楽しみな2人のビッグベイビーはやはり友人だったのだ。時は巡り、いつの日か夢見た野望は現実に近づきつつある。ヘビー級、ブルックリンの復権に向けて、この2人はどこまで活躍していくのだろう。今年こそ勝負の時といえそうなところまで来ました。
愛嬌があり謙虚なヘビー級プロスペクトのアダム・コウナッキと長年の友人でありスパーリングパートナーのジャレル・ミラー。いつか地元ニューヨークのブルックリンでヘビー級タイトルマッチを行う日が来るかもしれません。
先週土曜日にコウナッキはジェラルド・ワシントンを2回KOしてWBC王者のデオンティ・ワイルダーへの挑戦の夢を繋いだ。
コウナッキ
「僕がワイルダーに勝って、ミラーがジョシュアに勝ったら、世紀の統一戦をしよう。ミラーが3本のベルトを手に入れる。僕はWBC。僕らが戦うことでヘビー級は決着する。でもそれはクレイジーな話だね。」15年前にブルックリンのグリーソンジムで出会ったヘビー級の2人にとって、それはクレイジーな夢物語だ。ジムには当時、ザブ・ジュダー、ポール・マリナッジ、オレグ・マスカエフ、ビビアン・ハリスらがいて、いつか世界王者になる日を夢見てきました。
コウナッキ(29歳)とミラー(30歳)は長年の練習仲間であり1000ラウンドを超えるスパーリングをしてきた。今では互いを尊重し友人として競い合っています。2012年3月にウラジミール・クリチコがジャン・マルク・モルメクを4回KOした試合の練習パートナーに呼ばれた時に絆が生まれ、フランスのアルプスで共に練習してきた時期もあった。
コウナッキ
「僕たちはお互いに反応し向上しているんだ。僕の調子が悪い時、彼の調子が悪い時が伝播する。僕らはスパーリングをし、悪い部分を補強して調子を整えていく。互いにエネルギーを供給しあって、常に改善していくのです。僕らは今ランキング上位にいます。ブルックリンにヘビー級の威信を取り戻そうとしているのです。」ポーランド生まれのコウナッキはおそらく夏にはリングに戻ってくるでしょう。その頃までにジャレル・ミラーは統一王者のジョシュアに挑戦しているかもしれません。
コウナッキ
「ミラーが勝つ可能性は高いとおもう。ミラーは大きくてダイナミックです。太っているけど動きはいいし、手数も多く、パワフルで鉄のアゴを持っている。素晴らしい試合になるよ。大いにチャンスだ。」
https://www.youtube.com/watch?v=wQE8JesRYNU
わざわざ書くつもりはなかったが、愛すべきキャラであり、ミラーやコウナッキの最近の試合が無視できぬほどいいので残しておきました。
ジョシュアもワイルダーも絵になるヘビー級王者だが、やっぱりマイク・タイソンの幻影を超えることはなく、ヘビー級といえばマイク・タイソンであり、ニューヨーク、ブルックリンなのだ。
そんなブルックリンに再びヘビー級の威信を取り戻すべく奮闘し、台頭したのが2人の巨漢、ぽっちゃりベイビーになるとは誰も予想できなかった事だ。
いけるところまで突っ走って欲しい。
頂上まであと少し。
https://www.youtube.com/watch?v=KyOmFVpaFWA
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