無観客試合で静かに再開したボクシング。
選手以外は皆マスクをつけている。
異様な光景だけども感慨深い。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | R | |
グリア | 8 | 9 | 9 | 9 | 9 | 8 | 10 | 10 | 10 | 10 | 92 |
プラニア | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 9 | 9 | 9 | 9 | 96 |
オッズは4-1でグリア。
個人的には、ファン・カルロス・パヤノからダウンを奪うも経験値で跳ね返された(97-92、97-92、96-93)プラニアの2度目のステップアップへのチャレンジに期待したい。この試合に備えてレイマート・ガバリョらとスパーリングを重ねてきたという。
グリアは本当はカシメロと戦いたかったという。プラニアは仮想カシメロだ。
1R
サボテンのような髪型のグリアと普通なプラニア。
動いて攪乱するグリアにどっしり構えるプラニア
プラニアの方がパワー、圧力があり
左フックでグリアが吹っ飛ぶダウン。
プラニアの左フックのタイミングがいい。
プラニアがパワーで圧倒している。
プラニア10-8
https://twitter.com/i/status/1273090722086838272
2R
パヤノからも3ラウンドにダウンを奪ったプラニア。
ここからが勝負だ。グリアは肉体的にも精神的にも効いているが速さでごまかせる。
プラニアは正直。
グリアはややアゴがあがっている。
プラニアはやや狙いにいって手数が少なくなっているが
フィジカルでは圧倒している。
本場の採点はわからないが、プラニアが精神的に押している。
プラニア10-9
3R
拮抗してきたがパワーでプラニアが優勢。
グリアは的を絞らせないのが精いっぱいで有効なパンチはない。
プラニアはフィリピンの若手特有でやや愚直で単調。
ダメージは皆無だろう。捕らえられないがメンタルでは余裕がある。
パワーが違う。
プラニア10-9
4R
レイマート・ガバリョほどではないが
彼と同じく並の相手とはパワーが違うプラニアの試合内容。
互いに有効打がないので採点はわからないが
倒したいプラニアと打開策がみあたらないグリア。
グリアは守るので精一杯
プラニアはグリアを捕らえられない。
プラニア10-9
5R
ダウンの初回以外、共に有効打がないので
どう採点されているかはわからないが
プラニアのパワーの前に成す術のないグリアにポイントは与えられない。
プラニアも狙い過ぎて策がない。
もっと強引にいっても圧倒できるかもしれない。
プラニアの荒っぽい左フックや左ボディがややローブロー気味。
グリアは守って軽いジャブしか打てない。
プラニアが追いかける時間が増え、もっと来いとアピール。
パワー、フィジカルが違うので、グリアには起死回生のカウンターしかないだろう。
プラニア10-9
6R
大振りに攻めるプラニアと、捌くグリア。
グリアにとっては絶体絶命のチューンナップになった。
初回以外は打たれてないのでダメージは共にないが
打ち合いではグリアは分が悪い。完全にパワー負けしている。
プラニアは単調だがまたしてもいきなりの左フック炸裂でグリアダウン。
もう強引に決めにいって欲しい。
プラニア10-8
7R
もう逆転KOしかないグリア。
技術差はないがフィジカル、パワー差が顕著
少し玉砕気味にいくか。
会場の採点はおもったより競っているが、実質プラニアの圧勝の展開。
プラニアもいきなりの左フックしか当たらないがもっと圧倒していい時間だろう。
グリアが少し攻めを増やした。
全体的にはプラニアのパワーが圧倒しているが
最後にグリアの有効打があったので印象点で
グリア10-9
8R
余裕こいてるとグリアの逆転カウンターもあるぞなプラニアだが
まずは圧勝ペース。
勝負をかけた打ち合いに突入してきた。
こうなると両者のパンチが当たる。
プラニアの方がパワーがあるが、グリアの方が回転力があり
今まで当たらなかったパンチがプラニアをボコボコ捕らえる。
最初からこうしていればいいものを。
プラニアは少しスタミナ不安かボディが効いたか。
頭をつけた打ち合いでは打ち負けた。
グリア10-9
9R
強烈な左フックで2度もダウンしたグリアだが
玉砕気味の後半の方がいい。
打ち合いたかったプラニアはその打ち合いでボコボコ食って打ち負けている。
一発で倒したい欲が出ているのか。
逆転を狙ってグリアがガンガン来ているのにプラニアは
もてあまし、バックステップで逃げ切りモード。
見栄えが悪い。
グリア10-9
10R
グリアには逆転KOしかないだろう。
プラニアは逃げ切りか、倒す気概をみせるのか。
攻守が変わってプラニアの欠点も露呈した。
前に出るグリアに大振りの一発を合わせるだけのプラニア。
グリアはなんとかパンチをまとめたい。
攻めの姿勢でグリアだろうが、勝ちはプラニアだろう。
グリア10-9
本場としてはグリアに勝たせたいが
2度のダウンでどうにもならないだろう。
どこまでポイントが拮抗しているかだけだ。
94-94
96-92
97-91
プラニア
やっぱり競っていたなぁ。
公平ならプラニアの圧勝だ。
しかし後半はダメダメだった。
左フックは見事だったが、詰め切れず、もっと来いと誘っておいて、手負いのグリアが攻めてきたらタジタジというダメっぷりもみせた。プラニアは、レイマート・ガバリョやジョン・リエル・カシメロのような、フィジカルパワーの逞しいフィリピンらしい若手だったが、それ未満だ。
しかしアンダードッグからのアップセットでありおめでとうございます。
やはり懸念は当たった。
グリアは素直にジェイソン・モロニーにしておけばよかったものを。
バンタム級はどうやらアジアが主流、アメリカは消えた。
しかしこないだのガブリエル・ムラタラ方がグリアより遥かに強いとみる。