ニュースを見ているとほぼ決まりそうな気配。
先日書いたマカオ絡み。
日本では海外の扉である帝拳ならでは。
日本のボクシングファンならほとんどが好意的に見ている試合だろう。
しかし、これ、クリス・ジョンが防衛していたらどうだったのだろう?手を挙げた?
新米王者にしてスーパー王者を下したベチェカにはニコラス・ウォルタースとの統一戦指令って言ってませんでした?
この王座にはドネアも標準を合わせているとかいう話も・・・
そこを恐らく割り込んだ形ですね。
ベチェカの次戦あれこれ決めるの速すぎですし。
試合としては純粋に興味深い。50%の確率で下田の王座奪取もあるかもしれません。
そのへんの展望は試合が決まり、近く迫ったら彼らの試合を見直して書いてみようとおもうが
なんとなく、ベチェカがKOで勝つような、勝って欲しいようなそんな気分になります。
無敗の長身南ア選手、そんな触れ込みで長谷川の相手としてお目見えしたベチェカ、たしかアマ実績もすごいとかで。
蓋を開けると、あまりにおとなしく、手を出さず、臆病な選手でした。何しにきた挑戦者だというほどに・・・
不気味な相手、出すパンチは鋭いベチェカの前に長谷川も慎重で眠たい展開でしたが、最終回に覚悟を決めて長谷川がギアを入れて攻めたてたらベチェカはそのスピードについていけませんでした。
「もっと早くから攻めていればよかった、相手を警戒しすぎた」
こう話した長谷川、ジャブで瞼は塞がってたとはいえ圧勝で、おもえばこの試合以降、長谷川は早期決着大好物の好戦的なスタイルに変わっていったとおもいます。
その後、時間をかけ、まさか無敗長期政権のジョンを倒すことになるとはおもえませんでしたが、素質はあったのでしょう。
長谷川が変わったようにベチェカもスタイルを変えてきた、というか反省したのかな。
とはいえ、長谷川戦後も中堅選手に惜敗、ジョン戦の前はジョンの弟分的存在のダウト・ヨウダンに最終回逆転KOと実力の底は知れているような感じもします。
難攻不落の王者の部類ではないだろう。ただしジョン戦を見る限り、パンチはなかなか強いです。技術もしっかりしています。
下田は能力はかなり高いけどスキルで圧倒する訳でもパワーがすさまじい訳でもなくかみ合えばナチュラルに強いという感じでやってみないとわからない天然系のボクシングです。
勝つならスピード差で判定勝ちかなというところですが、ベチェカの方がサバイバルを勝ち抜いてきた経験と幅が上だとおもいます。
この王座を狙う刺客はたくさんいます。正規王者のニコラス・ウォルタースはまだ査定不可能な部分があります。
パンチはかなり強いが超一流ではない印象。ドネアVSダルチニアンの方がよっぽどレベル高かったような・・・
ま、割り込んだなら割り込んだで正々堂々戦い、勝利の暁には獲物を狙う大物から逃げなければそれでよし。
下田に関してはそういう心配ないからね。
その他、マカオで魅力的な試合がいくつか決まったようですが、それは後日。
バスケス先生の試合もなかなか面白そうです。