途中からになりますが、やっていたので書いてみようとおもいます。4回からですがゼラファが健闘しているようにみえます。
直線的にやや強引にブルックがゼラファを分厚い攻めで潰そうとしている。ブルックの柔軟で多彩な攻撃が上回るが、相手のパンチも当たる距離でやや雑。ポイントを振るなら積極的で回転力のあるブルックだが、スーパーウェルターでは小柄で一発のパワーはそんなにないか。ゼラファにパワーとプレッシャーがあればいいのだが、下がらされている。スコアではブルックのフルマーク。
ゼラファは基礎技術は高いが、ずっとプレスをかけられ打たれていのでもうスピードがなく、逆転は難しいかな。単発では当てているが威力がなく、3倍打たれている。ブルックが打ちまくってもゼラファはなかなか倒れない。
互いに相手の一発では効かない、倒れない感じで正直な打ち合いを展開している。ゼラファのタイミングのいいパンチも多いが、ほんの少しのスウェーやスリッピングでブルックは芯を外している。だからこそ、強引なプレスや畳みかけが欲しいがそこまでの勢いはない。ブルックはあくまで正面突破。積極性で崩そうとしている。
9ラウンドはゼラファがブルックをロープに詰めて攻勢な面もあり、ブルックにとってはポイントは問題なくとも苦戦の部類だろう。ロープ、コーナーに詰めればブルックも危なかしい。はじめてか、少しだけゼラファが上回るラウンドになってきた。10ラウンド、ゼラファとしてはもう逆転KOしかない。ブルックにプレッシャーをかける事ができれば不可能ではない。
終始同じ展開でブルックの方がスピードと見栄えがいいからポイントは大差だろうが、ゼラファの右がブルックの顔面に当たっているようにみえる場面も目立つ。反応のいいブルックはメイウェザーのごとく、ゼラファが打つ前からスリッピングでパンチの威力を殺しているが、これが強打者なら効かされているだろう。
最終回はいいところをみせようとブルックが余力を駆使してゼラファを攻め立てるが、左フックのカウンターを食って勢いも止まる。逆にロープに詰まり攻勢を許す。
判定ではブルックだろう。
ブルックの良さはキビキビとした運動神経の良さだが、ウェルター級の選手だろう。
スーパーウェルターでは小柄でパワーレス
GGGに全くパワーがなかったと言われた意味が少しわかる。
118-110
119-109
117-111
ブルック。
採点だと仕方ないが、ダメージ的には同じくらいだ。
前座に出場予定だったジョシュ・ケリーは計量はパスしたもののその後体調を崩し試合キャンセルです。