今日も様々な試合がありましたが、またもやカタルシスな結末が。
アルフォンソ・ブランコ、ヌジカム、共にアマエリート出身です。
未だ無敗で底をみせていないブランコに期待していたんですが・・・
レフリーが邪魔でよく見えないんですが、フィニッシュの前のジャブが実は効いていた?
身体の向きを横に変えさせ、右ストレートを側頭部、あるいはやや後頭部に叩き込み終わり。
ジャブで一瞬身体が硬直しているようにみえます。
ここに食うと脳が揺れるんだよなぁ。
坂田がデンカオに食ったのもこういうパンチだった。
ヌジカムはリオ五輪にも出ていましたが、ミシェル・ボルジェスに初戦で敗退。
アテネ代表でGGGと同じ階級にエントリーし、アンディ・リーを下してベスト8まで進んだもののGGGを下して金となったガイダルベク・ガイダルベコフ(岩石岩男)に敗れています。
クイリンやレミューに敗れてるんで、超一流の印象はなかったですが、アフリカミドルの第一人者であり、カメルーン→フランスというのは魅力的ですね。
フィニッシュ後の立ち振る舞いもクールで、再び注目したいとおもいます。
リオ五輪に出たのも生きているかな。
五輪初戦敗退レベルがこの次元ですからね。GGGの一番の敵はアマにいるのかもしれません。
ブランコはヌジカム以上のアマ実績があり、過去
ジェームズ・テゲール
ビジェンタ・シン
ショーン・ポーター
ディミトリー・チュディノフ
バクシャー・アルタエフ
エミリオ・コレラ
らに勝った実績がありました。
特に最後の2人はプロ入りしてませんがアマの頂点レベルの選手です。
なので、順調に名を売りGGGなどに挑んで欲しかったのですが、これほどの逸材がなぜか試合枯れで、1年以上ぶりの試合だったのが不安材料でした。
今までそんなにパワー型の印象がなかったヌジカムですが、こんな試合をみせるのだからミドルは怖い。村田はヌジカムの暫定王座もスルーでしょうか?
映像後半にアップのスローがありました。見落としてました。
むしろ最初のジャブが側頭部オデコ当たりでこれが効いて、フィニッシュは完璧なアゴへのストレートというより右スイングでした。
やっぱ即失神パンチって利き腕によるコンパクトなストレートではなく体重のりまくったスイングが多いですね。
ホプキンスの引退とかポペドキンの薬物とか話題はもっとあった週末ですがこの試合が強烈でした。
ポペドキンはここまで薬が出るとなるとアマ時代も今までもずっとそうだったんだろうな。
それでも代役立てて試合とか異常です。
ロシアは汚染されてますね、根深い。
検査基準いかんで、何かは皆絶対やってるのかなぁ。