
古豪健在、引退、復帰を経て、無敗のマーカス・ブラウンを右フックでなぎ倒し暫定WBA王座を獲得したパスカルに挑むはそのブラウンに負けたジャック。パスカルが一発屋なところがあるので勝敗の行方はわからない。
デービスVSガンボアのアンダーだが、さらにアンダーではホセ・ウズカテギの復帰戦もあります。フランスでは謎の王者、アーセン・ゴーラミリアンと謎のモルドヴァの挑戦者コンスタンチン・ベジェナルなる試合もあります。謎すぎますが、ベジェナルはトップアマ出身の無敗選手のようだが既に35歳である。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | R | |
パスカル | 10 | 10 | 9 | 10 | 10 | 9 | 10 | 9 | 9 | 9 | 9 | 8 | 112 |
ジャック | 9 | 9 | 10 | 8 | 9 | 10 | 9 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 114 |
今までの実績ではKOでパスカル、判定でジャックだろうか。
2-1でオッズではジャックと出ているそうだ。
1R
スロースタートでガードが堅いジャックに対し
パスカルが時折飛び込んでパンチを放っていくが
ジャックの右ストレートがクリーンヒット
それでも全体的な攻勢で
パスカル10-9
2R
距離の遠いジャックに打たせて引き寄せてからパンチを返す頭脳的なパスカル。
パスカルのパンチの方が力強い。
パスカル10-9
3R
ジャックが慎重、丁寧に戦いつつ少しエンジンを上げてきた。
パスカルもの方がパワー優位で上回っているが、ジャックの右がカウンターで当たった。
ジャック10-9
4R
ジャックの正確性が上回ってきて連打で畳みかける。
今日のジャックはいつにも増して丁寧で洗練されている。
打たれたパスカルは荒っぽく打ち返していく。
ジャック優勢の中、パスカル得意の右スイングが当たり、ジャックの足が揺れてダウン
メイウェザーが心配そうに見守っていいる。
.@jeanpascalchamp staggers @BadouJack and sends him to the canvas in the fourth! #PascalJack pic.twitter.com/4iutL8PiBe
— SHOWTIME Boxing (@ShowtimeBoxing) December 29, 2019
パスカル10-8
5R
コツコツとリードしているのはジャックだが
一発で逆転してしまうパスカル。
最後にパスカルがボディを連打してポイントをとったか
パスカル10-9
6R
ジャック、出来はいいが地味なので勝つにはダウンやKOが必要かもしれない。
判定では届かないかもしれない。
コツコツ正確性で上回った
ジャック10-9
7R
技術ではジャックだが、一発のパワーと見せ場でパスカルという流れ。
マーカス・ブラウン戦も同じだった。
ジャックはいつも勝ち味が遅い。リードしてきたが追いつくかわからない。
しかし後半ガムシャラに攻めた
パスカル10-9
8R
打ち合いの中でジャックの右がクリーンヒットしパスカル効いた。
ここで一気にいけないのがジャック。パスカルをかなり効かせたが反撃される。
ジャック10-9
次で決めるつもりでいかねば
9R
パスカルの方が効いている。しんどいとおもうがそれはブラウン戦でも同じだった。
ジャックは一発を狙っている感じでまだ慎重。
ダウンしたのだから倒し返さねば・・・
ジャック10-9
10R
現地ではここまで互角。
どっちの右が決まるかだ。
パスカルの方がガムシャラだがジャックの方が正確か
ジャック10-9
11R
ここを獲った方が有利だろう。
ジャックはまだ慎重。
パスカルは疲れて精一杯。
パスカルのワイルドなパンチはブロックされ
ジャックのジャブがコツコツパスカルの顔面を跳ね上げる。
ジャックの流れになってきたけども・・・
ジャック10-9
LAST
私の採点ではここを獲ったものの勝ちだが
流れは完全にジャックだ。
しかしダウン奪われてコツコツだけでは説得力に欠ける。
ジャックの右が入り、パスカル腰砕け、粘るもついにリングにダイブ。
ジャックはここで仕留めねば男ではない。
圧倒的にジャック優勢でパスカルは苦しい。
最後はパスカルも執念で打ち返し、この回だけ大激闘。
ジャック10-8
恐らくジャックの勝利だろう。
しかし彼は代名詞のように勝ち味が遅く
終盤の男だ。そういう運命なのだろう。
114-112 ジャック
114-112 パスカル
114-112 パスカル
SDでパスカルが支持された。ブーイングも起きる。
ジャックは勝ち味が遅いからこういう判定に泣くことが多い。
とったとおもったラウンドもパスカルのガムシャラに流れたのかもしれない。
ホセ・ウズカテギVSリオネル・トンプソン
ジミー・レノンJrがトンプソンの名前をデービスとおもいきり間違えた。士気下がるな。ウズカテギの方が背が高いが、トンプソンはLヘビー級から降りてきた選手だ。地味に強い。ウズカテギがリーチの長さで押していたが初回最後にトンプソンのワンツーがもろに入りウズカテギダウン。ウズカテギはよくダウンするな。
Lionell Thompson drops Jose Uzcategui with the first right hand he throws in RD1, surprising Uzcategui and making this fight very interesting, very quickly. #UzcateguiThompson #PBConShowtime pic.twitter.com/vJUUH9jNRG
— Premier Boxing Champions (@premierboxing) December 29, 2019
ウズカテギが前に出て積極的だが、返すトンプソンのジャブの方が効果的という展開の中、4回にトンプソンホールディングで減点。34歳だから運動量がやや少ない。
前には出てもリズムが遅くパンチが当たらないウズカテギに対し下がって守備的だが打ち返すパンチが効果的なトンプソンに採点は傾いている様子。ウズカテギはコンディションがイマイチだ。
最後まで煮え切らない試合は会場の採点ではトンプソンの小差勝利となる。
95-94
96-92
96-92
トンプソン
ウズカテギは精彩がなかった。
息子が泣いていた。