ルイス・アルベルト・ロぺスVS阿部麗也/オタベク・ホルマトフ対レイモンド・フォード

ルイス・アルベルト・ロぺスVS阿部麗也/オタベク・ホルマトフ対レイモンド・フォード

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ホルマトフ
10
10
10
9
10
0
0
0
49
フォード
9
9
9
10
9
0
0
0
46

フォードを推すが自分の見る目がなく、ホルマトフが怪物的で勝ってほしい。
フォードはどっかで観たような王者顔、ホルマトフは昭和のイケメン。ブルースリー、コルマトフと呼ばれている。

遠距離での差し合いは背の高いホルマトフの方が若干いいか。しかしフォードも全く食ってない。
コンパクトなフォードに対しホルマトフは小さいのと大きいパンチを混ぜていく。
その大きなパンチがフォードの打ち終わりを捉える。ホルマトフの方がいい感じだ。

フォードが前に出てきたが、コンパクトで距離が近いのに対しホルマトフはリングを広く使って距離をとった大きなボクシングをしてくる。階級を上げたいフォードのようだが、ホルマトフの方が上の階級の選手のよう。

やっぱりすごいハイレベルでいい試合ですが、私はここで時間切れ。

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ロぺス
10
10
10
10
10
9
10
69
阿部
9
9
9
9
9
10
9
64

いきなりロペスのプレスで阿部が下がる展開になっているなぁ。危険だ。見すぎず手を出した方がいい。カウンターは当たる。ロペスの調子がいい。パワフルな左フックで阿部の右目が早くも塞がる。阿部のボディも入ったがロペスは自信満々。

阿部の右目がヤバい。ロペスのパワーが想定以上か。

阿部、見にくいだろうが上手く戦っている。しかしもう開き直って打ち合うしかないだろう。最後までは目がもたない。
フィジカル差が顕著なのか、今日のロペスは自信満々に攻めてくる。
阿部のパンチなど効かないといった感じだ。
阿部もよく戦っており、競ってきてはいるが、ドクターストップが怖い。判定では勝てない展開で、ロペスにダメージはない。空回りしだしたロペスがどう仕留めるかといった厳しい展開。ロペスも疲れてきたか、勢いは落ちてるが阿部のパンチではまったく効かない様子。

強打を当てて効かせたいなぁ。

6回は阿部のいいパンチが上回ったとおもうが、ロペスは余裕がある。

仕留めにきているロペスに阿部のパンチも当たるが
ロペスは全く効いた様子がなく、打って来いよとジェスチャー。
ロペス雑なんだが、ハメドのようなふてぶてしさ。

パワー、フィジカルが違いすぎる。

劣勢で目は完全に塞がったが試合になってるのでドクターは止めない。
しかしパワー差が顕著なので、阿部が連打にさらされればすぐ止めるだろう。

とおもったら止められた。
何が効いたというストップではなく、ここまでの圧倒的なパワー差と阿部の目の傷が危険なので止めた感じ。

冷静に自分のファイトをしようとおもったら、ロペスがパワー全開で序盤で狂わされ、目を塞がれ、全てが狂ったという結果。

しかしロペスが強かった。
あまりにもノーダメージ。

海外がはじめてだと、日本勢は自信が過信となるようで、絶好調、普段通りに戦うつもりでも、いきなり狂わされてしまい、修正不可能となることが多い。井上尚弥が言うように、相手を実際以上に強いと過大評価し想定しておかないとパニックとなる。

自分の方が上手い、日本で結果出してきたし、と本人も陣営もおもっちゃうんだろうが、相手は今まで経験したこともない化け物だとおもって臨んだ方がいい。序盤からのみこまれてしまった。

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以下、過去記事
マニア的にはオタベク・ホルマトフ対レイモンド・フォードが気になってしまうが、いい試合になるかどうかはわかりません。そしてやっぱり、アマエリートでもなく、地方のジムから、国内での敗北も経て、アウェーで世界挑戦する、サラリーマンボクサーの阿部麗也の快挙を願っております。

世界王者9人というすごい時代を迎えた日本勢ですが、ミニマムからSバンタムまで、井上尚弥が最重量という軽量級王国となっています。フェザー級も軽量級ですが、やはり階級が上がるほど重みも違ってきます。

オッズではルイス・アルベルト・ロぺスが有利ですが、彼は強みと弱みがはっきりしたファイターで、無冠のルーベン・ビラには技術負け、前戦のジョエト・ゴンザレス戦も物議を醸す内容でした。ジョシュ・ウォーリントンとも接戦でした。

少年時代はサッカーをやりながら喧嘩に明け暮れていた。母親に背中を押されボクシングジムに通い始め、8カ月だけアマチュアボクシングで戦い、6勝4敗の戦績。22歳でプロデビュー。

という経歴で、一部ではメキシコのハメドと言われているそうだ。

そのファイトスタイルはハメドを意識しているのか、距離があれば基本ノーガードで自由奔放に力まかせのパンチを放ってくる変則型、プレスをかけてフィジカルとパワーで相手をねじ伏せてしまうものだが、世界王者となり、技術的向上や魅せることを意識しているのか、ジョエト・ゴンザレス戦では華麗な動きをみせることにこだわり、獰猛さが薄れたようにもみえました。

今がボクサーとして一皮むけている時期なのかもしれませんが、彼の怖さはプレスとパワーです。

中谷がサンチャゴにやったように、遠距離であれば何も怖くない相手です。強引なプレス、踏み込み、規格外のパンチ、フィジカルが怖いだけの選手です。

かといって阿部に中谷のようなファイトが遂行できるかといえば、ロペスの荒々しさに巻き込まれることもあるだろう。

阿部が国内で負ける時はふがいない、凡庸な内容に見えましたが、最近はよく動き、上体を左右だけでなく上下に振り、ただのアウトボクシングではなく踏み込んでシャープでトリッキーな左をよく打ち込んでいます。この動きと左のキレがあれば、なんとかなるんじゃないかとも感じます。

いずれにしても、足と頭の動きを止めないこと、的を絞らせず、ロペスのパワーファイトに巻き込まれないことが勝利のカギだろう。

マイケル・コンランなどは足も技術もあるのに打ち合いを挑んで打ちのめされていた。あれは作戦か巻き込まれただけなのか・・・

いずれにしても、今まで経験したことのないプレッシャーとパワーに巻き込まれての惨敗もあれば、阿部のファイトが機能しての完勝もありえる、ロペスはある意味おいしい王者といえる

とおもっている。

以下、過去記事

まだ先の話とおもっていたこの試合も近づいてきました。これがある意味世界挑戦の王道です。アウェー、不利、ここを突破してこその世界王者です。

ロペス
「ロサンゼルスでキャンプをすることに決めたのは、家族の近くにいられるから。標高の高さも気に入っている。ここには走るのにいい場所がたくさんある。最高の気分だよ。

阿部麗也の脚を無力化する必要があるので、よく動く長身のサウスポーのパートナーと練習している。リングカットする必要があるので、彼のファイトスタイルに備えている。

彼はとても滑らかなファイターだ。あまり打ち合いを好まない。だから、序盤のラウンドで彼を捉えるのは難しいだろう。でも、僕には素晴らしいスパーリングパートナーがいる。彼らの一人が僕に残していった目元の黒い痣を見れば分かるだろう。僕たちはいい仕事をしていると思うし、この試合はノックアウトで勝てると思う。

長期的な目標は統一チャンピオンになること。次が誰であろうと対戦は大歓迎だ。正直なところ、早くタイトルを統一して偉大なチャンピオンとしての地位を確立し、130ポンドに上げたい。

ファンは、僕がリングですべてを捧げていることを知っている。僕は常に試合をする。いつもノックアウト勝ちを狙っている。ファンは僕が戦うためにここに来ていることを知っている。だから、本当の戦いになる。序盤は少し複雑な展開になるだろうけど、僕がリングに上がれば、いつも戦争になることは誰もが知っている。」

ルイス・アルベルト・ロぺスの本当の実力がわかりますな。マッチョですが身長は163センチくらいしかなく、Sフェザーに上げたいんだそうです。変則ですが、とにかくフィジカルがヤバいです。

もうひとつのメイン、

オタベク・ホルマトフ対レイモンド・フォード

両者ともにレベルの高いランカーです。カーメル・モートンというメイウェザーの秘蔵っ子は、フルトンはこの階級のトップレベルではない。フォードとかもっといい選手がたくさんいる。

と言ってました。
確かに映像見た限りはめちゃ速いです。

モートンは僕だって将来はわからない、7年後くらいは

と言ってましたが、

さすがに7年後はなしよ・・・

以下過去記事

ロベイシ・ラミレスが負けてしまい、本命がいないフェザー級、ラファエル・エスピノサは戦績もすごいし身長も高いが、だからといってこれがフェザーの砦かと言われると新米王者すぎて実績、知名度がないから面白くない。なんかすごい奴いないのかな。

井上尚弥との大金マッチを口にしていたロぺスだが、ルールは守らねばならないし、まだ証明すべきものはあるはずだ。スティーブ・フルトンに君は勝てるのか?

個人的にはルイス・アルベルト・ロぺスの評価は高くない。前戦のジョエト・ゴンザレス戦も負けとジャッジした。しかし調子にのったらこれからどんどん強くなりそうな男ではあります。

プロの叩き上げの雑草ファイターなのでセオリーにない変則スタイルで、なんといっても肉体の強靭さ、パワーが強み。ハメド的な巧さと変則を身に着けつつあるが、その域ではない。しかしエリート潰しのような土着の力強さが凄まじい。

対する阿部もトップアマチュアではないとおもうが、きれいなボクシングが特徴だが、黒人トップレベルほどの神がかったディフェンスではないので被弾する。国内レベルで勝ったり負けたりで、世界の頂点は少し心もとない。

阿部は25勝10KO3敗1分という戦績だが、KO率よりはパワーがある。パンチがキレるはずだ。センスと切れ味が武器の選手なので、この切れ味がもっと覚醒し世界王者レベルでも倒せるようになれば結果もついてくると考える。

前戦のキコ・マルチネス戦は大差の完勝ではあったが、ベテランのキコを倒せず反撃を食うシーンもあった。もうピークを過ぎた相手だったので有無を言わせぬノックアウト劇であればもっと説得力があった。

よって今はルイス・アルベルト・ロぺスの雑草のキャリア、突出したフィジカルが阿部を飲み込んでしまう、ロペスのKO勝利を予想するが、あと少し、阿部に決定力、あるいは完璧なるフットワークとディフェンスが備わり、ロペスを打って打たせないような戦術が遂行できれば十分勝機はあるとおもっている。

あと少しの進化で阿部は勝てる。
ルイス・アルベルト・ロぺスは恐らく先しかみていない。日本人を倒して井上尚弥との大金マッチを迎えたいとしかおもっていない。
パワフルだが欠点も多い王者、勝てない相手ではない。

そしてWBA指令のオタベク・ホルマトフ対レイモンド・フォード

どちらもかなりの実力派だが、より速く抜け目ないのはフォードだろう。ロシア、中央アジア系はアマでは格上でもプロでアメリカ黒人に負けることが多い。

先日のリアム・ポロVSモンタナ・ラブみたいな結果が残せるかホルマトフ
こっちの勝者が井上尚弥のライバルになっていくかもしれません。

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コメント一覧
  1. 敗因は多々あれど、阿部のパワーはなんともない、みたいなロペスでしたね。小さいけど顔も小さい。こういうスラッガーにはボディだろうな。

    あとは、坂本VSセラノ戦がよぎりました。坂本も強打者だから見ごたえはあったけど、序盤のひどいカットで止められた。序盤は身体が固いから切れやすい、腫れやすいんだよなぁ。あの右目で終わりました。

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  2. ロペスがプレスかけてガンガン前に出る展開というのはロペスペースですね。
    ああいうのは下がらせるくらいでないと自分の試合運びが出来ないです。
    ジョエトは頑張って前に出ていたのでロペスは苦しんだ。

    ロペス試合ごとに上手くなって、アームブロックとか厭らしいんで結構ディフェンスも固い。
    イケイケで攻めてる時だけガードがザル。

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  3. 阿部は試合前のインタビューで序盤は様子見でロペスの動きを見極めて判断すると言っていた。そこで食って弱気になってしまったね。ロペスは様子見などなかった。戦い方を決めていた。

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  4. 阿部は残念だった
    なんか最近井上とか中谷みたいなスペシャルな選手をみて勘違いしそうになったが
    本来なら日本と世界の差ってこのくらいあるんだよな
    フィジカルも技術も違いすぎて話にならなかった

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  5. 引くのはいいとして明らかに開始から下がらされていたね。もう勝てないよ。

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  6. 序盤様子見って大事かもしれないけど、井上やシャクールレベルの実力がないとボコボコにされてしまいますね。序盤無理して王者の気持ちを焦らせないと。岩佐も後半勝負型なところがあってアフマダリエフにやられてしまいました。もうちょっとやれる実力はあったとおもうけど、序盤王者に圧倒されるというのは挑戦者の戦術としてダメでしょう。

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  7. ロペスわかりにくいよ。ウォーリントンやジョエトに負けそうな試合してたくせにこんなに強いなんて。

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  8. なにか一つ秀でたものがないと世界チャンピオンになるのは無理。
    スピードも東洋レベルでは普通、パワーもない、抜群のタイミングがあるわけでもない。。
    挑戦できてラッキーだった。ロペスがあまりにも頑丈すぎたな。
    誰か言ってるけどメキシカンビーフモンスターが頭によぎってもおかしくないくらい。

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  9. 阿部はフルマークで負けてる。というか、フルマーク以上に負けてる印象。swivel jabになすすべ無し
    これがラストチャンスってのは理解するけど、止めるのがコーナーの務めだと思う。
    あ、レフが止めた

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  10. 今のところフルマークで負けてる。
    セコンド悪くないって言ってるけど、ここからどう巻き返すつもりなのか。
    そろそろ前にってどうやって?

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  11. 振り回してくるフックに真っ直ぐ下るからいつ顎にもらって終わるか。
    フィジカル違いすぎて勝負にならない。
    変なタイミングで振ってくるフックをいいように貰いまくり。
    セコンド何もアドバイスすら無いのかよ…。

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  12. とんでもない左カウンター入ったのにロペス微動だにせず…。
    右目はもう終わった。塞がったら終わりと注意されてる。

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  13. 奇跡のカウンター決まってくれれば…。
    ロペスもパワーがないのがわかってガードもいつも以上にザルで舐めてる。
    左フックが怖い。

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  14. パワーが二階級くらい違う、全く止まらない。
    スピードもそんなに差がない。

    たぶん日本人に良くある後半疲れたところに、と考えてるだろうけど
    そこまで持つ気がしない…。

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  15. 阿部も矢吹も日本では実績十分で、待たされ続けたとかやっとたどり着いた世界戦とか言われるけど、世界的にはキコやヌネス相手に世界前哨戦というのはちと違う、甘いんだよな。阿部を応援してるが相手レベルはロペスがはるかに上。

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  16. パワー差がどんだけあるかだな。阿部は連勝中だが全部判定だ。
    大竹VSドグボエみたいにならなければイケる。

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  17. ホルマトフもフェザーではゴツイけどレイモンド・フォードは少しでも早くSフェザーに上げたいそうです。減量がキツイんでしょう。フォードが勝つとこの王座もまたすぐ空き、井上のラスボスでもなくなっていくでしょう。

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  18. やたらマッチョで頭髪後退気味というのがドーピンガーの特徴かとおもいます。ベスプーチンとかカネロとか木村ミノルとか。関係ない話題ですみません。

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