そこに真実はあるのか/カネロ・アルバレスVSセルゲイ・コバレフ

現時点で一番説得力のある、元トレーナーのジョン・デビッド・ジャクソンの言葉がありましたので追記して紹介します。

ジョン・デビッド・ジャクソン(元コバレフのトレーナー)

カネロはボクシング界のドル箱だぜ、なんでコバレフを選んだのか、勝てるからさ。ポイントは接近戦だ。セルゲイは地獄のパンチャーだが、接近戦が出来ないんだ。距離が必要なんだ。カネロは距離を詰めてボディを打つ。アンドレ・ウォードがやったことさ。アンソニー・ヤーデは少ししかできなかった。7回と8回に接近戦をしかけたけどガスを使い果たしてしまったね。経験が浅かったんだ。

カネロは勝てない相手とはやらない。

他のライトヘビー級王者の事は決して口に出さない。
ライトヘビー級の4人の王者で一番弱いのがセルゲイだ。明確な弱点がある。
カネロに一番相性が悪いのはベテルビエフだ。接近戦の鬼パンチャーだ。

ただ、カネロは憶えておいた方がいい。セルゲイは地獄のパンチャーだ。
戦いの夜の彼が175ポンドであるわけではない。(もっとずっと重たい)

カネロは当日昼12時の計量にするんじゃないかな。
増量するだけのカネロに当日計量はメリットばかりだが、セルゲイには苦しいことだけだ。セルゲイの強みを殺すことになる。

ポイントはカネロ陣営が財布を握っているという事だ。ドル箱、主役なんだ。
ルールも時間も全部カネロの好きなように決められる。それが守れないなら他の男と試合をするまでさ。

明らかにカネロが有利な試合だとおもうが、だからといってセルゲイにチャンスがない、終わったと言ってるわけじゃない。パンチャーとしてのチャンスだけは残されている。

でもね、カネロ陣営はずっと研究、分析を重ねてこの試合を導き出したんだ。これに決めていたんだ。セルゲイのキャリアが終わりに近いこと、明確な弱点を見出しているんだよ。

最近交渉してWBSSバンタム級決勝の11月7日より早い11月2日に決まる。このスピード感が羨ましいが、コバレフにとっては2カ月の間隔を空けてキャリア最大の給料日となる。1000万ドル超えは確実、カネロ陣営に思惑ありの試合だとおもわれるが、決まったものは決まった。

海外記事がたくさんあるだろう。まだまだ続くだろうから、面白い記事をみかけたら紹介したい。まずは自分勝手な意見だけを書くと、本当にやるんだな、カネロは白黒問わず、どんなコンディションを作るのだろう。

個人的見どころは、どんなにサイボーグ化しても、カネロがノックアウトされるところが観たいだけなので、コバレフにそれを期待していいのか。これに耐えられる肉体であればもう人間にカネロは倒せないだろう。(ディフェンスで一発も食わないのかもしれないが)

コバレフはカネロに勝ったら今のままトップランクと契約が続くが、負けたらDAZNに移籍し2試合契約を結ぶという。ギャラのよさそうなDAZNに傾くかもしれない。キャリア最高の給料日を終えてもまだ現役を続けるモチベーションがあるのだろうか。(今年はヤーデ戦、カネロ戦でカネロに次いで稼いだファイターになるだろう。)どちらに転んでもおかしくない勝負をしたといえるジェイコブスは何も言わなくなった。これからもDAZNでチャベスJrらと戦っていくのだろうか、伝説にはなれなかった。

多くのレジェンドを俯瞰してきていえるのは、こういうビッグマッチが集大成であり実質最後のキャリアとなる現実も多い。(その後も数試合するも、輝きはなく引退というパターン)

8月24日に戦った、アンソニー・ヤーデ戦は8回に倒されそうなほどの激闘だったが、36歳のコバレフにとって2カ月の休養と準備は短い。

それら全て考慮しても

亀海喜寛がコバレフやベテルビエフやヤーデと戦うような階級差、体格差があるわけで、個人的には色物をみるような目で観戦することしかできない。サイボーグがコバレフの強打にさえ不死身で、ロッキー・フィールデングを倒したボディで倒してしまうのか、12回判定勝利を掴むのか。

そこに残酷なリアルが含まれるか否か

[st-card-ex url="https://boxvideo.sports-web.net/boxing-channel/11488" target="_blank" rel="nofollow" label="" name="" bgcolor="" color="" readmore="続きを見る"]

10月18日には

アーサー・ベテルビエフVSオレクサンドル・グヴォジクの統一戦もある。

ライトヘビー級が動く。

ベテルビエフでもグヴォジクでもビボルでもなくコバレフ

これがこの試合のポイントだといえそうだ。

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コメント一覧
  1. 計量、体重制限とかがひとつのカギかもしれませんね。キャッチウェイトでないにしても。

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  2. 階級屈指の殺人パンチャーのコバレフ、そしてこの男は老獪なテクニシャンにしてジャブでライトヘビー級をノックアウトする男です。普通ならありえない、カネロの身体が心配になる危険なファイトだとおもっています。

    が、ゴロフキンのパンチに耐えられるカネロにはコバレフのパンチも似たようなものなのかもしれません。

    https://box-p4p.com/17legend/81569

    アベル・サンチェスさんが言ってました。

    「セルゲイ・コバレフのパンチはジョージ・フォアマンのようなタイプでした。ひたすら重い、でもそれは言い換えればシャープな(鋭い)パンチではないのです。極端に重いパンチです。ゴロフキンのパンチは鋭い(シャープな)もので質が違います。ゴロフキンとコバレフがスパーリングしたらヘビー級です。」

    なんでカネロが耐えられるのかがわかりませんが。

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    • カネロは体をタテ方向に測ったら短いというだけで、小さくはないですよ。
      超骨太体形ですから。

      ググったら、非公開だけどスーパーウェルター時代にすでに当日体重172-174lb (78-79kg)あり、そこから目に見えてゴツくなるとともに一切情報を漏らさなくなりました。
      今は180lb(82㎏)越えではないでしょうか。
      そうすると175lbで計量後に181lbまでしか戻らないコバレフと変わりません。
      こんな相手に小さなコットはよくまあ互角に戦ったものです

      反面、スーパーミドルでも減量苦だったチャベスJrを契約でさらに減量させたり、体重戻し幅がカネロよりさらに大きいジェイコブズには当日体重リミット契約にして、1lbオーバーごと罰金数千万円課すなど、デラホーヤは金の成る木を守るため相手を弱らせるほうも抜かりはありません。

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      • 追記
        英語でググったらソースもでてきます。Anguloのチームが要求したっぽいですね。午後3時で166lb、試合時に174lbだったそうです。もう5年前だから薬物肉体改造よりも以前の話です。

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  3. ボクシングもビジネスですし、ロバート・エクセル記者の「ボクシングには、風土病的で体系的な腐敗がある。」みたいに、この対戦がならなければ良いですが、ボクシングの政治なんて、勘弁してほしいものです。

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    • 管理人さんお疲れ様です
      いつも楽しく記事を読ませていただいております。

      個人的にビックリしたのが
      カネロは背もW級でもけして大きくない
      173cm(本当に173cmかわかりませんが)
      の身長で戦える状態のLH級の79kgの身体を作れるって事ですね
      ボクサーとしてはかなり
      凄い筋肉量なんだとだと思います

      試合はどうなりますかね…
      私はコバレフが懐に入るカネロを
      止められなければ
      ロッキーフィールディング戦みたいな感じになりそうだなぁなんて思っています。

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  4. そう簡単にいくかなあ

    カネロはチャベスJr.もジェイコブスもKO出来てないんですよ。
    チャベスJr.やジェイコブスが特別打たれ強い選手ならまだわかりますが、どちらもKO負けの経験があり、そうではありません。
    他はともかく、パンチ力に至ってはミドル級以降のカネロに特別なものは感じません。

    ボディが弱いっつってもその弱点を突いて仕留められたのはローブローしたウォードだけだし、カネロが勝つにしても判定なんじゃないですかね。
    ウォードvsコバレフ第1戦を見るに、4回までならカネロはダウンとられても判定で勝つんじゃないかな。

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  5. 野村データ野球や大リーグじゃないですが、ボクシングも歴史を振り返れば、どんなタイミングで選手が落日を迎えるのか、また、どんな性格、メンタルが選手を滅ぼすのか、あるいは成功するのかまである程度分析、データ化できている気がしますけどね。わかりやすく言えば、ガーボンタ・デービスやテオフィモ・ロペスみたいなヤンキーは才能があってもこのままでは自滅するだろうとか。

    そういう意味でセルゲイ・コバレフの現状は絶妙です。

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  6. ヤーデの猛攻であわや、というところを見せたのでカネロの攻撃力ならイケるんでは?と組んだんでしょうか。

    破壊力ハンパじゃないですもんね。

    上の方も書いていらっしゃいましたが、ローリングとかも物凄いので、いいパンチももらわずにカネロがKO勝ちする気がします。

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  7. あのコバレフの凶悪なジャブをかわして懐に入りボディが打てるのだろうか。コバレフはスタミナとボディに欠点がありそうですが、何よりパンチが強く、そしてかなりのテクニシャンです。政治でカネロ、実力でコバレフと考えます。

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  8. 全盛時のコバレフだったらカネロにとってはなんて無謀な挑戦なんだと思うけど、最近のコバレフは多くの弱点をさらしてしまった気がする。カネロの、テクニック、タフネス、スピード、相手を見切る頭の良さなど、とにかく強い。サイズは関係なしにカネロのKO勝ちだろうと思う。

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  9. コバレフが負けたらDAZNで2回戦えるっていう条項が気になり過ぎる‼(笑)

    コバレフが空気読まずに、カネロをKOするのを期待します。試合後インタビューで、「金より大事なものがある」とか言ってくれ‼

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  10. コバレフは弱点さらしてますからね。反則とられないローブローでカネロKO勝ちとみます(笑)

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  11. なるほど!!TTTさんのコメントの妙に説得力がある冗談には、感心と納得させられます。

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  12. コバレフにとって人生最大の給料日。
    試合成立のためにゴールデンボーイプロモーションの要求を飲んだとすれば、

    ・9:1〜8:2、みたいな取り分
    ・会場はゴールデンボーイのホーム、ラスベガス
    ・カネロ有利のキャッチウエイトないしリバウンド条項
    ・ゴールデンボーイの息のかかったスペシャルジャッジw
    ・スペシャルハンドラップw(stacking)
    ・スペシャルサプリメントwww

    があるんじゃないでしょうか。

    …冗談はさておき、カネロの上半身ディフェンスは芸術ですから、あれでコバレフの単調な強打をかわしてボディを撃つつもりなんでしょう。相性の問題でカネロ有利な気さえします。

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    • とにもかくにも日程でもうかなり譲歩してますよね。ヤーデ戦から2か月ですよ。

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  13. 体格的にはフィールディングやジェイコブスがコバレフに近いんですかね。カネロからすれば体格はあまり問題にならないみたいですね。
    ただミドル級・スーパーミドル級とライトヘビー級じゃ全くパンチの重みいますし、相手はセルゲイ・コバレフ。カネロが思い描くようにはいかないでしょう。

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    • 勇敢ならフィールディングやコバレフではない奴を選んで欲しい。ビボルとかカラム・スミスとか・・・

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  14. ライトヘビーを作ってまたミドルで普通に試合するとかおかしい。ロイ・ジョーンズみたくなるのが普通だ。

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  15. 穿った見方をすれば、一生困らない金を手に入れたジェイコブスもコバレフも誇りを売ったかもしれず、勝ち負けを予想するのは虚しいかもしれない。

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  16. カネロについて疑いは尽きないのですが、こういう「強敵から逃げない」姿勢だけはホメていいと思います。
    楽な相手はいくらでもいるのに、なんのかんのいって強豪とやってますからね。
    あと気になるのは、おなじみのキャッチウェイト強制とか、ギャラ交渉とか、謎のDAZN移籍とか、リング外で行われるであろう攻撃に、コバレフ陣営がどう対処するかですね。

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    • だってボクシング界最大のアイドルかつ稼ぎ頭ですよ。楽な相手は許されない中で厳選しまくってるわけです。さらに自分の価値が高まる相手を。

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  17. 鳥無き島の蝙蝠チャンピオンのカネロが、KO負け意外で負ける事は、無いんじゃないかとブラックな想像をしちゃいますね!!

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  18. 今回はキャッチウェイトもリバウンド条項も無しですかね。
    散々キャッチウェイトを組んできて、Sミドルでのフィールディングやミドルのジェイコブス戦でリバウンド条項つけたカネロがコバレフ相手に何の制約もなしで試合組むとは考えられないんですが。

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