時の流れは残酷か/ティム・チューVSキース・サーマン

3月30日、Showtimeが37年続けたボクシング中継を終了したことでPBCがアマゾンプライムで放映する最初の試合だっけ?それよりもキース・サーマン現役だったんだなと。

キース・サーマン 35歳 30勝(22KO)1敗

メイウェザー亡き後のウェルター級を代表する王者ではあった。ショーン・ポーターやダニー・ガルシアなどの元王者、ライバルに競り勝ち無敗をキープしていた第一人者ではあったが、エロール・スペンスやテレンス・クロフォードのような強いライバルが現れると同時になぜだか試合をしなくなり、口ばかりとなった。パッキャオとの大金マッチをゲットし、体格の利でさすがに老雄パッキャオには勝つだろうとおもわれたが、まさかの初回ダウンからの判定負け。

もう試合をしない元王者、過去の人というポジションにいたが、2年前にマリオ・バリオスには一応判定勝ちしている。
今のマリオ・バリオスは強くなり、サーマンでも勝てないとおもわれるが・・・

そして突然の復帰戦で迎えるのが一階級上の新王者

ティム・チュー 29歳 24戦全勝17KO

親父譲りの剛腕系でも親父以下とおもいきや、パンチもフィジカルも強くSウェルターの世代交代を実現してみせた本格派。米国以外で主役をはっていけそうなスター候補だ。

特筆もののテクニックはないようにみえるが、フィジカル、パンチが強く、シンプルに相手の攻撃を距離感とブロックで受け流してはプレスをかけて削っていく。相手とは体力、パワー、耐久力が違う感じでとにかく屈強だ。

サーマンは、Wikiでは171センチ、BoxRecでは177センチとあるが、そんなに大きなウェルター級ではないが、年齢的に減量が苦しいのだろう。過去の実績や戦績だとサーマンの名前が格上で35歳はテレンス・クロフォードの方が上なので老け込む年齢ではないが、最近の充実度、試合感覚が違いすぎ、よほどコンディションがよくないとチューのプレッシャーに潰されてしまうだろう。

しかしチューも動かれて判定までいくと心もとないテクニックなので、リングに上がってみないとわからない。

新旧交代、時の流れは残酷だ

は、先日ユーリ阿久井に敗れたダラキアンの言葉だが、サーマンもそうなってしまう確率が高そうだ。

両者ともにビッグネームなので、勝った方は様々な選択肢が生まれるだろう。

サーマンだから許された特別な試合

という印象だ。

サーマンを応援してしまうだろうが、判定でサーマン、KOでチュー

チュー優位は動かないだろう。

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