2月2日、ホセ・ラミレスVSビクトル・ポストルのアンダーでこの試合が決まったそうです。勝者がジャメル・へリングVSカール・フランプトンの勝者に挑むことになりそうですが、本当はシャフカッツ・ラヒモフ(タジキスタン)が1位です。彼はIBFのエリミネーターにも勝ち上がりました。IBFもジョセフ・ディアスが王者ファーマーとの試合を予定してますが。
ヤン・ヨンチャン 13勝10KO 27歳
誰だよという選手ですが、日本の渡邉卓也と先日吉野修一郎に初回KOで負けたハーモニット・デラトーレに勝って全勝なので偽物ではない。そんなヤン・ヨンチャンについて、テキトーに紹介する。
中国には本当の意味で世界チャンピオンはまだいないという人がいる。実際には過去3人の世界チャンピオンが誕生したが、一般に広く認知、誇れる王者とはいいがたい。
ゾウ・シミンは、無名の木村翔に負け、シュー・カンは現役のWBAフェザー級王者だが、先日戦ったマニー・ロブレスⅢは総合世界ランクでは72位だった。熊朝忠が実績を残したが最軽量級で目立つことがなかった。
中国には本当の意味で誇れる世界チャンピオンが一人もいない。この言葉に反論することは出来ないが、この恥ずかしい記録がヤン・ヨンチャンによって破られるかもしれない。彼は強靭なファイターであり、来年2月にアメリカの海兵隊の世界王者、ジャメル・へリングに挑戦する。
12月31日に日本の田中恒成にウラン・トロハツが挑むが、田中は日本で評価が非常に高く、トロハツの勝利の可能性は低い。そしてヤン・ヨンチャン、少なくとも彼が世界王者になる可能性は40%はある。
ヤン・ヨンチャンが誰よりも優れていると断言はできないが、彼のファイトはとても重厚で説得力があり、長年マニー・パッキャオとも一緒にトレーニングしてきた。とても期待できる有望なファイターであることは間違いない。
今やプロの世界チャンピオンはほとんどがオリンピックや世界選手権で結果を残したトップアマチュアばかりだが、強い、本物の中国の世界チャンピオンの誕生を願ってヤン・ヨンチャンに期待しよう。
訳というより要点まとめです。
これによると2月にジャメル・へリングに挑戦予定だったみたいですが、その前の前哨戦として伊藤雅雪戦がセットされた。
へリングには特別枠のカール・フランプトンがまず挑む。アジア人としてトップランクと契約するのは伊藤かヤンのどっちかにしようというボブ・アラムの計画かもしれません。
個人的にヤン・ヨンチャンというファイターのことは知らないが、デラトーレがニャンバヤルにダウンを奪うも逆転負け(フェザー級)してからも注目していたら、このヤン相手に連敗しとるやんけ、ヤンて誰だ、あっ日本の渡邉卓也にもKOで勝っている。渡邉って結構強いランカーだよなぁ、くらいには気にしていました。
身長175センチ、リーチ176センチの27歳は伊藤雅雪とほぼ変わらないが、よりマッチョで男らしい風貌。ナチュラルな馬力、パワーという意味ではKO率の高いヤン・ヨンチャンに分がありそうだ。なんか、スター性、華のある風貌・・・・・・それが不気味。格闘家としてのセンスは高そうで低いガードでなかなか上手く戦う。へリングよりパワーもあるだろう。
キャリアと引き出し、才能という点で伊藤の方が上だとおもうので、この試合を華麗にクリアして欲しいと願う。
まとめると伊藤と戦うヤンという男は侮れない、かなり強そうな中国人だという事です。それでも伊藤にしてみればこんなところで挫けるわけにはいかない。才能、キャリアで伊藤が勝つと予想します。