昨日はたくさんの世界戦がありました。結果と感想。
デボン・アレクサンダーVSアミール・カーン
いいマッチメイクだが、より速いカーンの完封だそう。
アレクサンダーに一発がないのでカーンはピンチなく生き延びたか。
カーンの場合、リナレスと同じでポイントメイクは安心して見られる超高速エンジンなのだが
試合が長引くとポカを食らうパターンが多い。
逆転KO負けタイプの天才だ。
この試合は相手がパンチャーじゃないから完封できたが、判定勝負をしてると危なかしい。
しかし相性的にはメイウェザーもパンチャーではない。
パッキャオが決まらぬならカーン相手が見てみたい。
アレクサンダーもまた判定ばかりだと勝ち切れないなぁ。
キース・サーマンVSレオナルド・ブンドゥ
初回から差をみせたがブンドゥのタフさで判定に。
スイッチしてサウスポーからの左で倒した。
器用だし、万能型で文句つけようのないサーマンだが、器用すぎ、決め技、得意パターンがないような気がする。
いつも運動神経勝負で勝っている感じでカーンみたいな危うさも感じる。
アブネル・マレスVSホセ・ラミレス
フェザー級、このくらいのランカーなら打ち合って勝てるマレスだが
一度決まった、ヘスス・クエジャール戦は流したのか?
フェザーではやっていけないとおもう。
亀海善寛VSオスカル・ゴドイ
4回で格下に圧勝らしい。
ゲレロ戦でデラホーヤから一戦はさんでチャンスを与えると言っていた。
キース・サーマンしかいないが、肉弾戦しか勝機はないな。
しかし夢がみれるんでありがたい。
サーマンが圧倒的に有利だろうが、相性的にはアウトボクサーよりファイターがいい。
ティモシー・ブラッドリーVSディエゴ・チャベス
引き分けとのこと。
元々、チャベスはかなりパワフルで強い。
マティセに負けず劣らず。
たぶんブラッドリーがポイントは押していたんだろうが、試合後の顔を見るかぎり打たれた様子。
負けにくいブラッドリーだが、相変わらず決め手がない。
マウリシオ・エレラVSホセ・ベナビデス
地元判定っぽいと書かれていたが、まぁ勝敗ひっくりかえるほどではないのかな?
大型ホープが曲者を破ったらしい。
まぁ、結果の通り楽勝ではなかったみたいだし、強豪多いこの階級でどこまでやっていけるかな?
背も高く、シャープで潜在能力は相当高い。
今のところ、カーンやリナレスの面影を残す。
マット・コロボフVSアンディ・リー
この試合が一番ショック。
総合力ではコロボフが上だったが、一発で逆転された。
このタイミングで食らったら仕方ないという一撃だったが、レフリーはストップ早いな。
この回を凌げばわからなかった。
リーは逆転男だな。こういうパンチを狙って逆転勝ちするしかないという作戦だったのかもしれない。
コロボフはどっちかというと技巧派でGGGやコバレフとは特徴が異なるが
こういうカウンターを当てれば、怪物も攻略できるという手本のようだった。
コロボフがこれでフェードアウトしたら悲しい。
オスカー・エスカンドンVSタイソン・ケイブ
判定が微妙だったようだが、エスカンドンというのは結構強打で怖いタイプだ。
セルメニョにスプリットで負けたのが意外なほど。
Sバンタムではそれないに怖い選手といえる。
アルマンド・サントス VSジョン・リエル・カシメロ
井岡戦なんて最初からなかったんでしょというスケジュールだ。
雑だが、若く強打のあるカシメロ
こういうタイプは大阪では特に無視される。
試合が派手でパワフルで面白い、パッキャオのような魅力がある若手という意味では井岡よりずっとスケールがある。
シンピウェ・ベチェカVSアルツロ・サントス
こんな試合があったようです。
長谷川とやった同士ではサントスの方が善戦したような気がするが
さすがにパワーレス気味でフェザー級というのは適正じゃなかったんだろう。
マレスがやっても同じ結果となるだろう。