WBSSの前夜にこの大事な試合が行われますが、SuperFlyは解体、この試合はDAZN中継で行われます。日本時間土曜日なので注意しよう。もう一試合のダニエル・ローマンVSTJドヘニー、みんなローマンを支持しているので私はドヘニーにします。彼のウィークポイントはスタミナだろう。そしてローマンの長所もスタミナ・・・うーん・・・
しかしこっちはちょっと不器用だけどシーサケットの返り討ち、完全決着を期待しています。
元世界王者のファン・フランシスコ・エストラーダは既にイングルウッドに来ている。今週金曜日、キャリア最大の戦いを迎える。カリフォルニア州イングルウッドでエストラーダ(38勝26KO3敗)はWBCスーパーフライ級王者のシーサケット・ソールンビサイ(47勝41KO4敗1分)と再戦する。エストラーダはWBA、WBOの元フライ級王者だが2階級制覇をかける。シーサケットはこれが4度目の防衛戦だ。
2018年2月の初戦はシーサケットが判定勝ちしたが、僅差、白熱の試合だった。
28歳のエストラーダは心身共に優れたコンディションで再戦を迎える。キャリア最大の試合に備え、少しの準備の怠りもなく過ごしてきた。
エストラーダ
「ルンビサイと俺は互いの事をよく知っています。お互いがリングに何をもたらすのかもわかっている。素晴らしい試合になるでしょう。俺は今とても速く、力強く感じています。この試合の勝利をメキシコに、我が故郷のソラノにもたらします。俺は特に緑と金のベルトが欲しいんだ。それが夢であり、その夢を誰も止めることはできない。」エストラーダは初戦とは違う姿を披露するだろう。初戦よりも序盤から積極的に手を出し、ペースを掴み、ポイントを積み重ねるだろう。
エストラーダ、未だ悲願のベルト奪取、2階級制覇ならずなんだな。カリ・ヤファイを筆頭に他の王者よりもよほど強い、資格があるとおもうが、メキシコの、緑と金のベルトにこだわりがあるようだ。
初戦を改めてダイジェスト観戦しましたが
[st-card id=18565 ]やはり自分の見立てではシーサケットの勝利でいいとおもう。特に序盤、シーサケットのフィジカル、パワーの前にエストラーダがフワフワしている。倒れないのが不思議なほど、シーサケットのパンチはエストラーダの身体のどこかには当たっているが、クレバーなエストラーダはまともには被弾しない。巧みなディフェンス、パンチを殺している。それでも当たり負けして劣勢だ。
後半に入るとやや単調なシーサケットの攻撃パターンを読んだエストラーダのパンチの精度、的確性が勝ってくるが、それでも終始体力、パワーで押していたのはシーサケットの方に見えた。
シーサケット、決して大振りではないが、組み立てがやや雑だ。左強打を当てたい一心で強振、空振り、身体が流れるという繰り返し。今回同じパターンだとクレバーなエストラーダに攻略されてしまうだろう。
初戦は足の怪我か何かでコンディションが悪かったというエストラーダは今回は心身ともに完璧な準備で臨むという。時間も十分だ。対するシーサケットは緩い試合を挟むも出来はイマイチ、キャリアとパワーでねじ伏せればいいという強引さが目立った。
アジアの雄、シーサケットを応援している身としては、ロマゴン2のように、右を上手く生かして欲しい。初戦と同じ左ばかりだと打ち終わりやカウンターをエストラーダにつかれる。前回のようなフィジカル差だけでは克服できそうもない。
シーサケット、今回は判定では分が悪いんじゃないか?
議論を呼ぶ初戦のやり直しでロマゴンを完全KOしたように、とてもクレバーなエストラーダからダウンを奪う、ノックアウトするくらいでないと厳しい、試練の一戦となりそうだ。
でも、前回はコンディションが悪かった、今回は違うというファイターはそんなに信用できない。
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