デニス・ベリンチク

ホーンの勝利を受けて、ロンドンでホーンを破ったデニス・ベリンチクをピックアップしたいとおもいます。

ロンドンでは


ロマチェンコ
ウシク


ベリンチク


シェレステュク
グウォジク

と最高の結果を出したウクライナ。
ベリンチクは今プロで6勝3KO

前戦では肥大化したロレンソ・パーラとハンガリーでやっています。(判定勝利)

多くのウクライナボクサーと違ってベリンチクは短躯のファイター型だが、左右関係なくスイッチするところ、ロマチェンコのように横に体をずらして角度を作るところなどがロシア、ヨーロッパ圏特有だ。スイッチというより軸足がどっちでも関係なく強いパンチが打ち込めるのだ。

ホーンのような忙しく動き攪乱するようなスタイルには、パッキャオのようにロープに下がってブロックするよりも、ベリンチクのように身体の強さで押し返した方がいいだろう。
ホーンもこういう選手とやってるから、パッキャオに対しああいう戦術を選んだとも考えられる。

とにかく、多軸スタイルで縦横無尽にグイグイ押し込む体力ファイターですが、これでアマトップ、五輪で敗れたロニエル・イグレシアス・ソトロンゴをも破ったことがありプロ向きだとおもいます。

まだ、キャリア構築が遅いしウクライナや東ヨーロッパあたりでやってるので出てくるかは微妙ですが、世界広し。このスタイルなら即ホーンを連破できるのではないかとおもいます・・・

プロではライト級ですが、この体躯でイースターやフラナガンの遥か上に君臨していたのでしょう。
シャフィコフに足りなかった多彩なアングル、ポジショニング、さらにしつこい粘りが備わっている気がします。
タフネスもありそうですよね、こういうタイプは。

おまけ

金メダルはこの人

Roniel Iglesias Sotolongo
ロニエル・イグレシアス・ソトロンゴ

https://youtu.be/AoL7nVwFRI4

北京銅
ロンドン金
世界選手権金

リオは銀のギヤソフに敗れてしまいました。
フランキー・ゴメスなんかにも勝っており、プロで観たいよね~。

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