失恋の傷心で試合延期のシーサケットですが、9月8日でエストラーダとのリマッチがセットされたようです。単なる失恋ではなく、辛苦を共にした恋人に財産もほとんど取られたとか・・・やはり一番怖いのはエストラーダでも井上でもなく女でした。
シーサケット大丈夫か・・・
明日の試合の予習です。
ラッセル、スティーブンソンと滅多に試合をしない同士が同日です。
米国、メリーランド州オクソン・ヒル
WBCフェザー級タイトルマッチ
ゲーリー・ラッセル Jr.(米国) VS. ジョセフ・ディアス Jr.(米国)
避けられて試合が実現しないラッセルはここで勝てばSフェザーに上げることを検討しているそうです。Sフェザーに新たな脅威ですが、リコンドーと同じくナチュラルウェイトではない。
ラッセル
「もう待ってばかりいられません。ボクシングの政治は狂っています。すぐに階級アップについて考えねばならない。3年間ずっと悶々としていましたから。相手に関しては気にしていません。自分の能力を発揮する事だけが関心事です。どんな相手だろうが対処できると信じています。」
ディアス
「ラッセルがフェザー級で一番困難な王者であることはわかっています。けれど自分のためだけでなくサポートしてくれるみんなのために、ラッセルを破りWBCのベルトを手にしてみせます。そして私はラッセルと違ってアクティブに試合をする王者になります。」
能力的にはラッセルだとおもうが、準備や気持ちはディアスが上だろう。頻繁にサバイバル試合をクリアしてきました。その間、ラッセルは試合をしていません。両者ともに五輪代表のトップレベルです。フェザー級最強を問う試合でしょう。それでもラッセルが勝つと予想するが、フェザー級最難関の相手がディアスだとおもう。他団体王者よりも強い。」
カナダ、モントリオール
WBCライトヘビー級タイトルマッチ
アドニス・スティーブンソン(カナダ) VS. バドゥ・ジャック(スウェーデン)
正規王座のタイトルマッチだが、お金のための特別枠とおもっている。勝った方が、他団体のロシア人王者と戦うか、指名挑戦者のオレクサンデル・グヴォジクと戦うまでは。
スティーブンソン
「ノックアウトで勝つから目をそらさないでください。そんなに長くはかかりません。ジャックはこの試合のために準備が整っています。素早く右へ左へ動き回るでしょう。けれど俺は12ラウンドでたった一発パンチを当てればいいのです。必要なのはそれだけです。一発で終わるでしょう。」
ジャック
「なんと言われようが、俺の方が若く、強く、速い。スティーブンソンより優れたボクサーです。人生最大の試合です。彼の地元で私は新王者になるでしょう。」
共に打たれ強くはないが、スティーブンソンはとにかく左の爆弾が全てです。不器用だけど堅実なジャックがスティーブンソンの左をしっかりガードし、この不活発な老雄の時代を終わらせるんじゃないだろうか?メイウェザーがついているので、他の挑戦者のように無様にスティーブンソンの左を食うとはおもえない。ブロックばかりでしょうが。スティーブンソン有利なオッズだろうが、ジャックを推す。
英国、ヨークシャー州リーズ
IBFフェザー級タイトルマッチ
リー・セルビー(英国) VS. ジョシュ・ワーリントン(英国)
互いにあまりよく知らない同士。負けにくさを備えたセルビーが防衛するのではないだろうか。ワーリントンにパワーがあれば話は違ってくるが、ない。
セルビー
「モハメド・アリのようにKOを予告はできないが、勝利は明らかです。自信があるから王者なのでありここにいるのです。」
ワーリントン
「特に話す事はありません。土曜の夜、セルビーの顔を殴るだけです。試合が終われば私がリーズ出身で初めての世界王者になるでしょう。」
東京、大田区総合体育館
WBA&IBFライトフライ級タイトルマッチ
田口良一(ワタナベ) VS. ヘッキー・ブドラー(南アフリカ)
田口の強さは一皮向けたとおもう。並みの挑戦者には負けないだろう。ブドラーのスピードや技巧に苦労するも、体力で削って後半に差をつけて田口が勝つと予想
IBFミニマム級タイトルマッチ
京口紘人(ワタナベ) VS. ビンス・パラス(フィリピン)
パラスがどんな選手かリングに上がってみないとわからない。共に、ミニマムでは打ち合って倒すファイトをするのでエキサイティングなものになるだろう。自信と経験とボディの強い京口が、まだ若いパラスを粉砕するとおもうが、パラスがフィリピンによくいる特別なホープであれば、こんなはずじゃなかったという結果もあり得る。
でもそれは事前調査や公開練習をみればわかるもので、そういう話は聞かないから恐らく順当な結果になるのだろう。