![王様の威厳/カネロ・アルバレスVSアブニ・ユリディン](https://box-p4p.com/wp-content/uploads/2021/02/canelo-yildirim.jpeg)
カネロ様が2カ月のスパンで試合。
個人的に一番楽しみだった、マルチネスVSアローヨはマルチネスの怪我でまた延期。
かつては一緒に練習していたカネロとユリディン、ユリディンはSミドルではガッチリ型で決して背は高くはないが、カネロと比べるとやはり2回りくらいはデカイ。
しかしさすがに過去の試合をみれば、ユリディンに勝ち目はなさそうだ。
トルコのファイターとしてミリオンダラーファイトだろうから、それがこの試合の重要な部分だろうか。
カネロのスタイルは言うに及ばぬ。
柔軟なボディワークとディフェンスで、被弾もダメージも受けず、小さいので必ず相手をコーナー、ロープに詰めてコンビネーション。これが現代最高峰のボクシングとされている。
ユリディンは、国籍、風貌からしていかにも頑丈、屈強なファイターだが、ディフェンスはブロックのみで愚直で被弾多く、ユーバンクJrにはあっさりと破壊された。
その後、ロレンガ・モックという当時46歳のファイターとも接戦だったし、アンソニー・ディレルにも負けているので、あまり多くは期待できないが、それでも彼の持ち味はごまかしなしのフィジカルごり押しだろう。
距離は詰まるから、その時に打ち負けないことだ。
カネロ様は2021年は4試合、5月にはビリー・ジョー・ソーンダースとの試合も内定している。
WBSS優勝のカラム・スミスを圧倒した男が、1回戦で負けたユリディンに負けることはまずないが、ユリディンの本気に期待したい。
個人的な見どころは、カネロの内容がユーバンクやディレルと比べてどうなのかだ。
日本の村田諒太はまだ2月なのに、今年の大みそかにGGGとの対戦の話が出ていた。
その前に1戦、挟みたいようだが、ならばユーバンクとやろうよ。WBAに2人いる王者なのだから。