フリオ・セサール・マルチネスはスーパーフェザー級の怪物候補、エドュアルド・エルナンデスに顔もファイトスタイルも似ていて不気味だなとおもっていたらエルナンデスは負け、マルチネスからは薬物が検出された。例によって微量だったとのことで牛肉に混じってただけとWBCに庇ってもらった。
ロサレスは比嘉からタイトルを奪い、ボディが弱く引退してしまったパディ・バーンズ相手に防衛しただけで陥落したので本当に世界王者の器であることを証明しなければならない。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | R | |
マルチネス | 10 | 9 | 10 | 9 | 10 | 10 | 10 | 10 | 78 |
ロサレス | 9 | 10 | 9 | 10 | 9 | 9 | 9 | 9 | 74 |
1R
やはりマルチネスの屈強さは際立っている。
小刻みに左右にスイッチしノシノシとロサレスに接近して
攻めていくが、ロサレスのジャブや右ストレートを食ったりもする。
結構強いパンチだろうに・・・
迫力で
マルチネス10-9
2R
中間距離でジャブやストレートを当てたいロサレスと
接近戦のボディや連打でねじ伏せたいマルチネス。
マルチネスの左目がカット
右でも左でもなく真正面で正対するマルチネスの迫力が凄まじいが
いいパンチを当てているのはロサレス。
マルチネスはちょっと雑。
ロサレス10-9
3R
小さなマルチネスのタフネスが普通じゃない気がするが
ロサレスは懐が深くパワーもあるのでマルチネスは被弾するしなかなか中に入れない。
入った時の連打が狂暴。ナチュラルにみえない屈強さ。
しかしロサレスは上手く戦っている。
マルチネス10-9
4R
やはりマルチネスという選手は何年かに一度の怪物君な強靭さをもったメキシカンだ。頑丈で狂暴だ。
しかし接近戦しかできないのでロサレスの中に入れきれず
下手くそな部分を残している。これを乗り越えることができるのか
ロサレス10-9
5R
ロサレスの懐に入って爆発したいマルチネスと
距離をキープして長いパンチで突き放したいロサレス
被弾はマルチネスが多いが肉体のダメージはロサレスか
非力な選手ならマルチネスが突破してしまうだろうが
ロサレスにはパワーがあるので簡単にはいかない。
それでもマルチネスの強力なアタックが上回ってきたかな。
マルチネス10-9
6R
拮抗したファイトが続くが時々マルチネスがド迫力の
連打で見せ場を作る。しかしロサレスは決してまともに被弾しない。
ロサレスの大きな長いパンチとマルチネスのコンパクトなパンチ
どっちがもろに入るかだが、マルチネスのパンチの回転力が上回った。
普通ならダウンしそうなアッパーフック
マルチネス10-9
7R
ロサレスが技術ではなくパワーで押されている。
それくらいマルチネスは強靭だ。
マルチネスの迫力にロサレスは逃げながら対処するしかなくなってきた。
ロサレスは倒れないがすごいパンチをたまに食っている。
マルチネス10-9
8R
マルチネスがノックアウトしそうなムードになってきた。
比嘉戦同様ロサレスも頑丈で勇敢だ。
よほど完璧なカウンターを当てないとマルチネスは倒れないだろう。
恐るべき屈強
わりと互角だったが、やはり
マルチネス10-9
9R
ロサレスが下がりマルチネスが追いかける展開。
ロサレスは上手く対処してるがマルチネスが狂暴すぎて
ロサレスをロープに下げて連打したところでこれ以上は危ないとレフリーがストップ。
マルチネスの9回TKO勝利。
田中やムザラネには悪いが、フライ級最強はマルチネスだとおもう。
エマニュエル・ナバレッテに続き怪物的なメキシカンがまた出てきた。
しかし、ルイス・ネリといい、マルチネスといい
薬物の痕跡があったことが明らかなので、この強さがナチュラルなのか疑問におもう。パワーとタフネスが普通じゃない。
ロサレスは並の相手なら世界王者になれるパフォーマンスだったが、相手が化け物だった。
モーリス・フッカーがウリエル・ペレスを初回ボディストレートで倒して復帰。ウリエル・ペレスという選手のやる気のなさ、自信なさそうな顔が印象的だ。
レイモンド・フォード、アメリカのアマ王者のフェザー級プロスペクト。初回KOで圧勝。彼を調べたらこっちが出てきた。
https://boxrec.com/en/amateurboxer/861529
アマチュアでこれはかなりすごい。
全記録ではなくトップレベルだけの記録だからプロで強い選手も結構負けていたりするのだ。