親父の元を離れ、尊厳を求める井岡には何も注文はない。素晴らしい整ったファイターだ。
とことんいったれ。
井岡一翔はまだ歴史を追いかけていない。
日本の井岡がフィリピンのジェルウィン・アンカハスとWBO/IBFジュニアバンタム級タイトル統一戦を行うための交渉が進んでいるという。
両者の合意が得られれば、試合は大晦日に日本で行われる予定で、井岡は2011年からほぼ毎年、日本で試合を行っている。
井岡は、2019年6月にアストン・パリクテを10ラウンドでKOして以来、WBOジュニアバンタム級タイトルを保持している。
アンカハスは、2016年9月にマクジョー・アロヨをアウトポイントして以来、IBF115ポンド級の王座を保持しており、これまで9回防衛しており、現在、ボクシング界で最も長く君臨している男性タイリストの一人として活躍している。この試合が実現しなかった場合でも、両者は別々にタイトルを防衛し、井岡は大晦日のヘッドライナーとしての役割を再開する予定だ。
井岡は、叔父の弘樹が2階級制覇、初代WBCストロー級王者となった2世ボクサーで、前述のパリクテ戦で達成した4階級制覇を達成した日本で唯一の男子ボクサーだ。
井岡(27勝2敗15KO)は、昨年の大晦日に東京で行われた試合で、それまで無敵だった3階級制覇のチャンピオンを8ラウンドで圧倒し、田中恒成に同じ名誉を与えなかった。この勝利は、彼の殿堂入りにふさわしいキャリアの中でも最高のものであり、9回目の年末のショーのトップに立った。
この勝利の後、2階級制覇を達成したWBAジュニアバンタム級チャンピオンのファン・フランシスコ・エストラーダ、4階級制覇を達成したローマン・"チョコラティート"・ゴンザレス、2度のWBCジュニアバンタム級チャンピオンに輝いたシーケット・ソー・ルンビサイとの対決を希望した。
しかし、井岡は9月1日に東京で行われた試合で、WBO世界ランキング1位で元ストロー級王者のフランシスコ・"チワス"・ロドリゲスを相手にしたため、願いは叶わなかった。
この勝利を受けて、井岡は「この部門の最高の選手と対戦したい」と新たに主張した。現在のところ、その声に応えているのは、この部門で最も長くタイトルを保持しているアンカハスだけだ。
アンカハスは、2017年と2018年にそれぞれ3回の防衛を成功させた後、2019年は2回にとどまり、その後はパンデミックの間ずっと欠場していた、このスポーツで最もアクティブなタイリストの一人でもあった。今年の4月に復帰したアンカハスは、ジョナサン・ハビエル・ロドリゲスを相手に12ラウンド判定で勝利し、長いタイトル保持期間の中でも特にエキサイティングな戦いを見せた。
この試合が実現すれば、井岡は母国での素晴らしい地位をさらに高めることになる。
4階級制覇に加えて、井岡は2012年6月に行われたWBC/WBAストロー級タイトルマッチで八重樫東を下し、日本の現役王者同士による初のタイトル統一戦に勝利した。井岡は同年末にWBAジュニアフライ級のタイトルを獲得した後、フライ級とジュニアバンタム級のベルトを獲得してきた。
アンカハスに勝てば、井岡は日本のボクサーとして初めて2団体で2階級制覇を達成したことになる。
この試合の実現に向けては、渡航の問題もある。適切なプロモーションを行うことが必要だ。日本政府は、フィリピンを含む159カ国からの渡航者には特例を設けるなど、厳格なCOVIDプロトコルを実施している。
井岡を認めつつも、この試合が実現したらやや不利だとおもう。
ホーム、大晦日TBSの有利はあるけども。
アンカハスは攻略不可能な万能王者ではないが、骨太でSフライではエストラーダやロマゴンよりもフィジカルが強いとみる。
その一点のみで今のSフライでは最強ではないかとおもったりしている。
減量が厳しそうだが、まだ若く、スキルでダメならパワーでなんとか突破する2番底で9度も防衛を重ねている。
少なくとも、日本、木下や船井では抗いきれないパワー差、フィジカル差があった。
そのパワーをどう吸収し、料理するかが、職人、井岡の腕の見せ所だ。
八重樫
ベストディフェンス 井岡
「井岡は、私にとってクリーンショットを打つのが最も難しい選手でした。彼は、非常に高いレベルのフル装備のファイターでした。ボクサーに求められるものをすべて持っていました。」