確信/井上尚弥VSマーロン・タパレス

今年も終わりですが、これを観ないと終われません。

123456789R
井上
10
10
10
10
10
10
10
9
10
89
タパレス
9
9
9
8
9
9
9
10
9
81

序盤決着もあるぞぉ
少なくとも序盤で趨勢は決まる。

4回、パンチの応酬も井上がタパレスの力量が読み取れたか、一気に攻め込みダウン。井上強いけどタパレスも強い。
5回、井上が決めにいってるので少し力んで雑。タパレスの返しのパンチも強烈で井上も被弾する。
井上が優勢だが、不気味だなぁタパレス。すごいデトロイトスタイルが機能している。

8Rややおまけでタパレス。後ろ重心やりにくい。
タパレス顔面へのいなしが異様に上手いのでやっぱりボディを攻めて欲しい。

10回、芯を外して耐えていたタパレスだが、井上の右を2発浴び、崩れ落ち立てず。

ナルバエスの最初のダウンと同じで、あんまりにも重いので直撃でなくとも脳が揺れたのかな。

これは井上がかなり苦戦した部類だろう。ダメージはなく、めちゃきれいな顔だが。
タパレスは強かった。

Sバンタムはバンタムと違い、あっという間の4階級制覇。

凄まじい。

堤誠也VS穴口一樹

私は両者を良く知りませんが、わずか6戦の穴口が勝つのではないかな。印象は見た目です。堤はヤンキーっぽすぎる。(それだけ)

12345678910R
9
9
9
10
9
9
10
9
10
10
94
穴口
10
10
10
8
10
10
8
10
8
8
92

ダウン以外は全部穴口なのだが10回戦で3回ダウンとなるとどうなるんだ?
ラストは穴口の方がよかったが、ラストでダウンを食らい10-8
ダウン4度では堤勝利だろう。

ダウン以外はすべて穴口
とても激闘でみたことのない展開だった。
見た目はヤンキーっぽすぎるとおもったが、コメントはナイスガイ。

堤聖也という選手は、アウトボクシングだけでは世界は厳しいとおもうが、精神力が凄まじいのと、踏み込む時にスイッチしてパンチが意外なところから出てくるのでこの変則が最大の武器だろう。ただし激闘が続きすぎ、カットも心配で、ゆっくり静養して欲しい。

アンディ平岡はこれで世界というにはレベルが低すぎるとおもいました。顔面への被弾も心配です。
武居は変わったスタイルですが、相手の効きっぷり、倒れっぷりをみるとこれでいいのでしょう。これから相手レベルが上がっていく。

1052
井上尚弥VSマーロン・タパレス

「予想は井上尚弥選手のKO勝ち。でも…」タパレスに敗れて引退、勅使河原弘晶が明かす“特別な感情”「タパレスは僕の夢を全部奪いましたから」

タパレスはパワフルだしかなり怖い選手だと煽ってきましたが、ファン・カルロス・パヤノに似たスタイル、体格ともいえ、同じフィリピン人のマイケル・ダスマリナスはあの結果ですし、やはり対サウスポーというのは(ナルバエスもそうか)特に井上の強さしか印象にないので、やはりすごいカウンターが炸裂して井上尚弥のノックアウト勝利しか頭に浮かびません。

あわや、タパレスのパンチを食って効いたりしたら危ないとおもいますが、そういう油断やミスがないのが井上です。勅使河原戦の残像があると怖いとも、あんな風には絶対ならないともいえそうで、後者が井上尚弥でしょう。

右ストレートか左ボディ、フック、KOで井上尚弥が4階級制覇

そして、タパレスの評価は微妙ですが、試合をしていないテレンス・クロフォードを抜いてP4Pナンバーワンになる

そう確信しています。

今回は挑発や怒りがなく、もしもがあるとしたらこういうムードの時かもという懸念だけは残りますが。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で
What’s your Reaction?
最高
最高
2
いいね
いいね
11
ハハハ
ハハハ
0
うーん
うーん
0
がっかり
がっかり
1
最低
最低
0
コメント一覧
  1. 穴口、ヤバい倒れ方してたけど、やっぱり意識失って病院に運ばれ、右硬膜下血腫で緊急手術、で今でも意識が戻ってないらしい。なんとか回復してほしい。頑張れ穴口

    0
    0
  2. タパレスはウィテカーのようでしたね。カシメロもオーソドックスですがあんな感じで上体はかなり後ろ重心なのです。あれがアメリカ仕込みなんでしょうね。でも粉砕されました。

    1
    0
  3. 結局は綺麗な顔で圧勝といういつもの井上でしたが、被弾が多かったのは気になりますね。
    タパレスのスタイルが良かったと言えばそうかもしれませんが、ジャブとアッパーで何度も顔を跳ね上げられヒヤッとしました。
    その攻撃力ゆえ今まであまり感じていませんでしたが、個人的には井上はあまりガードが上手くないのかな、と思います。

    それと相手が攻撃に慣れてくるとやや単調になってしまうのは変わらないですね。パワーとスピードで基本的にポイントは取れているので問題無いのでしょうが。

    フェザーに挑戦するうえでこの2点が致命的になりうる気がします。
    果たしてパワーで拮抗するデカい相手だとどうなるか…

    6
    9
  4. 堤誠也VS穴口一樹は面白かったですね
    カットでこれは穴口勝利だろと思ったら穴口がダウン
    これで流れが変わるかと思ったら何も変わらず穴口が攻勢でラウンドを獲る
    あ、やっぱり堤は勝てんと思ったらまたダウン。
    最終ラウンドも穴口が獲ってたのに、またダウン。
    プグーさんの言うように堤の精神力が凄った

    穴口もかなり良い選手だっただけに残念です。

    4
    0
    • ルール上10回戦で3度ダウンしたら残り全部とっても引き分け
      4度ダウンしたら負け確定

      ですね。

      必死だからそんな事意識してないとおもいますが。

      ルールに負けた穴口ですが内容は勝ちでした。
      これが経験やフィジカルの差なのかな。

      1
      0
      • 穴口はセンスのいい天才肌でこんなに打たれたことははじめてだろう。
        堤は10戦程度しかしてないが、対戦相手の質が高くて修羅場の経験が違ったのだろう。
        しかしダウン以外全部ポイントとられているようでは世界戦は厳しいだろう。

        2
        0
      • いえ、穴口が最終回を10-9で獲っていれば94-93で勝利です。しかも最後のダウンまでは優勢にみえました。稀にみる大逆転です。
        しかし穴口は試合後も足がガクガクで歩いて帰れたのでしょうか?昔一回ボクシングを辞めた過去があるみたいなのでこの敗北と心身のダメージが心配です。

        対する堤も病院直行もののダメージだったとおもいますが、インタビューでは元気一杯でした。肉体の強さが違いました。

        4
        0
      • そんなルールあるの?
        違うラウンドで計3回ダウンしたら-6
        残り7回を全て取られたら-7
        ダウンした方が減点少ないので勝ちでは?

        0
        0
        • ルールというか1度のダウンはほぼ無条件で10-8なので3回、4回ダウンしちゃうと他で全部ポイントとっても無理な結果になるのかなと。ダウン3回で他全部穴口だったら1ポイント穴口だったのですが、ラスト10秒くらい?で4回目のダウンをしてしまいました。だから採点結果など聞く必要もなかったのです。堤の勝ちは不動。

          ロベイシ・ラミレスはデビュー戦で負けましたが、4回戦でダウンしちゃったのです。だからその他ラウンド全部とっても引き分けにしかならなかったんです。

          1
          0
  5. きちんと勝ったし何の不満もありませんが、井上さんの発言は優等生すぎるので、実際に何かあったのか、聞きたいですね。勝ちに徹したのかどこかに問題があったのか?なんかムードは違うような気がしました。

    1
    0
  6. あれ?とヒヤヒヤするところはありましたが、終わってみれば圧勝で、タパレスと互角のアフマダリエフとやる意味が薄れました。かといってネリも大差ありません。

    誰とやってあと2年もSバンタムを過ごすのか。

    そしてさすがに強いんだけど、強いからってでっかいフェザーに今すぐ行くのも酷な話とおもえた夜。

    1
    1
  7. 記者会見のタパレス「井上のスピードに驚いた」

    あれだけ後ろに重心を置いてると、クラウチングで構えてる場合より頭二つ分遠くなるからパンチも遅く見える。
    カウンターがあるから不用意に踏み込むリスクは踏めない。得意の左ボディもL字で完全に塞ぐ。
    それ程対応してもヒット数で上回るのがモンスター

    2
    4
    • いいや飛び込んでいく方が速く見える。
      ヘイニー戦のロマは速かった。
      信じたい気持ちはわかるけどvsフルトンよりキレはなかった。

      4
      1
      • そりゃ身長リーチ近くて、適性が3階級近く上のボクサーなら踏み込みも動きも早い。
        フルトン戦よりは大振りが目立ったのはそうだが、7,8ラウンド以外ジャブが機能してたし、ジャブを軸に組み立てるボクシングをする限りカネロ程力任せなボクシングにはならないと思う。

        0
        2
  8. 「スピードで圧倒する」とか「皆さんの期待を超えるものをお見せする」とか
    大風呂敷を敷いてた割には大したことなかったな。
    フルトン戦の時も感じてたが、バンタム時代より遅くなってるよね。
    かませに、この不甲斐無い試合ぶりだと、PFP4位ぐらいに降格して欲しい。
    一気に井上尚弥熱が引いていく一戦だった。
    キャリア終盤で、イケイケの中谷潤人に引導渡される気がしてきた。

    32
    34
    • この試合は速くなかったし息も上がっていたしコンビネーションもイマイチ。風邪引いていたか調整失敗か、とにかくコンディションが良くなかったっぽいと思う。もし出し切ってあれなら、やりにくい相手だったとはいえ評価を改めざるを得ない。

      1
      0
  9. ひとつ言えることは、勅使河原弘晶は井上とスパーリングし「DNAに刻まれるくらいのヤバさを味わった」らしいが、それと同じことをタパレスにもやられたという事ですね。勅使河原を雑魚扱いするくらいには強いという事です。

    4
    1
  10. ぷくーさんにはYouTubeやってもらいたいです。
    ブログ内に投稿されるぷくーさんのボクシング記事は本当に素晴らしく、YouTubeでは生の声による解説や感想など書いてみたいです。

    それと、千葉県のバーはまだ営業されてますか。以前はブログ内にお店の情報が載っていたと記憶しているのですが、見つけることができず。教えてもらえると助かります。

    4
    1
  11. もしもタパレスが勝ってしまったら、すごい事になる
    井上相手に勝つにはKOが必要で、統一王者MJと井上に勝って4団体統一チャンピオンに
    アップセット賞とノックアウト賞、そして年間最高ファイトも受賞するかもw
    そして年間最優秀選手に!!!!!!!

    井上が勝つと一年で2階級4団体統一王者に
    KOで勝てば年間最優秀選手もあり得る。

    よくよく考えると凄い試合だ

    3
    2
  12. 井上が散々言ってますが「楽勝と言われるのが一番やりにくい」と
    実力的に井上が負ける要素はないが、タパレスは簡単に勝てる相手では全くない
    滅多にミスをしない井上がやらかすとしたらこういうときだろう

    4
    0
コメントを残す

※相手に対し失礼だとおもわれるコメントは削除される場合がございます。

おすすめの記事