勝手に妄想しときます。
このままだとこの試合か亀海のノンタイトルが今年一番の試合となりそう。
ロマン・ゴンザレス
39勝33KO無敗
2階級王者
八重樫東
20勝10KO3敗
2階級王者
王者は八重樫でも立場は挑戦みたいな巨大な相手。対戦してくれる王者が八重樫だっただけの話。
同じ2階級王者でも実績が違う。
フライ以下様々な王者がいてもずっと頭ひとつ抜けた存在がロマゴンだ。
ソーサ戦のように足を駆使しても打ち合っても活路がないような相手だしロマゴンの弱点を探すにしてもない。
強いていえば体調不良、コンディションに難アリな時に危うい判定試合がひとつあっただけ。再戦では圧倒している。
その他を挙げればエストラーダはよくやったがもはや八重樫以上に評価高いフライ級のトップ王者となった。当然か。
日本の高山、松本もよくやった。しかし判定まで戦い抜いたというだけでポイントは一方的だ。
新井田戦は序盤に想像以上のダメージを食らい、覚悟を決めて打ち合った末の完敗。
やはり覚悟を決めて打ち合うしかないだろう。ホリフィールドがタイソンにやったように。
迷いがあると序盤でボコボコにされてしまいかねない。
恐怖を楽しむくらい開き直るしかないだろう。
この相手に勝てば世界に名を馳せる。おいしい試合だと楽しむくらいでいい。
ボクサー人生の集大成ともいえるゴージャスな相手だ。
ロマゴンの特徴は攻撃が最大の防御といった感じで、スイスイと距離を詰めて軌道が大きくフォローの効いた強烈なパンチが流れるように放たれる。ジャブとか打たず、プレッシャーかけてボディ、アッパーが主武器。
とにかく下から攻めて上も狙うという感じで他の強者と違うところがある。
アッパーは日本人にない天を貫くものだが空振りすると流れ隙ができる。
ボディはモーションは大きいけど連打が効く。止まらない。
ロングレンジが上手いテクニシャン系と違う。
しかし体が小さくドネアのような体格の利は感じない。エストラーダ戦を見る限りではフライ級止まりがいいところでバンタムあたりでやっていくには壁がある感じだ。Sフライあたりの王者より強そうではあるが。
絶対に判定で逃げきれる相手ではない。判定負けを目指すならともかく。
八重樫は被弾上等の覚悟を決めてある程度打ち合うしかないとおもう。
急所に食わぬよう気をつけて、練習で激しく打ち合い、打たれ慣れしとく必要がありそうだ。
八重樫の方がパンチがコンパクトで回転力は高い。すさまじい重圧とパワーを感じるだろうがパンチが当たらぬ相手ではない。
スタミナも負けてないだろう。自信満々に威圧してくるロマゴンだが怯んではならない。怯んだら負け、それがロマゴンの最大の武器かもしれない。
お披露目でロマゴンが八重樫と接戦を演じたオスカル・ブランケットとやった時、2回であっさり勝ったが、両者のパンチが当たる距離で派手な打ち合いをしていた。ブランケットのパンチもいい角度で入っていた。
フライ級でもスタイルは修正していない。パワー勝負をしている。
ロマゴンが前傾姿勢でプレッシャーをかけ、ブランケットが下がらされて上体が浮いている。
だからパンチのもらい方、効き具合が違う。
打ち返されても余裕で倍返しをしていたロマゴンだが、彼は自信満々で危険領域に踏み込んでくる。
近い距離で八重樫のコンパクトなカウンターが炸裂すればロマゴンが倒れることもあるだろう。
得てして怪物と戦う時は下がらず押し返した方がいい結果、アップセットが起きている。
負ける相手は必ず怯えてロープに下がる。
ロマゴンより前傾姿勢でガードを固めたら、ブランケットのようにはならないだろう。
八重樫はガードが低いが高く修正する必要があるだろう。
ロマゴンの自信を打ち砕く、逆に畏怖させて打ち勝つくらいでないとこのモンスターには勝てないだろう。
逆にこの小さなモンスターが恐怖を感じた時は案外脆いところがあるかもしれない。
派手さ、スケールはロマゴンが上だが細かな機動力、俊敏性、勇気で八重樫が上回っていれば活路はある。
体格の利は八重樫にないが
テレンス・クロフォードがガンボアにやったように、怯まず下がらず自信を持って向かい撃てばいいとおもう。
ロマゴンはガンボアと違って下から攻めてくるけどカウンターのとれる相手だ。