ライブ更新になります。ナバレッテの評価が高いのはつまりアイザック・ドッグボゥに怪物的な魅力があったからだ。タフな2試合を勝ち抜いたナバレッテの体力、独自スタイルのボクシングはどこまで強いのかホンモノか・・・
結局対戦相手であるフランシスコ・デ・ヴァカを予習しなかったので何もいえない。ナバレッテの強さを図る試合だが、受けたヴァカの実力は侮れない。勝てると信じて臨むのだろう。20勝6KOとKO率は極端に低いがSDやMDもなくパーフェクトレコード。
ナバレッテがそうであったように無名からの天才の刺客かもしれないし、その方が面白い。ジェネシス・セルバニアを攻略したカルロス・カストロみたいな・・・
オレクサンダー・グヴォジクが観戦しててベテルビエフ戦の意気込みなどを語っているが、彼も声がキンキンに高い。ゲストにタイソン・フューリー。
スター候補だったアイザック・ドッグボゥから全てを奪ったナバレッテ。偉大なメキシカンのレジェンド達に比較されながらかなり特集、注目されています。
ヴァカが勝つには何かがスペシャルでなくてはいけない。
Navarrete drops De Vaca with an unorthodox combo in round 2.
— Harry Zahn (@harry_zahn) August 18, 2019
Starts combo with 2 uppercuts to split the guard then sneaks a right hand around on the chin #NavarreteDeVaca #boxing #ESPN pic.twitter.com/QIWBNMl4HT
1R
大きなナバレッテと比較してもヴァカも背が高く体格差はない。
共に、長身で独特のリズムを持ち、パンチを交換しあう。
リズムが独特で特別速い両者ではない。
ヴァカが怯まず果敢にパンチを出して攻めるが、威力とタイミングはナバレッテ
ナバレッテ10-9
2R
ヴァカもかなりの実力者で技術では互角にやれている。
ナバレッテは王者の意地で負けないように応戦してるが、ロープに詰まりガード一辺倒になるなど見栄えが悪い。
しかしリング中央でパンチの交錯の際にナバレッテの右アッパー、右フックが決まりヴァカがダウン。
結構効いたとおもう。
ナバレッテ10-8
3R
ナバレッテがかなり強引にやけくそにパンチを乱打して攻める。
応戦するヴァカは苦しいが、ナバレッテの隙を伺い、打ち合いは望むところ
それでも止まらないナバレッテの強引な強襲にロープにつまり劣勢なところをレフリーがストップ。
3回TKOでナバレッテ
結果は順当、ナバレッテのパフォーマンスも予想通り・・・
パワー、強引さが違った。
しかしナバレッテがハイレベルでテクニカルな極上の王者かというと微妙で、無尽蔵の体力を持つケンカ屋という感じだ。
大味、雑、荒っぽい。これがナバレッテの強みだが、すごいカウンターを食えば終わりだろう。
リコンドーの方が強いのではないか。
いかにもプロ向きなメキシカンスタイル。
ナバレッテの底は知れないが、変則のケンカ屋だ。
辰吉に対するラバナレスのようにこういう相手は鬼門だが、ナバレッテがエリート王者かと言われるとわからん・・・
ジェシー・マグダレノVSラファエル・リベラ
マグダレノは熟練のサウスポーだがフェザー級はフィットするのか、リベラはスキルが世界王者の域ではないが、若さとフィジカルでサンタクルスやジョジョ・ディアスらトップクラスに判定負け。馬力、体力はある。きれいに戦おうとしているマグダレノだが。おもった通りリベラのフィジカル、体力に苦労している。リベラのラフな攻撃、後頭部打ちに嫌気を示し悪い流れ。
後半、マグダレノが開き直って攻勢を強めるとリベラを効かせ、山場を作るも基本的にはリベラが攻め、マグダレノが捌くという展開。バッティングでマグダレノの傷が深く負傷判定。
88-82
89-81
89-91
マグダレノ
減点などもあり差がついたが馬力で試合を制していたのはリベラにみえた。
マグダレノは精彩を欠いたまま・・・フェザー級は厳しい。
アーノルド・バルボサVSリッキー・シスモンド
バルボサはもうすぐ世界戦な全勝のプロスペクト。前戦でマイク・アルバラードを豪快に倒した。リッキー・シスモンドは日本でやってた強豪で最近は本場アメリカで高級カマセ、ゲートキーパーになっている。マキシム・ダダシェフからダウンを奪うも逆転負け。いい打ち合いをしてるんだけど体格差が顕著。ガンガンフック主体のコンビネーションを打っていくシスモンドだが、体格差、距離の壁があり、大きなバルボサが全部ブロックして打ち返すパンチの方が効果的。3回、バルボサがギアを上げて攻めるとシスモンドは上手く耐えるが遂に左ジャブに押されてダウン。階級が違う感じ。4回、激闘も打たれ続けるシスモンドにレフリーがストップのタイミングを探している。4回終了時にレフリーストップか棄権。シスモンドが実力者だけに毎試合強豪相手に激闘続きで身体が心配だ。バルボサはまだ本気を出していない。テストしながらの楽勝だった。普通のボクシングだが大きく軸がしっかりして全くブレず、ホセ・ラミレス的な強さ、それほど強打者ではないが強靭さがある。ひょっとしたら王者になるかもしれない。
ジャニベック・アリムハヌリVSスチュアート・マクレラン
GGGの後継者世界選手権金メダルのジャニベック。スタイルは左ボクサー。デメトリアス・アンドラーデよりはトリッキーさなくファイトする左の技巧派という印象のジャニベック。相手も27勝3敗と堅実に強いが差は歴然としている。2回にジャブから左アッパーで豪快に倒す。ここれ決めきれないのがこれまでのジャニベックだが・・・やっぱり仕留めることはなく試合が長引く。技術は一流で世界戦でも判定で勝ち負けになるレベルだとおもうが、ジムファイターのように無駄な動きや反応が多い。一方的なのに仕留めきれない。5回、同じパンチでダウン追加。追撃でレフリーストップ。ジャニベックは成長してるしパワーもあるから有望だが、アマチュアのクセはなかなか抜けない。
クリス・バン・ヘイデンVSアスランベク・コザエフ
昔スペンスにボコボコにされた南アのヘイデンだが、今思うとスペンスにはよくやった方だった。その後アメリカで大手と契約し全勝、コザエフは33勝8KO2敗という強豪だが、(負けはタラス・シュレツチュクとレイ・ロビンソンだけ)やはりヘイデンの巧さが光る。しかし小さな身体で突進してくるコザエフのバッティングでヘイデンの両瞼は血まみれ。コザエフも血まみれ。
3-0でヘイデン。
エルビス・ロドリゲスVSヘスス・ゴンザレス
ロドリゲスはドミニカのスーパーライト級、フレディ・ローチが教えているプロスペクト。まだ2勝1KO。ゴンザレスも6勝2敗と悪くない戦績だが初回あっけなく2度のダウンでロドリゲス。また才能のあるスーパーライト級。