試合があろうとなかろうと、じっとしていることはできない。俺の人生はトレーニングだ。
https://www.youtube.com/watch?v=hPz4fKN4J7c
ギジェルモ・リゴンドーは次の対戦相手を待っているが、多くの選手が彼を避け続けることを懸念している。
プレミア ボクシング チャンピオンズは最近Showtimeで2020年の残りの部分のスケジュールを発表したが、現時点ではリゴンドーはどのカードにも組まれていなかった。
エリスランディ・ララ、ルイス・オルティス、ランセス・バルテレミ、ヨルデニス・ウガスのようなキューバの同胞と一緒に、FoxスポーツでPBCのプログラミングのスケジュールに載るかどうか焦っている。
2大会連続のオリンピックチャンピオンは、年末までに少なくとも2度は戦いたかったが、コロナウイルスがすべてを脱線させてしまったことを理解している。
リゴンドー
「コロナウイルスで起こったこの狂気がどうなるかを待っている。すべてが少しの間止まってしまったが、ボクシングはすでに戻っている。PBCも戻ってきているし、まずは試合がしたい。彼らはすぐに何かが訪れると言っているが、まだはっきりしていない。それまではトレーニングを続け、マイアミのジムで何かをしたり、走ったりしない日はない。試合があろうとなかろうと、じっとしていることはできない。俺の人生はトレーニングだ。
観客がいないとつまらないですが、すべてが改善されて、ボクシングを生で見る人が戻ってくることを願いながら、ベストな方法で仕事をしていくべきだと思います。
バンタム級でまた同じことが起こる(試合枯れ)のではないかと心配していますが、私はこの階級に残るつもりです。バンタム級には良いファイターがいるが、彼らは(僕に)負けることを知っている...それが第二の問題だ。
バンタム級のみんなに戦いたくないと言われたら、スーパーバンタム級でに上がってスーパーチャンピオンに戻るよ。僕はいつも2つの階級で王者になると言ってきたが、他の選手は自分の役割を果たして、僕と一緒にリングに上がる必要がある。」
9月30日で40歳になるギジェルモ・リゴンドーは、キューバのみならず、アマチュアの最高傑作として永遠に語り継がれる存在だが、プロでは存分に輝くことができなかった。それが、資本主義、ショービジネスと一線を画す国のファイターの限界、現実だ。
スーパーバンタム級でスーパー王者に君臨していた時も、誰も相手がおらず、2階級ジャンプして現在のP4Pナンバーワン、ワシル・ロマチェンコと戦ったことで王座を剥奪されてしまった。勝者のロマチェンコがこの王座を手にいれたわけではない。
そんなことをしておきながら、WBAは、レオ・サンタクルスのフェザー級王座を未だ剥奪しておらず、
WBAフェザー級スーパー王者
WBAスーパーフェザー級スーパー王者
のまま、WBAライト級王者のジャーボンティ・デービスとの試合を承認した。
試合はスーパーフェザー級契約、勝者は
WBAスーパーフェザー級スーパー王者
WBAライト級王者
になるようだ。
ライト級も作るのが苦しいデービスは、過去に返上したWBAスーパーフェザー級の王座などいらないだろう。そうしたらあらたな金脈探しだ。
誰も相手がおらず、王座を剥奪され、バンタム級に落としてきても、やはり誰もリゴンドーの事は口にしない。
カシメロ
モロニー
井上
ドネア
ウバーリ
誰もリゴンドーの名前は出さない。
最近のフリオ・セハとの試合、バンタム級でのリボリオ・ソリスとの試合、どちらのリゴンドーも出来が悪かった。スタイルにない無茶な打ち合いを選択し、被弾して危ないシーンをみせた。
あれは、他の選手が自分に振り向いてくれるための演技だったのだろうか。
リゴンドー、もう落ち目だ、今なら勝てるかもという幻想を抱かせたのだろうか。
尊厳のため、家族のため、生活のために少しでも多くの試合とお金を稼ぎたいリゴンドーに残された時間は少ない。そしてもはや40歳、ピークは過ぎ去った。