我らが祖国のために/アルツール・ベテルビエフVSセルゲイ・コバレフ

コバレフの首を狙う、WBO1位のアンソニー・ヤーデの2月23日の対戦相手が変わったという記事を書いたのですが消えてしまいました。くっそー!当初予定の相手の怪我により、代役はアメリカからのトラビス・リーブスという38歳の男になりました。1月19日に試合をしたばかりです。

代わりに、統一戦を志向するコバレフに、ライバル王者からラブコールがきているよという話題です。全階級でも全KO王者は彼だけ、熊さん、ベテルビエフです。

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IBFライトヘビー級王者のアルツール・ベテルビエフ(13戦全勝全KO)はセルゲイ・コバレフとの統一戦をアピールしている。コバレフはエレイダー・アルバレスに雪辱してWBOのベルトを取り戻した。

試合後、コバレフは統一戦を強く望んだ。ベテルビエフ同様にWBC王者のアレクサンダー・グヴォジクもターゲットだ。2006年、2007年、アマチュアでコバレフはベテルビエフに2度負けた過去がある。それ以来コバレフの方がプロで大成したので比較はできない。特に2007年の試合は25-24という僅差だった。

ベテルビエフ
「コバレフはベルトを取り戻した。俺にもベルトがある。適切な時期、タイミングだ。さあ、統一戦をしよう。コバレフよ、俺たちは戦うことができる。」

コバレフはベテルビエフ戦を考える必要がある。優れたアマチュアの実績を持つベテルビエフはアルバレスよりもはるかに厳しい相手だ。コバレフは接近戦を嫌うが、ベテルビエフは彼が苦しんだアンドレ・ウォードよりも優れたインファイトができる。ウォードのような頭脳的な戦術はいらない。ベテルビエフには決定力があります。故にコバレフは相性の悪いベテルビエフよりもグヴォジクをターゲットにする。

ベテルビエフ(33歳)は2018年10月に4ラウンドでカラム・ジョンソンを倒して以来、活動を休止している。今後のスケジュールも白紙だ。コバレフとの統一戦が決まれば夏になるだろう。コバレフにとってはいいスケジュールだが、過去2.3年ずっと非アクティブだったベテルビエフにとっては微妙だ。カラム・ジョンソン戦はシャープとはいえず、ダウンを食い、疲労が感じられた。カラム・ジョンソンはエリートレベルのファイターではない。しかしジョンソンは全てをベテルビエフにぶつけることができた。

ベテルビエフのパンチ力だけは圧巻で4ラウンドの時点でジョンソンは血まみれだった。そんなに多くパンチを出したわけではないが、ベテルビエフのパンチはジョンソンに大きなダメージを与えた。

苦手な記者のサイトからの引用です。
インファイトが強いベテルビエフよりもボクサー型のグヴォジクを選ぶというのは記者の想像だろうが断定しちゃってます。グヴォジクは恐らく選択試合、あるいは指名挑戦者(暫定王者)であるマーカス・ブラウンを優先するのではないか。

といって、ベテルビエフのスケジュールが空いているからコバレフと決まるかといえばそれも微妙です。統一戦と同時にビッグマネーを志向しているコバレフにとって、積年のライバルであり対抗王者のベテルビエフがいいのか、英国の金のアイドル、アンソニー・ヤーデの方が旨味があるのか、わかりません。

どちらになってもアメリカで試合は行われるだろう。
だとすれば、ベテルビエフとヤーデ、どちらが注目、金になるだろう?両者は天秤にかけられる。

すっかり、コバレフの選択次第になっている感じですが、ベテルビエフには相手を選ぶ権利も、挑戦のオファーもないのだろうか。スリバン・バレラが対戦を快諾したとの事だが、王者からオファーしないと難しい。

そういう存在なんだろう。

ロシアボクシング関係者が、コバレフVSベテルビエフのような我が国の英雄の試合は、ロシアでこそ開催したいんだ、ロシアのボクサーはロシア人のファンの前でやらせたいと言っていた気がするが、それまた現実には課題がたくさんあるのだろう。

2019年、ライトヘビー級に大きな試合、動きはありそうです。

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