努力の2冠統一王者ローマンに挑むのは300戦を超えるアマチュアキャリアとリオ五輪銅メダルのサラブレッド、アフマダリエフ。プロ8戦目で2つのベルトを奪いウズベキスタンに歴史を作る意気込みだ。アフマダリエフが怪物的な選手でなければ試練、まだ早過ぎたといえるが、雑草王者のローマンがどんな底力を発揮するだろうか。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | R | |
ローマン | 10 | 9 | 10 | 10 | 9 | 9 | 10 | 10 | 9 | 9 | 10 | 10 | 115 |
アフマダリエフ | 9 | 10 | 9 | 9 | 10 | 10 | 9 | 9 | 10 | 10 | 9 | 9 | 113 |
私の好きなディアマンテリングアナの発音では
ロマーンとアクマリエフである。悪魔のように強いのか・・・
1R
でも実況はアクマダリエフと発音している(スペイン語)
初回からアフマダリエフが積極的で左ストレート、返しの右フックが強そうだ。
アフマダリエフペースかとおもいきや中盤から後半はローマンが右をタイミングよく当てた。
ローマン10-9
2R
アフマダリエフが積極的に仕掛けるが
しっかり守って返すパンチが正確なのはローマン。しかし地味でコツコツ。
アフマダリエフは動きは派手だが空振りが多いとおもったら
大きな左フックがローマンを直撃した。
やはり、スキルではアフマダリエフか。
若干大振りだがパンチが強い。
アフマダリエフ10-9
3R
見栄えはアフマダリエフの方がよく
会場はアフマダリエフのポイントだが
ローマンの方が無駄がなくコツコツ攻めているようにみえる。
アフマダリエフは一発を狙ってパンチが大きい
ローマン10-9
4R
ローマンに大きな隙がないが、やはりアフマダリエフは
上手いしパンチは強いし、タフそうでもあり、かなりの実力者だ。
アフマダリエフがフットワークを使い出入りや大きなパンチが目立つが
運動量が多く、効果的にプレスをかけているのはローマンではないかな。
採点は割れるだろう。
一発の印象はアフマダリエフ
コツコツ削っているのはローマン
ローマン10-9
5R
アフマダリエフは顔面に見栄えのいいパンチ
ローマンはボディとプレスでアフマダリエフを削っている。
圧力はローマンがいい。
全体的にはローマンのプレッシャーが上にみえたが
ラウンドの最後にアフマダリエフが見栄えのいい連打。
実力伯仲だ。
アフマダリエフ10-9
6R
私はローマン優勢につけているが
公式は若干見栄えのいいアフマダリエフか
ローマンはコツコツ削りながら後半に見せ場を作らないとアピールが足りないかもしれない。
アフマダリエフはダウンなどはっきりとした差をみせないと互角以上の差をみせられない。
うーん、互角・・・
やや見栄えのいいアフマダリエフか。
アフマダリエフ10-9
7R
アフマダリエフが顔面に見栄えいいパンチをみせるが
必ずローマンがボディから打ち返していく。
アフマダリエフが出ては下がらされるというシーソーゲーム。
見た目はアフマダリエフだが、効果はローマンにみえる。
ローマン10-9
8R
ローマンは本当に書いたとおりかそれ以上の地味強だ。
隙をみせず地味でコツコツで伝わりづらい。
会場は3ポイントくらいアフマダリエフだ。
コツコツパンチばかりなのでローマンにポイントをつけにくいのだろう。
アフマダリエフも強靭でタフだが、ローマンのプレスにやや手を焼いたのではないか
ローマンのいい左アッパーがあった。
結構打ち合い、ローマンがやや打ち勝った。
ローマン10-9
9R
アフマダリエフの方がKOパンチを持っており
ローマンのパンチはコンパクトなので印象が薄いが
コツコツ有効打を当てているのはローマンの方か。
ここからを明確にとった者が勝ちだろう。
ローマンのエンジンが上がってきたが、アフマダリエフも総合力が高く強靭だ。
全体的にはローマンがよかったが
一発の左のクリーンヒットで
アフマダリエフ10-9
10R
互いに突き抜けたものがないが隙もなく拮抗した戦い。
ローマンのプロとしての経験が勝ってきたようにみえて
アフマダリエフもしっかり打ち返す。
全体的なプレッシャーはローマンが強いが
クリーンヒットはアフマダリエフか
アフマダリエフの方がメリハリ、回転力、ジャッジにアピールする動きがある。
アフマダリエフ10-9
11R
これは判定勝負になりそうだな。
どちらも致命的な被弾はなくタフだ。
ローマンの手数、勤勉さが上回った
ローマン10-9
12R
ここまでの内容は引き分けか見栄えでアフマダリエフだが
この内容なら王者の防衛でいい気がする。
会場は5ポイントアフマダリエフとなっている。
アフマダリエフは魅せるまとめうちなどはあるが全体的にはローマンに押され、削られている。
特にボディではローマンが上だろう。
アフマダリエフは勝っているという計算か、若干セーブ気味で
ローマンが打ちまくった。
最後、アフマダリエフが意地の打ち合いをしてきたが、この試合ではじめて連続被弾した。
ローマン10-9
私はローマンの勝ちと出たが、結果は難しいぞ・・・
会場はアフマダリエフだ。
115-113 ローマン
115-113 アフマダリエフ
115-113 アフマダリエフ
アフマダリエフは記録、ウズベキスタンの歴史を作ったが、内容はギリギリだった。
スキルで上回り、プレッシャーと強靭さでは下回った。
つまり、このあたりの実力であり
ジェシー・マグダレノくらいの実力かな。
しかしローマンが地味強なのであって、アフマダリエフは総合力のある実力者だった。
岩佐が判定で勝てる相手ではなさそうだ。KOしないと・・・
ローマンは負けてなかったとおもう。
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