
ホセ・ラミレスVSジョシュ・テイラーは4団体統一戦という崇高なベストマッチであると同時に、階級最強を問う試合ではない。
https://www.youtube.com/watch?v=SjoxNv9Zeq8
もしジョシュ・テイラーが9月26日に指名挑戦者に勝てば、無敗のIBF/WBA王者はスーパーライト級の完全な覇権をかけて、次の試合でWBC/WBO王者のホセ・ラミレスと戦うことになるだろう。
プロモーターのドミトリー・サリタは、タイトルはともかく、彼はボクシング界で最高のスーパーライト級を抱えていると自負している。ショージャホン・エルガシェフにそれを証明してほしいと願っている。
28歳のエルガシェフは、王者や元王者にとってリスクが高く、報酬が低いと見られているから対戦が実現しない。
サリタ
「エルガシェフはジョシュ・テイラーやホセ・ラミレスに勝てるパワーとスキルを持っている。エルガシェフのパワーは致命的だ。どちらとの試合も非常にエキサイティングなものになるだろう。」
彼らはショージャホンのような男と戦ったことがない。今、スーパーライト級のエリートに 大きな関心が寄せられている。
サリタ
「エルガシェフは体格的にも大きいから、スーパーライト級を制してウェルター級でも戦える 体格も力もパワーもある。エルガシェフは スーパースターになる可能性がある パンデミックが緩和されてビッグファイトが行われるようになった今、彼をリングに上げてベストな選手と対戦させて最高レベルの試合を見せたい。」エルガシェフ(18-0, 16 KOs)は1月17日にメキシコのエイドリアン・エストレージャ(29-5, 24 KOs)を1回でノックアウトしたのが最後の試合だ。
ジョシュ・テイラー (16-0、12 KOs) は、タイのアピヌン・コンソーン(16-0、13 KOs) に対してIBFスーパーライト級タイトルの義務的な防衛を行うためにトレーニングしている。戦いは、ロンドンのBTスポーツのスタジオから9月26日にESPN+でストリーミングされる。
もしテイラーが勝てば、プロモーターのボブ・アラムは、2020年末までにスコットランドのサウスポー対ラミレスの試合をしたいと考えている。
サリタ
「スーパーライト級で無敗のトップ3人はテイラー、ラミレス、エルガシェフだ。エルガシェフはエキサイティングなハイライトリールノックアウトを記録している。彼は過去18ヶ月間、クロンクジムでジャバン'シュガーヒル'スチュワードのトレーニングを受けてきた。試合を重ねるごとにIQが上がっているし ファンにとっても魅力的なスタイルだ。」
レジス・プログレイスVSショージャホン・エルガシェフなんて話もあったが、あっけなく流れた。こういう話はたいてい流れる。プログレイスはモーリス・フッカーとの試合もわずかな体重条件で流し、アレレ、誰とでもやる男ではなかったの?という状態だ。
「スーパーライト級で無敗のトップ3人はテイラー、ラミレス、エルガシェフだ。」
この言葉には同意できない。
スーパーライト級には未知なる怪物がたくさんいる。
最近復帰したミドル級のセルジオ・マルチネスは村田を意識し、WBA6位にランクインされた。過去のビッグネーム、換金しやすい名前を贔屓するのはそこそこに、そろそろ、無名の強豪にも然るべきチャンスを与えてやって欲しい。
無名の強豪とはつまり、ロシア、中央アジア、キューバなど、アマチュアでプロの王者以上のレベルに君臨してきた男たちのことだ。
彼らを解き放てば、3戦目で戴冠するようなデビッド・モレルのような男だっている。
ジョシュ・テイラーもホセ・ラミレスも、ロンドン五輪代表のエリートだ。
しかし彼らより
シャフラム・ギヤソフやダニヤル・イエレウシノフの方が上のレベルでメダルを競ってきた。ショージャホン・エルガシェフの方が強いとは言い切れない。しかし、挑戦するに十分なインパクトは残してきている。当初から、WBSSに参加してもなんらおかしくなかった。
ホセ・ラミレスVSジョシュ・テイラーは4団体統一戦という崇高なベストマッチであると同時に、階級最強を問う試合ではない。それはジュリアス・インドンゴに勝って4団体を統一したテレンス・クロフォードにもあてはまることだ。
ロシア、中央アジア、キューバ・・・
そろそろ本当の世界をみせてくれ。