
井上尚弥の近い将来のターゲットなので軽くチェック
ニュースでは荒れた展開ながらもボールが圧倒したというニュアンスで書かれていましたが、ドヘニーに勝ち目もあるような拮抗した内容に見えました。
ドヘニーというのは本来、かなりテクニカルなサウスポーで、それでいてパンチが強いという強みをもったボクサーなのだが、下がる、見すぎる、スタミナがない、ボディが弱いなど、弱みもあって、それが相性的に出てしまったかな。
ニック・ボールのようなタフファイターは効かせきる、倒しきる、捌ききる、などしないとラフでタフで執拗なのだ。
それに対し、TJドヘニーはいつものように戦って予想通りに敗れた。(棄権)
ドヘニーのようなベテランファイターはこういう結末が多い。棄権とか後半消耗とか・・・
それではニック・ボールのような今が旬でタフ自慢のスタイルには相性が悪すぎる。
どこかで見せ場を作らねば後半体力負けするのは予想の範疇。
細かくチェックしたわけではないので何ともいえないが、ニック・ボールのスタイルは井上尚弥にとってあまり脅威ではなく、一方的に支配できるタイプであるとおもわれる。超肉弾戦の接近戦野郎かとおもえばそうではなく、ドヘニーの中間距離で結構苦労していたし、入った瞬間にガチャガチャやるだけで中間距離では無策だ。
パンチのヒット率も悪く、被弾は多い。
スピード、パンチ力、総合力、井上が劣る部分は何もなさそうだ。
ただ一点
こんなスタイルでレイ・バルガスに引き分け(ダウンを奪ったので勝ちでもいい)レイモンド・フォードに勝利(ギリギリ)した事実をふまえると
相当頑丈でタフでしつこい
とはいえそうだ。
効いたり、ダウンしたことはあるのかな?