正式に発表されました。勝って当たり前、内外からバッシング、やりにくいことこの上ないとおもいますが、年間3試合してくれるのはありがたいことです。
井上尚弥VSTJドヘニー
TJドヘニーは日本、大橋ジムに縁があるので、有事の際の対戦候補という約束があったのかとおもわれます。
岩佐、中嶋、そしてスパーリングパートナーとして頼もしかったラミドまで倒していますし、試合時はSウェルターの重量ですので怖さのある相手といえそうです。愛称である「パワー」だけは過去一かもしれません。しかし序盤で見切れば決着は早いだろう。ドヘニーは打たれ強くもスタミナがあるようにもみえません。これからは減量との戦いだろう。最高のボーナスがついてくる。
この興行は前座の方が興味深い。
武居由樹VS比嘉大吾
かなりのスタイルマッチ。実力者のジェイソン・モロニーから一発で見事にベルトを奪った武居だが、モロニーがサウスポーに対し不甲斐なさすぎで最終回までほぼ何も出来なかった。最終回に強引に詰めにいくと武居は大ピンチになるも逃げきった。それだけ武居の距離とタイミングと一撃の威力が凄まじいのだろうが、対する比嘉はスウォーマー&スラッガー。プレスをかけて距離を潰し殴り倒すファイターなので、間違いなくKO勝負になるだろう。
イスマエル・バロッソVS平岡アンディ
バロッソまたはバローゾさんは暫定だかのタイトルを持っているのでこれはタイトルマッチになるのかな。
Xなどあちこちで、おじいさんとか老け顔の雄とか言われているバロッソさんだが、それはこのサイトが発祥だ。
2015年に彼を紹介している。
はじめてみた時は老トレーナーかとおもいましたが、ザ・イケメンのホルヘ・リナレスの同胞にして2歳上。まだ現役バリバリとは感慨深い。
そしてこの男は見た目と違って超ハードパンチャーです。エドウィン・バレロの再来かといえるほどパンチが強い。しかしスタミナ不安とボディに弱点があることはわかっており、すごい才能を持ちながらポカ負けをよくやらかす。そんな男が来日するなんて、是非、生バロッソおじさんに会いたい(私の方が年上だが)
しかし冷静に考えると41歳の暫定王者を日本に呼んでアンディと戦わせる、一番穴、狡猾なマッチメイクといえる。がんばれバロッソ。
佐々木尽VSカミル・バラ
なかなかこの記事がかけなかったのは、カミル・バラなる選手がわからなかったからです。同級10位?そんな選手はいないぞ。オーストラリアの選手リストをみても見当たらない。
やっとみつけました。
https://boxrec.com/en/box-pro/609460
カミルと書いてQamil Balla
Qかよ、CかKにしてくれよ。
もう最近は試合をしていません。今年はゼロ試合、過去も年一がやっと。ブランクもある。
15勝8KO1敗1分の選手で34歳、もうベテランだなぁ。しかし負けはジョージ・カンボソスだけ。アルバニアからオーストラリアに移住してきた人で2012年夏季オリンピックのライトウェルター級選考で元WBO ウェルター級チャンピオンのジェフ・ホーンに敗れたそうです。
未だにウェルター級の世界王者は日本から一人も出ておらず、今世界ウェルター級はクロフォードもスペンスもビッグマッチがあればジャロン・エニスも抜けそうで隙間となっています。そんな王座を目指すなら通過点だろう。
下町俊貴VS津川龍也
誰もいなけりゃ下町だって井上尚弥の対戦相手候補になりうる、Sバンタムの世界ランカーです。
武居由樹VS比嘉大吾
下町俊貴VS津川龍也
イスマエル・バロッソVS平岡アンディ
に勝負論があってとても興味深いですが、全体的にみると大橋ジムが、勝てそうな年寄りを集めてきた興行という印象です。