ホセ・ラミレスVSビクトル・ポストル
https://www.youtube.com/watch?v=WJqvyFC0gKQ
やはりポストルは実力者で、最後までラミレスの爆発を抑えましたが、勝つまでには至らない。スピード、爆発力がない、ペースを引き寄せられない。それがベテランの限界のような試合でした。山場を作ったという点ではジョシュ・テイラーの方がポストルに対して印象的な勝ち方をしましたが、ピンチもないという点ではラミレスの方が確実でした。ポストルを応援していましたが、2-0という現地の採点よりはラミレス寄りにみえましたが、ジャブやヒットだけならポストルも互角以上でした。
ラミレスは不器用です。常に前に出てロープに詰めるシーンを作るから勝てただけのようにもみえます。ポストルは終始下がるから印象が悪かっただけ。
この試合を経て、
ホセ・ラミレスVSジョシュ・テイラー
は個人的には戦術が多彩なテイラーを支持します。
その前にアピヌン・コンソーンというミステリアスなタイ人を片付けねばなりませんが。スーパーライト級は強いのがゴロゴロいますが、王者は素晴らしく真っ当にきちんと防衛戦をしている、統一に至る道も健全で良いですね。
レイモンド・ムラタヤVSセザール・バレンズエラ
https://www.youtube.com/watch?v=6TPV0E7F8zE
[st-card id=100403 ] [st-card id=102339 ]こちらで紹介したムラタラ、現地の発音はムラタヤに聞こえるのでそうしました。一体、どんなにすごいアマチュアだったのか、詳細はわかりませんが、たしかにライアン・ガルシアに勝っている。しかも3回全部勝っているようなのですが、プロでの扱いは随分低いです。それでもトップランクと契約し着実にキャリアを積んでいます。
みると、かなりクールなかっこいいファイトをします。やっぱり只者ではありません。初回からタイミングいい右でダウンを奪い圧倒しますが、2回にラビットパンチでダウンを喫してしまいました。側頭部にゴツンと当たったアンラッキーなものにみえますが。そこからはムラタヤがバレンズエラを削り、ダメージを与え続け。7ラウンドにレフリーが試合を止めています。
これで10勝8KOとしたムラタヤ、アメリカのトップ4(タンク、ヘイニー、ガルシア、ロペス)にひけをとらぬ実力者にみえますが、知名度が低いのには何らかの理由があるのかもしれません。
素晴らしいパンチでダウン奪うも相手は元気に立ってくるので、パワーがすさまじいというほどでもないのかもしれません。
ガブリエル・ムラタヤVSジャスティス・ブランド
https://www.youtube.com/watch?v=2YJ8CK2Wkxs
2勝無敗というブランド、なかなかいい選手で開始早々ムラタヤの右側頭部にヒットしダウンを奪う。しかしダウン宣告されず。逆にブランドからラビット・パンチで減点。これは気の毒だ。その後はアクション満載の打ち合いでややムラタヤが上回り、ユナニマス勝利。しかし初回のアレがなければ逆もあったのではという接戦でした。ジャスティス・ブランドが強かったという印象ですが。
兄弟共に、ラビットパンチでダウンというアクシデントはありましたが勝利しています。やはり地味なプロスタートにはそれなりの理由があるのかもしれませんが、今後も追いかけていきたいいい選手です。
アーノルド・バルボザJrVSトニー・ルイス
https://www.youtube.com/watch?v=Wtb8AgmRjAk
トニー・ルイス(23-3 10KO)がなかなかの強豪で最後まで食い下がりましたが、判定でバルボサJrの完勝。24連勝とした。次はアレックス・サウセド戦をアピールしています。
アーノルド・バルボザJrはスタイルはいたって平凡でスピードもないが、なんというか体幹がしっかりしており、ブレない、重厚感があります。強敵連破で世界戦も近いとおもうが、この華やかさのない平凡なスタイルでスーパーライト級を制するとはおもえないのだが、マイク・アルバラードもリッキー・シスムンドも吹き飛んでしまうのだ。
エルビス・ロドリゲスVSコーディ・ウィルソン
こちら、フレディ・ローチの秘蔵っ子、ドミニカのロドリゲスは今回も鮮烈で圧倒的なノックアウト勝利。ドミニカはいつもすごい才能を輩出しますが、伸びる選手は少ない。スーパーライト級、ウェルター級で驚異の存在ですが、どこまで順調にいけるか。この男にアマチュアで何度やっても勝ってきたアンディ・クルスというキューバ人をプロで観たいが、アマでも五輪金の最右翼だから来ないだろうな。
五輪金のフェリックス・ディアスがだめでもロドリゲスがいる。ドミニカは才能だけは宝庫です。バルボザJrとは逆に華やかさの塊です。