どう考えてもカネロのチューンナップにしかみえない試合だがユリディンの方が大きく、ナチュラルなSミドル級だ。
技術、スピードでユリディンが大きく劣るのは否めないが
パワーさえも全く通じない、出すことも叶わない、完敗で終わるのだろうか?
ジェイコブス、コバレフ、スミスに全く感じなかった
本気で勝ちに行く、ノックアウトを狙う気持ちが少しでもユリディンにあればと願う。
1 | 2 | 3 | R | |
カネロ | 10 | 10 | 10 | 30 |
ユリディン | 9 | 9 | 8 | 26 |
トルコの矜持を魅せたれ!
度肝抜くシーンを!
1R
ユリディンはガード型なのでカネロは真ん中を突き刺すアッパーを狙っていそう。
様子見の初回だが、カネロの左フック、左ボディは鋭く
ユリディンのそれは遅く届かない。
はやくもガッツリ距離がかみあう展開。
カネロ10-9
2R
いまのところリング中央の戦いでユリディンが下がらないのはいいが
鋭いカネロのパンチが上下に刺さり、ややサンドバッグ状態。
ユリディンは下がらないが正面から打たれすぎ、自身のパンチは遅く
当たらない。
ユリディンの右が当たるもカネロはスリッピングで吸収。
パワーもスピードもカネロが上。
カネロ10-9
3R
ユリディン陣営はボディを打てとエキサイトしているが
ユリディン自身がやや朦朧としている。
ユリディンは決して下がらないが、カネロのワンツーでダウン。
もうダメだろう。
カネロが仕留めにかかり滅多打ち。
ユリディンは玉砕で打ち返すこともせずじり貧。
カネロやりたい放題。
カネロ10-8
4R
このまま一方的に終わるか
ユリディンが何か捨て身の攻撃をするのか
ここまでは一方的
ユリディン陣営が4ラウンドに出ず棄権
世界王者と4回戦くらいの差があった。
ユリディンは何ひとつ、出来なかった。
まだ、ボコボコに傷ついたわけではないのだが・・・
カネロの試合はGGG以外は毎回こんな感じになるのだろうか。
強いのだろうが、相手がほとんど何もしない、最初から最後まで大人しい。
こういう試合にお金をかけて観に行く価値はない。
年4試合に向かって加速度を増した。
ユリディンは悔しくもなさそうだ。
マクウィリアム・アローヨVSアブラハム・ロドリゲス
王者マルチネスが怪我で試合を回避したのを受けて
待たされ続けたアローヨには暫定戦か、挑戦者決定戦が組まれた。
相手は同じメキシコのロドリゲス、27勝2敗と戦績はいいが、急な代役。
アローヨはこの日に備え、しっかり準備してきたようで調子がいい。
終始ロドリゲスを圧倒し、ダウンも奪い、5回、ロドリゲスのセコンドがギブアップ。
アローヨの圧勝。
正規ベルトではないが、一応はベルトを巻いた。
戦ってきた相手のレベルが違った。
今日のコンディションで、マルチネスとやって欲しかった。