両者のスピード、反応にどのくらい差があるのか、ペッチはワンツーフック程度なので攻撃はシンプルだがそれだけで48連勝してきた。兄のように瞬間大爆発をするのか地味に勝ちに徹するのか。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | R | |
井上 | 10 | 10 | 10 | 10 | 9 | 10 | 9 | 9 | 10 | 10 | 10 | 9 | 116 |
ペッチ | 9 | 9 | 9 | 9 | 10 | 9 | 10 | 10 | 9 | 9 | 9 | 10 | 112 |
1R
勝ちに徹すると言うわりには初回から攻めていく拓真
その気持ちを感じる攻撃をみせるも、凌いだペッチが前に出ているのが怖い。
拓真10-9
2R
意外とダッキングが上手いペッチに空振りも目立つ拓真だが
右がクリーンヒットしペッチが効いた。
ペッチは恐らくバッティングで左目尻カット
拓真は鼻をカット
ペッチのプレスはなかなか強いがパンチの正確性、スピードは拓真
拓真10-9
3R
ここでも有効打は拓真だが、ペッチが体力で押しているのが気になる。
やはり48連勝は伊達ではなく根性はある。
拓真10-9
4R
ここも当てて当てさせないのは拓真だが
ペッチの方が馬力、パンチがあるようにみえる
拓真10-9
5R
正確性は拓真だが
ペッチの方に力感を感じる
ペッチ10-9
6R
ペッチは恐らく拓真のパワーに慣れてきた。
ダウンを予感させるようなパンチはペッチの方にある。
拓真は上手くは戦っているがパンチに迫力がなくなってきた。
拓真10-9
7R
足を使ってリズムを変えようとする拓真だが
ペッチのプレッシャーに下がっているのでパンチに力感がない。
足で翻弄している形で追い足が鈍いペッチには厳しい展開だが
やや逃げにもみえるので
ペッチ10-9
8R
香川氏の言うように足を止めた打ち合いよりも
フットワークを使った方が強いカウンターが当たる可能性はある。
機能はしてるが、ペッチの前進に苦労している印象も与える。
ペッチ10-9
9R
公開採点により拓真のリードが確認されたので
このままのボクシングで行くのだろうが
ノックアウトは生まれなさそうにもみえてきた。
しかし右をクリーンヒットしペッチ効いた。
ペッチとしてはポイントでも負けているのでもう後がない。
玉砕に来るか、心が折れるか
拓真10-9
10R
ペッチが右になり勝負をかけてきた。
もうノックアウトしかない。
ペッチの前進がより強くなったが
拓真の左ボディが当たりやすくなり、効かせた。
拓真10-9
11R
ポイントで勝っているのでLASTに温存か
拓真がいなして軽打をヒットしていくのみ
ペッチは倒したいが当たらない。
申し訳ないけど具志堅の解説は中身がない。
拓真10-9
12R
勝ちに徹するのか見せ場を作るのか
いいところを見せつつあった拓真だが
ペッチの右、右アッパーを食い効いた
勝利は手堅いが最後はペッチのラウンドとなった。
ペッチ10-9
117-111×3
拓真
結局スキル、スピードの違いで危なげなく勝利したが
兄とは何が違うのかな、序盤を過ぎるとパワーが目減りし
KOが期待できない感じにみえた。
ペッチの方がパワーがあった。
やはり、今までの拓真らしさが残ったが
前途は有望だ。
おめでとうございます。