年末はむしろ海外が自粛気味で日本は恒例の格闘技祭りがあります。
個人的にはボクシングしか観ないけど。
なので、他に観るものがないという意味で世界的な注目を集める試合となるだろう。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | R | |
井岡 | 10 | 10 | 9 | 9 | 9 | 10 | 9 | 9 | 10 | 9 | 9 | 9 | 112 |
フランコ | 9 | 9 | 10 | 10 | 10 | 9 | 10 | 10 | 9 | 10 | 10 | 10 | 116 |
1年8か月ぶり?モロニー3連戦のフランコは査定しづらいが、おもいきってフランコ勝利を予想してみる。
国歌吹奏がうざく感じる昨今。
ジェシー・ロドリゲス(弟)はメキシコでジョシュア・フランコ(兄)はアメリカなのかな。
井岡は決意溢れるいい表情をしています。
レフリーは女性
1R
互いの距離は合っている。
ジャブの突き合いは井岡がわずかにいいが
前に出るのはフランコでブロックが固い。
ほぼ互角
ホームの
井岡10-9
しかし手数、プレッシャーはフランコが上回った。
2R
2人の解説は井岡を褒めるがフランコが押しているのではないか
井岡は緻密だが下がっており、攻勢で負けている。
攻勢はフランコだが、正確なヒットは井岡
井岡10-9
3R
今のところとても僅差の戦い。
技術戦でわずかに正確な井岡かという展開。
今のところパワフルさは両者に感じない。
フランコはごく普通のオーソドックスで怖さはないがなかなか鉄壁。
このくらいの試合は多く経験してきたのではないかな。
フランコ10-9
4R
ほぼ互角のペース争いだが
フランコの方が頑丈で、ガードの上にあてたパンチでも
井岡を少し効かせているようにみえる。
フランコ10-9
5R
ゲスト含め、みんな井岡を褒めるが、積極性は圧倒的にフランコで
井岡は打ち終わりにカウンター狙い。
攻勢では押されている。
バリエーションは井岡にあるが、押しているのはフランコだ。
フランコ10-9
6R
ここから差を出していかないと物議を呼ぶ採点になりそうだ。
内藤の解説は全くピンと来ない。
フランコの方が積極的だが、井岡のボディ等が正確だった。
井岡10-9
7R
正直に言えばここまで互角
井岡有利という内容ではない。
頑丈そうなのはフランコ、ただしあまり芸がない。単調。
体幹がしっかりしており、コンパクトな連打で攻めているフランコ
フランコ10-9
8R
接戦の判定になりそうな気配。
井岡有利という内容ではない。
手数、攻勢で、公平にみたらフランコ有利では?
フランコの方が体幹ぶれずに多くのパンチを打ってくる。
井岡は手数少なく、タイミングと精度で対抗している。
フランコの方が優勢
フランコ10-9
9R
致命打は食わないが、常に攻勢を許している井岡。
同じ展開だが、要所で井岡の正確なパンチが入った。
井岡10-9
10R
フランコ勝利でもおかしくない内容。
井岡のいいパンチで会場が沸くが、全体的にはフランコが押しているようにみえる。
フランコの有効打では会場が沸かないだけ。
井岡のパワーでは効かない感じだ。
フランコ10-9
11R
残り2ラウンドを制した者の勝利だろう。
内藤の解説や採点は全くあてにならない。
やはりアグレッシブなのはフランコ
チャンピオンシップラウンドはフランコの方が優勢
フランコ10-9
LAST
物議を呼ぶ採点になりそうだ。
井岡の勝利となるとブーイングだ。
フランコの方が手数、攻勢、圧力で優っており
井岡も丁寧に対処したが、相手を効かせる、怯ませるには至らなかった。
フランコが井岡にロープを背負わせ、連打。
フランコの方が全体的に上回った。
フランコ10-9
世界基準の採点だと勝利はフランコのはずだ。
115-113
114-114
114-114
マジョリティードロー
会場がシーンとしている。
井岡に忖度した採点であり、フランコの勝利だとおもう。
フランコは思った通りの選手でフィジカルが強くブレない体幹を持つが、弟とは違いボクシングが非常に単調だ。フランシスコ・ロドリゲスの上位互換という印象だ。
井岡には中谷潤人との指名試合があると言われるが、エストラーダやロマゴン戦の悲願は叶わず、中谷のスケールに全てを持っていかれる可能性が高い。実現すればだが。
井岡一翔 29勝15KO2敗 33歳
WBO世界スーパーフライ級王者
どこまで勝ち続けていくか、負けたら後がない、毎回が集大成のラストランだろう。Sフライ級で統一王者を目指すベテラン職人。デビューから見届けてきたので、こういう状況になったかと感慨深い。
緻密で教科書のように隙のないコンパクトなボクシングをするが、ミニマムから上げてきたので、爆発力やスケール感はない。しかし本当にボクシングが精密で無駄がなく、僅差の判定をものにする正確性がある。
ジョシュア・フランコ 18勝8KO1敗2分 27歳
WBA世界スーパーフライ級王者
WBAの若き正規王者だが、実質、アンドリュー・モロニーというライバル対決に生き残っただけでまだ実績不足の新米王者。アマチュアでも10勝8敗程度の雑草選手だったようだ。
モロニーとは3回戦って、2度は僅差判定、1度は怪我によるノーコンテスト。その前にもオスカー・ネグレテというランカーに1勝2分と決着つかずの勝負をしている。つまり、粘り強いが接戦ばかりという特徴を持つ。
世間では、キャリアと隙のない井岡の判定勝利を推す声が高いが、フランコは27歳と若く、タフで粘り強い、まだこれからの選手なので、井岡の緻密なスタイルをフィジカルと体力、若さ、勢いで乗り越えてしまう可能性もある。
しかし技術戦となれば、井岡有利だろう。
経験とスキルの井岡
若さと精神力のフランコ
という構図。
2団体の統一戦というビッグマッチだが、この階級は長く、ファン・フランシスコ・エストラーダとロマン・ゴンザレスが2枚看板で背負っており、残りの王座はおまけみたいなもので本当のラスボスはエストラーダだ。
そこに、今年のプロスペクトオブザイヤーともいうべき、ジェシー・ロドリゲス(ジョシュア・フランコの弟)や日本の中谷潤人、さらには井岡に負けた田中恒成も王座を伺う位置にいる。
さらには、強打の長期王者、ジェルウィン・アンカハスを2度下した、IBF王者、フェルナンド・マルチネスの方が難攻不落な新王者という気がする。
井岡とフランコ、どちらがSフライの2冠を制するだろうか。
これに勝てばエストラーダもマルチネスも黙ってはいられなくなる。