ディミトリー・ピログ(ロシア)
17勝全勝14KO
ダニエル・ジェイコブス(アメリカ)
20戦全勝17KO
昨日は試合がたくさんあって追いかけるの大変でした。
そして個人的なアップセットが多かった。
ホルへ・アルセがマーティン・カスティーヨに初回KO勝ち
得意のボディだったみたいですがカスティーヨの再起は中途半端だったのでしょうか。
アルセに勝ったノングアイが負け
まだ見てない人だったが風貌がおじいちゃんみたいで年齢不詳だった。
ロバート・ゲレロがホエル・カサマヨルに大差判定勝ち
カサマヨルさすがに加齢か、でもゲレロ見事です。リナレス戦があるでしょうか。
ホルへ・リナレスがロッキー・フアレスに大差判定勝ち
後半苦労したようですがダウン奪う圧勝!ファレスの過去試合からしてダウンは初では?
ライバルたちとの力関係でリナレスやはりすごいな・・・
そしてこの試合、WBOミドル級がかかってましたが期待のジェイコブスが痛烈に沈みました。
この人は新鋭ファイルに度々登場していて記事にしようとおもっていた矢先だったのですが、デラホーヤのサポートもあり”ゴールデン・チャイルド”と呼ばれる新鋭でした。
彼を王者にすべく満を持して組まれた試合だったとおもいますが、内容も競ったあげく強烈に倒された様です。
この選手はキャリアを見るとかなり手強い相手に無敗できていたのでノーマークでしたがフロックではないのでしょう。こちらもまたトップアマのようです。アメリカのトップアマ&強打者に怯まず対抗できるところは昨今の
ロシア、東欧>アメリカ
の構図そのものでそれはまた痛快でもあります。
ピログのボクシングですが手数が多くパンチが多彩です。左フック、ボディを打つ時は瞬間スイッチすることが多くモンティエルと同じで左右どっちでも倒すことができそうです。
スピード、反射神経もありユーリ、サーシャに少し似ている気がします。
アマのよさを生かしつつ攻撃的にスタイルチェンジがうまくいってます。これは強いかも!
ジェイコブスは強いし風貌もいいが過去多くいたボクサーと大差ない印象が少しありましたのでスーパーな強さはまだ備わっていなかったのかもしれません。
一度の敗北でフェードアウトしていった有望選手がたくさんいますが彼は復活できるでしょうか。
ミドル級に新たな注目王者の誕生です。楽しみにします。
ボクシングはこういうことが起きるから気が置けません。