数日前長谷川の復帰戦の相手をフェザー級で妄想してましたが、Sバンタムにランクされている選手とのフェザー級契約になりました。
しかし、予想だにしていなかった無敗の怖い相手を選びました。
オラシオ・ガルシア
29勝21KO無敗
この人は以前記事にしています。
http://box-p4p.com/horacio-garcia.html
長谷川曰く
「本物の世界ランカー」
「努力しないと勝てない相手」
「勝った時自分が成長できる」
相手とのリクエストだったそうです。
さすがです。
もっとKO率の高い選手はまれにいますが、ガルシアは相手のガードを打って骨折させてしまうほどの強打の持ち主。
その相手も世界王者クラスに健闘するほどの選手でした。
スタイルはボクサーパンチャー。
パワーでプレッシャーをかけつつ大きなパンチで一撃で倒してしまう選手。
きれいなストレート、左ボディにメキシコの超一流を感じさせます。
アブナー・マレスやレオ・サンタクルスばかり優遇されていますが、メキシコには30戦近く無敗でいいボクサーがゴロゴロいます。
個人的にはレイ・バルガスやこのガルシアの方が強くみえ、どうしてなかなかチャンスに恵まれないのか不思議です。
その中でもこのガルシアが一番押し、とっておきのお気に入りでした。
ガルシアにはどこか、スター特有のオーラがあります。
ホルヘ・リナレスタイプのイケメン
サイズより大きくみえる、リーチも長くみえる逆三角形マッチョ。
強いだけでなく美しい勝ち方、佇まい
過去のスターを彷彿させる正統派でスケール感のあるボクシング
などなど、これは本物のトップホープだろう。
ラファエル・マルケスとイスラエル・バスケスを足して2で割ったような選手。
以上、自分の見立てが正しければ、大変な相手ということになる。
しかしまだまだ下位ランカー、ビッグネームとの対戦はなく未知数な部分もある。。
攻めて倒す選手であり、守って(下がって)上手いとはいえない。
リコンドーには当たらない、サンタクルスやフランプトンのようなゴリゴリの体力ボクサー相手にはどうか?
ガードの上を打ち、腕の骨を折るなどオラシオ以外見たことがない。偶然ではなく、見ててもわかる破壊力。
とはいえ、こんなパンチを持ちながら8つもKOを逃していることから、まだ未熟な部分もあるはず。
攻撃はすさまじいが防御のバリエーションは少ない。まだまだ勢いだけの選手といえなくもない。
直近の試合も初回、最初のクリーンヒットでノックアウト。
ガルシアに勝つには長谷川は打ち合ってはダメだ。一発食えば終わってしまう。
これはキコ・マルチネス戦にも言えたことだが、コーナーに詰められる、下がる展開になってしまうと勝ち目はない。
もうちょっと時間をかけて戦力分析してみたい。
ポイントメイクする華やかさやボディワークによるディフェンススキルでは長谷川は負けていないだろう。
しかし、キコ戦と同じく、一発の破壊力の差は歴然だ。
絶対意地の打ち合いをしてはいけない。
今年日本人絡みで個人的に一番の注目試合だ。
10度の防衛戦の誰よりも強敵。
山中の挑戦者よりずっとやばい相手。
どうせ、一発食えば効いてしまうのだから、長谷川にはファイトプランを確実に遂行できる、最高のコンディションを作ってもらうことを願うのみ。
判定までいけば、最高の長谷川ならばスピードとセンスでこのホープを攻略することができるはずだと信じている。
カネロと共にトレーニングしてますね。
こりゃマッチョだこと。