バンタム級サバイバルその①/ 11/23 ルイス・ネリーVSエマニュエル・ロドリゲス

やっぱり、どこに行っても「井上尚弥すごかったですね」と言われる機会が増えた。
それに対して私は苦笑いしか出来ない・・・

「前から元々すごいんだよ、あんなもんじゃないんだよ」

と心で語り、口にはしない。

https://www.youtube.com/watch?v=wyaZtHhaXuI

元WBCバンタム級世界王者のルイス・ネリーは11月23日にラスベガスで元IBFバンタム級王者、エマニュエル・ロドリゲスを早いラウンドでノックアウトすると予告し、2020年にWBCの緑のベルトとビッグマネーを獲得することを妨げるものは何もないと述べた。そして日本の井上尚弥とのメガマッチを実現するつもりだ。

ネリー
「マニー(ロドリゲス)は優れたファイターだが少し遅い。自分がプレッシャーをかけて3回か4回には問題なく倒す。私がマニーを捕まえた瞬間試合は終わる。」

ネリーはロドリゲスに勝ち、WBC王者、ノルディン・ウバーリに勝ってWBC王者になってから井上尚弥と対戦したいと考えている。

ネリー
「この試合に勝ちタイトルを取り戻す。マニーはウバーリより難しい相手だとおもうけど、コンプリートなファイターじゃない。」

ネリーはカリフォルニア州ハリウッドのワイルドカードジムで殿堂入りトレーナーのフレディ・ローチのもとでトレーニングを積み新しいことを学んでいる。

ネリー
「ハードなスパーリングを重ねています。規律正しく自分を正していかねばなりません。簡単なことではないが最終的には私はそれが好きなのです。ジムが好きだし実戦練習が何より一番です。」

どなたかのコメントで

間接的に階級トップクラスとは大差があることを露呈してしまったロドリゲスがめちゃくちゃ可哀想ですけど、ネリ戦で暴れて名誉挽回といきましょう。

とあったが、井上に早い回で敗れたからドネアより弱いという事にはならない。あの準決勝が事実上の決勝であったという私の考えは確かにちょっと揺らいじゃうドネアの強さであったけど・・・

エマニュエル・ロドリゲスがユニークなのは、テクニシャンタイプのようでいて決して下がって守備を固めるディフェンシブなスタイルではないことだ。ほとんど自分から前に出ながら相手に打たせて外して自分だけ当てる積極的なカウンタースタイル。

なので、ネリーとの試合も井上戦のようなバチバチの打ち合いになるだろう。早期決着や見どころが必ず訪れるだろう。

打ち合いはパワー、耐久力が上のネリーに分がありそうだが、ロドリゲスはいかに打って打たれぬか、抜群のタイミングのカウンター、その精度が鍵となる。

ボクシングに筋書きがあるなら、悪役として必要不可欠なネリーが残忍なノックアウトで勝ち上がることになる。WBCもネリーをサポートしている。しかしひとたびリングに入れば、そこには神も筋書きもないと信じて、あくまで健全、潔白なエマニュエル・ロドリゲスの勝利を信じて見届けたい。

ここでロドリゲスが完敗するようだと、ジェイソン・モロニーもショックデカいだろう・・・

けど、やっぱり、異様なネリーのパワーが呑み込むんだろうか・・・
メキシコとプエルトリコの戦いは長い歴史と物語、特別な想いが両国にある。

今月は本当の井上尚弥ファンには終われない、続きが待っている。

おまけ

ウバーリ
「井上拓真の地元で勝ったのは気分がいい。しかしあの試合でベストの私をみたと勘違いしないで欲しい。日本に来たばかりで時差や気候に慣れていなかった、バッドコンディションだったんだ。」

ドネアとも一緒に練習していたウバーリの揺るぎなき自信も侮れない。

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コメント一覧
  1. 井上戦夢見て浮き足立ってネリもテテもリゴンドーも総崩れになったらそれはそれで面白いかもw

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  2. 技術ならロドリゲスが上だろう
    問題はロドリゲスのパンチがネリにどこまで通用するか
    多少被弾してもゴリ押しで〜と思われてしまったらだめ

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  3. コンタクトスポーツはパワー&スピードが大前提と考えてますので、ロドリゲスのスピードはネリにとっては少し遅いと思います。いずれ捕まると思う。

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  4. 正直ロドリゲスがネリに勝つ絵が想像できないです。が、ロドリゲスに勝ってほしいです。

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  5. 村田さんの試合を見て痛感したのは強いプレッシャーがあれば
    相手の普段できる技術を無力化してしまうということ。
    パヤノさんがあんな負け方するとは思わなかった。
    ネリさんは地味ツヨ。

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  6.  ある意味で井上vsドネアより楽しみだった試合。
    井上を除けばロドリゲスがバンタム級で1番だと思っているのでここはネリをクリアして欲しい。
    心配なのは井上にあの倒され方してからの再起戦だという事。せめて適当な相手とでも1戦はさんで欲しかった。

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  7. 井上がロドリゲスのことをヤバいと感じたことは事実。あまりに素早い強烈パンチが入ったことで勝利しましたが、彼は弱くはありません。ネリの弱点は打たれ弱いこと。あのスピードならブロックされるか、かわされてロドリゲスにカウンターを打たれ負けると信じています。

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  8. ロドリゲスは井上戦では作戦を間違えてしまったのではないかと思っています。ただしドネア戦を見る限り長期戦に持ち込めてもやっぱりボディを効かされていたようにも思えます。
    ネリは大振りで決して速いとも思えませんが、体幹が強く軸がぶれずに大振りの連打が出来ます。その連打が出る前にボディを削っていく必要があると思います。ロドリゲスならボディを削っていく事が可能なのではないかと思っていますが、、、。

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  9. ウバーリの言うようにやはり極東の地まで赴いて闘ってくれるチャンピオンには誰にせよ敬意を払わなくてはいけませんね。
    バンタムは頭一つ抜けている井上の調子次第で負けた選手の評価が分かれる状態はかわいそうですよね。
    ネリは今までも対して強くない相手に連勝しているだけで、今回もおそらく早い回に倒すのでしょうがネリよりもエストやシーサケの方がボクサーとして強者だと信じて止みません。

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    • スーパーフライ級はロマゴンに勝ったりいい勝負した選手が過大評価されてるかと、全盛期のフライ級のロマゴンはパウンドフォーパウンドかもしれないけどスーパーフライ級のロマゴンはその階級ではトップクラスってだけだと思う。

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  10. どっかの記事でロドリゲスのコーチが井上戦で学んだ事として、強打者との打ち合いは間違いと言っていたので、今回は打ち合わないと思います。が、これだと12Rもネリを相手にすることになるので、多分、いつか捕まる。ロドリゲスにはバックステップがないようなので、多分、アローヨ戦のような形になるかも。

    ボクシング情報はこことboxingsphereに頼っているので、私にとっての最強コラボが実現!

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  11. 結果はすご~く気になりますが見たいような見たくないような…
    それはおそらくロドリゲスに勝ってもらいたいが、そうなる確率のほうが低いと思っている自分もいるからだと思います。ロドリゲスや井上がネリにスカッと勝ってくれれば溜飲が下がるんですが、絶対そうなるとも言えなくて。おっしゃるようにパワー差が鍵かなと。ネリの手数が出てきたときにロドリゲスの一発ではさばききれず巻き込まれそうな気がしてます。

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