
決して内容がいいとはおもえないのですが、リナレスの希望する試合が決定しそうです。5月12日で前向きな交渉が行われています。
https://www.youtube.com/watch?v=MBgbWMBCspM
リナレスはライト級の中心人物です。ロマチェンコは3階級目を狙って階級を上げる計画です。SNSを通じて対戦交渉をしてきましたが、リナレスがメルシト・ゲスタを下して防衛に成功した今、対戦調整は最終段階に来ています。
ボブ・アラム
「ロマチェンコは無駄に時間を浪費したくないと考えています。帝拳の本田と交渉しています。(GBPとリナレス両方のプロモート権を持っている)リナレスVSロマチェンコは5月12日にニューヨーク、マジソンスクエアガーデンで実現するでしょう。ロマチェンコはリナレスをおもちゃにするでしょう。そしてマイキーも同じです。彼らは大変優れたファイターですが、ロマチェンコはスーパースペシャルです。こんなボクサーは見た事がありません。リナレスとの交渉がもし長引くなら、ロマチェンコはレイ・ベルトランVSパウルス・モーゼスでベルトランが勝てば彼と戦うことになるでしょう。」しかしトップランクが望んでいるのはリナレスVSロマチェンコです。4月14日にテレンス・クロフォードVSジェフ・ホーン、マニー・パッキャオVSマイク・アルバラートというPPVに続くビッグマッチとしてESPNの春の番組構成には欠かせない試合です。
ロマチェンコはもはやベストの一人で、リング誌でもP4P3位にランクされており、さらに順位を上げそうな勢いです。
リコンドーを含む強敵に圧勝続きのロマチェンコは次のステージに行こうとしています。ベネズエラの超高速アスリートとして華麗なコンビネーションで魅了するリナレスよりも優れたファイターである事を証明しようとしています。
リナレス
「ロマチェンコは優れた、驚異的なファイターですが、私と戦えば別です。是非戦いたいです。なぜなら我々のスタイルは似ています。非常にスピードのあるチャンピオン同士です。自分より若いのは気になりません。いい試合になるでしょう。」トップランクはロマチェンコのための舞台を用意しています。ニューヨークには多くのウクライナ系がいます。マジソンスクエアガーデンの最も大きなアリーナで開催を予定しています。
リコンドーとの試合はマジソンスクエアシアターで行われましたがチケットはあっという間に完売しました。リナレスとの試合も同様に即完売となるでしょう。
互いが求めている試合
リナレスはベテランの域に入り、並の王者ではなくレジェンドを求め
ロマチェンコは相手を選ばない。時間の浪費をせずどんどん戦っていきたい。
金銭交渉以外で揉める事なく、実現するでしょう。
ボブ・アラムの真意がわかりませんが・・・
個人的には実現したらロマチェンコの圧勝であるようにおもう。
この記事でははしょったが、”ゲスタに楽勝し防衛したリナレス”と書いてありましたが、楽勝にはみえませんでした。アンソニー・クロラ、ルーク・キャンベルとの試合も同様です。毎回判定、毎回どこかを怪我しての苦闘です。特に拳、骨折的なアクシデントが多いです。皆それくらい痛めても言わないだけかもしれませんが、リナレスには毎回聞かれます。
これほどリナレスの評価が高いのはなぜなのだろう?
イースターやベルトランさえもリナレスにとってリスキーであるとおもう。
WBC,WBAを統一し防衛を続けているから
そして何といってもスピーディーで美しいボクシングに見えるから
かな。
かっこいいボクサーなのだ。
注目点を探すとしたら
ロマチェンコよりリナレスが大きいであろう事
タイプは違うがロマチェンコに負けないスピードがある事
いわゆるロマチェンコがアマチュアで戦った事のないタイプである事
だろう。
ルーク・キャンベルという金メダリストを下したリナレスだが、ロマチェンコはモノが違う。ゲスタに当たらぬパンチがロマチェンコに届くとはおもえない。怪我によるノーマス(ロマチェンコ勝ち)か、脆さを持つリナレスのKO負け
しか浮かばないが、長くこの階級で第一人者であるリナレスの集大成、結果的には日本人の誰もが届かぬ地点に到達した、リナレスの美しいボクシングとキャリアでロマチェンコにどのように対処するのか
を是非見届けてみたい。
そしてベルトランは粟生にとっておいてもらいたい。