今回は全階級はやらないとおもいます。全体を俯瞰してみると、どの階級もマンネリ、驚異のプロスペクト、あまりいないのです。中谷潤人級の戦績だと最上級です。
恐らく、コロナの影響でしょう。あの時期試合もなく、プロになっても将来の見通しがたたなかったので、いろいろと止まり、抜け落ちているのです。
さて、Sバンタムにいても相手がいない井上の次のターゲットとなる階級をみてみましょう。
ブランドン・フィゲロア
24勝18KO1敗1分 26歳
アメリカの人気者で井上戦の待望論もあるが、フルトンに僅差で負けており、打たせて耐えるタイプなので、ボコボコ被弾して危ない。タフネスはすさまじいが後遺症が怖い。
リー・ウッド
27勝16KO3敗 35歳
マクドネル戦対策で井上とスパーリングした仲で、井上がフェザーに来るなら是非やりたいと言っていた。井上も過去パワーがあった相手として名前をあげていた。
しかし安定王者の域ではないので、その時王者ではなさそうだ。
ロベイジー・ラミレス
13勝8KO1敗 29歳
いよいよ本格化したといって良いのだろうか、五輪2度金メダルのアマの大物。ボブ・アラムが相手候補として名前を出していた。最近安定してきたしその実績は侮れないが、フェザー級王者にしてはややパワーレスで小さい。
ルイス・アルベルト・ロペス
28勝16KO2敗 29歳
別の競技をしていた馬力スラッガーで型破りで力強い。楽しみな存在だが今は安定王者とはとてもいえない。パワーと変則でなんとかするタイプ。次のジョート・ゴンザレス戦を突破できるかどうか。
阿部麗也
25勝10KO3敗1分 30歳
ルイス・アルベルト・ロペスに挑戦権を持っている。分は悪いが勝負になるだろう。これがロベイジー・ラミレスだったらスタイル的に厳しいとおもうが。
マーク・マグサヨ
24勝16KO2敗 28歳
フィゲロア戦もバルガス戦もギリギリの内容で見捨てるにはまだ若く、早い。純粋な才能、センスはぴか一だ。しかし今の底はある程度見えている。
レイモンド・フォード
14勝7KO 24歳
今もっとも世界に近いプロスペクト。
サバイバルに勝ち続けている。
アマの実績も確か
アイザック・ドグボエ
24勝15KO3敗 28歳
負けも経験したが安定して屈強でタフで誰に対しても厳しい試合を強いる。ナバレッテ以外にははっきりと負けという内容ではない。パワーは十分だが、小さすぎる。
ジョート・ゴンザレス
26勝15KO3敗 29歳
負けた相手が大物であり、そろそろ戴冠してもおかしくはない。ルイス・アルベルト・ロペスとの試合が勝負
ジャフェスリー・ラミド
11勝4KO 23歳
パワータイプではないが、岩佐戦をみると相当なテクニシャンで王者級だ。
オタベク・ホルマトフ
11勝10KO 25歳
33戦全勝のトーマス・パトリック・ウォードを破りリー・ウッドへの挑戦権を得ているがウッドはジョシュ・ウォーリントン戦に向かう。たぶんホルマトフが獲るんんじゃないかな。
ルーベン ヴィラ
20勝7KO1敗 26歳
ナバレッテに僅差で敗れたが、シャクールにアマで何度も勝っているくらいボクシングは上手い。相性次第で王者になれる実力者
松本圭佑
8勝7KO 24歳
日本の若手では一歩リードか。堤とはどっちがより頑張ったか、プロの適正はどちらが上か、くらいの差でしかない。
堤駿斗
3勝 24歳
世界王者になるのが既定路線のような厳しいマッチメイクだが、厳しいだけにKO勝利が出来ない。
デューク・ラガン
8勝1KO 25歳
アメリカの厳しい予選を勝ち抜いて五輪出場を手にした男、銀メダル。しかしプロでは1KO
ジョナサン・ロペス
12勝8KO 20歳
まだ20歳のプロスペクト
ルイス・レイナルド・ヌニェス
19勝13KO 23歳
レベルの高い試合だな。ドミニカンだが出てくるだろう。今の王者に匹敵するようにみえる
エフゲニー・パブロフ
10勝8KO 23歳
トップアマの下地を感じる
ラファエル・エスピノーザ
21勝18KO 29歳
身長が185センチもあるフェザー級、ヘナロ・エルナンデスのようだ。
ケビン・バロン・クレスポ
12勝9KO 20歳
映像なし
ミルコ・クエロ
12勝11KO 22歳
白い方。パンチが切れる
マリエク・モンゴメリー
17勝16KO 27歳
アマでテオフィモ・ロペスら、かなり名の知れた選手と戦っている。戦績もよく上がってくるだろう。
オタベク・ホルマトフ
ルイス・レイナルド・ヌニェス
ラファエル・エスピノーザ
あたり面白いなとはおもいますが、これといった王者もプロスペクトもいない。スティーブン・フルトンが王者になるにはパワー不足な気がする。