
IBA世界S・ミドル級王者
第13代WBC/International/S・ミドル級王者
第15代WBA世界S・ミドル級王者
第17代WBC世界S・ミドル級王者
WBA世界S・ミドル級UF王者
第17代WBA世界S・ミドル級王者
WBA世界S・ミドル級SUPER王者
ミッケル・ケスラー(デンマーク)
Mikkel Kessler
44戦42勝(32KO)2敗
スーパー6の本命、安定王者であったケスラーだが初戦のアンドレ・ウォード戦に敗北、2戦目のカール・フローチ戦もギリギリで押された試合であった。
彼のボクシングの特徴は堅実で体力があり他のランカーの誰よりも安定感があるところだが、この大会での黒人トップアマ出身者たちには相性が悪そうだ。打ち合いを避けスピード勝負を挑んでくるからだ。
カール・フローチはそういうタイプではなかったがケスラー以上に馬力があり打ち合うかとおもいきやアウトボクシングも上手いので手こずった。フローチもまた超一流だった。
通常の防衛戦、特に同じ欧州の相手では安定感とパワーが上なので鉄壁だが、こういう大会になると様々なタイプの超一流がいるので基本的すぎる彼が全てに勝つのは難しいだろう。
とはいっても総合的なクオリティーはやはり一番かもしれない。
クラシカルなボクシングで安定感は抜群である。
ジョー・カルザゲに次ぐ一流のヨーロッパが生んだ世界チャンピオンであるが伝説クラスではないと見る。