
岩佐の王座決定戦が決まった。暫定扱いだが、王者が負傷、まだ一度も防衛してないのでこれは正当性がある。
相手は
リー・ハスキンス
31勝13KO3敗
名前は知っていたが、映像を確認してみると、相当変則なスイッチヒッター。
ナジーム・ハメドやビリー・ディブのような自由奔放さのあるスタイル、センスは高い。
ビッグパンチを振り回す感じでジャブからの組み立てとか決まった型がない。
ボディワークでディフェンスするスタイルなのでガードは低く、アゴが跳ね上がるような危ない食い方をしている。
力いっぱいパンチを振り回すわりにはKO率は低く、バンタムでパワーがあるほうではない。
こういう猿のようなノンスタイルはパワーがないと厳しいとおもう。
12ラウンドこの動きをするのはきつい。後半になるとただのグダグダファイターに戻ってしまう。
3敗はすべてKO決着、山中が圧倒したジャモエに負けているがスチュワート・ホールに勝っていたりなかなか中身のあるキャリアだ。
やりにくさのある相手だが、岩佐かなり有利ではないかな?
スピード、パンチのキレで相手を大きく上回っているし体格もリーチも岩佐の方がある。
岩佐は慎重なアウトボクシングをするだろう。そうなるとハスキンスは変則気味につっこんでくる。
そこにカウンターをあわせやすいだろう。
ジャモエ戦をみるとボディでKOされている。
ボディを効かせることができれば、動きまわるタイプの選手だけに何もできなくなるだろう。
一撃カウンターで倒すのが理想だが、実際はジャモエ戦のような根比べになっても心を折るようなダメージを与えておきたい。
両者ノーダメージのポイント合戦のような展開だとハスキンスは最後まで動きまわって生き残る。
山中戦後の岩佐は相手が強いとだとかなり慎重になるようになったとおもうが、敵地なら必ずぶっ倒すくらいの決意が欲しい。
決してボーナスのようなおいしい、軽い相手ではないけれど、総合力で岩佐の方が上。
圧倒的なKO勝利で、負傷王者のランディ・カバジェロがビビるくらいのインパクトを期待する。
その他
どうしても亀1とやりたい渡辺会長、もう諦めました。好きにすればいい。
亀をまた表舞台に戻すとボクシングのイメージはどん底に落ちることになる。
そんな愚行に邁進している。
そんな渡辺ジムの内山いわく
強い相手とやりたい。
マイキーはもう去った。その他で興味があるのはニコラス・ウォータース。
ウォータースのボクシングは隙だらけ、あの体つきからして減量は相当きついだろう。
階級上げてくるんじゃないかな。
これ実現して欲しい試合だ。
ウォータースは印象的なKOをしているが、やはりSフェザー、内山のパンチの方が恐ろしい。
隙があるようでいて、ガードが固くどこを打てばいいのかわからない。
気付けば一方的な結果となる。
ダルチ、ドネアも一方的だった。ほぼノーダメージという圧勝ぶり。
今、注目のウォータース戦はとても興味深い。
互いにとり、ロマチェンコよりはかみ合う相手だ。
が、こんなわくわくする話を本人が口にしても、実現は99%ないだろう。ジムの姿勢からしても。
ジョムトーンが関の山。