首を長くして待っているWBSS準決勝、アメリカは今月下旬、スコットランドも約1カ月に迫りました。まだ参加が明らかでないイバン・バランチェクには幾多の試練が待っているようだ。
[st-card id=28272 ]IBFスーパーライト級(IBFはライトウェルター級表記)王者のイバン・バランチェク(19勝12KO)は5月18日のWBSSでジョシュ・テイラー(14勝12KO)と対戦する見通しのようだ。バランチェク陣営はマネージャーのデビッド・マクウォーターを中心にWBSSからの撤退を示唆していたが、なんとか出場できるようWBSSの役員と交渉しているという。
WBSSを撤退するならば、IBFはバランチェク(26歳)の王座を剥奪することが可能だ。空位の王座をジョシュ・テイラーと誰かで組むことになる。
アピナン・サクレアリン、マキシム・ダダシェフ、アンソニー・イギット、レイムンド・ベルトラン、ショジャホン・エルガシェフ、イヴ・ユリス、アレクサンダー・デュラン、ライアン・マーティンのいずれかになるだろう。
WBSSはこの試合の入札に成功したと伝えられている。つまり、バランチェクが撤退するならばタイトルは剥奪されることを意味する。試合はすでに1カ月後であり、チケットも販売されている。試合が行われないのであればファンにとっては悪い知らせとなる。
バランチェクが出場するとしても厳しい試合が予想される。試合地のグラスゴーはロンドン五輪代表のテイラーの地元だ。通常は王者の地元が優先されるが、今回はホームアドバンテージを持つテイラー(28歳)が優位だ。ジャッジがフェアでさえあればボクシングファンはさほど気にしないのだが。
しかし昨年6月に行われた、テイラーVSポストルの試合は実際のスコアよりはるかに接戦だった。スコアは117-110、118-110、119-108。しかし実際はテイラーがせいぜい2ポイントリードくらいの内容といえた。
バランチェク戦でも同じようなジャッジになるならば、バランチェクはテイラーをノックアウトしなければならない。グラスゴーでテイラーに判定で勝つのは難しい。
そういえば忘れてならないのは英国でもとりわけスコットランドは地元判定がキツイ地であるということ。上記、テイラーVSポストルもポストルのダウンさえなければ結果はわからぬ接戦であったのにあのスコア。レイムンド・ベルトランやキリル・レリはリッキー・バーンズを凌駕していたが判定に泣いた。
[st-card id=3246 ] [st-card id=6830 ] [st-card-ex url="http://blog.livedoor.jp/oookafour/archives/12082135.html" target="_blank" rel="nofollow" label="" name="" bgcolor="" color="" readmore="続きを見る"]上記では出ていないがバランチェクが撤退すれば、このリッキー・バーンズとジョシュ・テイラーの同国人対決が噂されてもいた。歴史ある紳士の国に井上尚弥発見山という見出しだけが踊っているが、ここはやりたい放題の不当判定の地でもあることを忘れてはならない。
撤退すれば王座を剥奪されかねないといわれるバランチェク、こんな状況で練習やコンディションは大丈夫だろうか?今でも参加を信じているがKOしかない。ビクトル・ポストル戦を観よ、テイラーは怪物のように強いファイターではない。
という事で王者なのにアウェーで苦境のテイラーより2歳若いバランチェクを全力で応援する。
プログレイス然り、選手は恐らく試合に出たい、アリトロフィーを目指したいやんね。
マクウォーターさん、金は後から付いてくるよ。
まずは名誉を・・・