個人的に好きなこの選手の復帰は地味なところからになりそうです。もったいないなー。
[st-card id=4296 ]ジョン・リエル・カシメロは元2階級王者だが、昨年よもやの敗北からキャリアを再開する。7月30日にメキシコで再起戦を予定しているカシメロ(24勝15KO4敗)だが、相手はまだ決まっていない。
ショーン・ギボンズ(マッチメイカー)
「7月のリングでカシメロをリングに戻し、錆を振り落としたい。フィリピンのプロモーター、サミー・ゲロアニと長年契約していたカシメロは今フリーエージェントです。」フィリピン、レイテ州オルモック市のカシメロ28歳は、昨年9月、IBFエリミネーターでジョナス・スルタンにまさかの敗北を喫した。4月以来、カシメロは拠点をラスベガスに移し再起の準備をしています。カシメロはまだ意欲を持っていますが、バンタム級に階級を上げることを検討しています。
1990年代にプロボクサーであったフィリピン系アメリカ人のカルロス・バスケスは2週間カシメロと仕事をしています。ラスベガス周辺のジムをいくつかまわり、ボーン・アダムスのジムが静かで気に入ったようです。
バスケス
「カシメロとパンチの打ち方やリングでの動き方について一緒にトレーニングしてきました。私の役目は彼の気持ちを心機一転切り替え、ハングリーさを呼び戻し、タイトルを獲得する前のような状態にすることです。彼は再び突出した王者になるでしょう。」カシメロは2007年のプロ転向からIBFフライ級とスーパーフライ級を制しました。アムナット・ルエンロンやペドロ・ゲバラ、チャーリー・エドワーズらに勝っています。
カシメロにWBSSやsuperflyに参戦して欲しい気持ちが少しありました。けれど、スルタン戦で大きく後退してしまいました。気分にムラがあるけど才能豊かな天才というより怪物君であり好きな選手です。
アムナット戦やエドワーズ戦をみると相手とはパワーが違います。パワー勝ちできるので細かな技術や戦術を省略して雑で荒っぽいところがあります。だから時々ポカをする。もう4敗してますが、リナレスの3敗と同じで全部勝てる試合だったような気がします。
パワーと怖さを秘めた選手です。だからこそ日本人と戦ったことがないのでしょう。呼ばれません。
才能だけは、アンカハスにも負けておらず、勝てるライバルだとおもいますが、性格や姿勢やファイトスタイルが全く違います。フィリピンの天才児、この先どちらが成功を収めるのでしょうか?