![三浦隆司VSフランシスコ・バルガス](https://box-p4p.com/wp-content/uploads/2015/08/Francisco-Vargas.jpg)
三浦の次戦はこれで決まったようです。
当初IBFの新王者、ホセ・ペドラサが有力と言われており、厳しい相手だとおもっていましたが
バルガスもトップランカーにふさわしい実力者です。
メキシカンキラーと化しつつある三浦の相手の中でも一番なのがこのバルガスだろう。
当初、無敗のKOパンチャー、アドリアン・エストレージャがナンバーワンでしたが
エストレージャはエデン・ソンソナにまさかの番狂わせ負け。
バルガスは2番手の位置でしたが、オリンピック代表選手でもあるオーソドックスな実力派です。
なんと言っても、ファン・マヌエル・ロペスを3ラウンドで葬った星が光ります。
階級上げて激戦続きで一発の威力の減ったロペスは意地の打ち合いしかできない選手になりましたが
バルガスはフェザー、ライト級でやっており、体力、馬力は上、ロペスの打ち合いに正面から応え、余裕で打ち勝ちました。
ロペス戦が出世試合だろうがここ最近はホープ殺しです。
無敗のゴールデングローブ王者
ブランドン・ベネット
元ホープ、フェゲロアに1-2の
ジェリー・ベルモンテス
ミゲルの親戚
アブナー・コット
元王者
ファンマ
オーストラリアのホープ
ウィル・トムリンソン
と、王者の防衛戦並みの相手に圧勝し続けています。
映像はVSトムリンソン戦
[youtube]https://youtu.be/AaX4bgBC_Pg[/youtube]
8ラウンドまで終始圧倒しボコボコ
トムリンソンの彼女みたいな美女の心配顔が印象的。
バルガスのスタイルはファイターボクサーで打ち合いを好む正統派です。
下がらず打ち合い、コンビネーションで相手の体力を削るボクシングです。
メキシカンらしく一発一発を強く当てるタイプの連打型。
メキシカンでも原住民、アステカ戦士っぽい顔をしてます。
ビリー・ディブ戦のように足を使って距離をとる選手ではなく三浦とはがっつりかみ合いそうです。
元、オリンピアンなので上手さもあるが、ロマチェンコのようなスーパーアマチュアではなく打ち合い、打ち勝つ激闘型。
三浦とは激しいファイトになること確実である。
三浦のよさはボディにあり、メキシカンキラーたるゆえんはボディの重さだとおもう。
顔面への右、左のフックも大振り気味だが当て勘がよく一発一発がフィニッシュブローに近い威力がある。
内山との試合のように見すぎて手数が出ずジャブをもらうと厳しいが
好戦的なバルガスに対してもプレッシャーをかけてロープ際でボディが出ればKOできるだろう。
バルガスはかなり打ち合い、根性があり強敵だとおもうが、スピードがめちゃめちゃある方ではない。
よくいるメキシカンタイプの典型だ。三浦も速くはないがハンドスピードと重さは上だろう。
三浦の試合を見れば打ち合いを避け、ポイントアウトを狙ってくる可能性もあるが
本能の部分では打ち合い大好きなバルガス。ジョニゴンやマレスに比べて骨格も大きく強いといえるかもしれない。
三浦の戦ってきた相手はその後をみても苦戦しており、超一流選手とはいえない面がある。
バルガスはここまで無敗の元オリンピアンということで過去のメキシカンとは一味違う。
いままでの防衛戦では最強といえるバルガス、がっつりかみ合いそうで興味深い。
この試合は絶対面白くなるだろう。