
亀3とほぼ互角で少しだけクレバーなマクドネルが山中戦のおこぼれでチャンスを掴んだソリス相手にどんな試合をみせるかな。
マクドネル有利だろうけど苦戦はするだろう。

11/19米国、ネバダ州ラスベガス
WBA、IBF、WBO3団体統一ライトヘビー級戦
セルゲイ・コバレフ(ロシア)VSアンドレ・ウォード(米国)

今年一番痺れる試合か。
KOでコバレフ、判定でウォードか。
どちらかの底がみれる妄想をかきたてる組み合わせ。また書こうっと。

WBOスーパーフェザー級タイトルマッチ
ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)VSニコラス・ウォータ-ス(ジャマイカ)

これまた痺れる。
ウォータースが当てることができればロマチェンコは倒れる。それができるかどうかだけ。
リコンドーよりは絶望的な相手じゃないが、勝敗となるとポカ倒れするリコンドーより険しいかもしれない。
この両雄のどちらかが一歩後退する。たぶんウォータースだろう。
日本人選手はホッとする。

まだまだ、魅力的な試合は目白押しですが今日はここまで。
帝拳HPによるとスーパーウェルター級のジャレット・バードの対戦相手が変更とのこと。
イノ・ダン・イオン(カナダ)35勝18KO3敗
トルコのアイデンに2度スプリット負けとケル・ブルックにTKO負けだけか。

このジャレット・バードという選手、個人的に全階級で一番気に入った世界ランカーだったのですが
帝拳HPによると現在のスーパーウェルター級で最も世界に近い1人と言われているそうだ。

やっぱりかぁ、すごい強烈な個性です。打たれないボクシングではないんですが。

この男にスポット当てた記事をいつか書こうとおもいますが、誰かこの人何者か知ってませんか?
怪物にみえますが、GGGに勝つようなスケールでもなく、気になって仕方ないです。

SWIFTってたしかダニー・ガルシアのニックネームでしたが、この人の代名詞になるかも。
僕の車もスイフトです。ザ・庶民カーです。

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