ノルディン・ウバーリVSノニト・ドネア
ドネアよりウバーリの方が今は全体的には速そうで、ウバーリは穴も少ない総合力の高いファイターだが、ドネアは経験と引き出しでこの不倒のモロッコ人を倒してしまうのか。
1 | 2 | 3 | R | |
ウバーリ | 10 | 10 | 7 | 27 |
ドネア | 9 | 9 | 10 | 28 |
1R
共に調子は良さそうだ。
ウバーリはキビキビしていて速い。
ウバーリが声を出しながら手を出すが、距離が遠く届かない。
ドネアも反応よく冷静にウバーリを追っていく。
ウバーリ10-9
2R
ウバーリがすばしこいがやや距離が遠い。
踏み込んでいくとドネアのカウンターが怖い。
見た目はウバーリの方がキビキビと運動量豊富だが
ドネアは何も動じていない。タイミングを図っている。
互角なので差をつけにくい。
ウバーリ10-9
3回
ウバーリが動き回ってドネアをかく乱するが
ドネアが最小限の動きでウバーリをロープにつけて削っていき
左フックでダウンを奪う。
ウバーリは必死に手を出し反抗するが、獲物を追いつめたドネアはゴングど同時に
ウバーリに必殺左フックでトドメを刺す。
グニャリと崩れたウバーリはこれで終了
だが、必死に立って再開をアピール。
もうドネアで決まりだろう。
https://twitter.com/i/status/1398856583170478081
4回
ダメージ著しいウバーリが必死に対抗するも
仕留めにかかるドネアが効果的にウバーリを追い込み
左アッパー一閃。
ウバーリ落城
https://twitter.com/i/status/1398857073702572037
ちょっと今日のドネアの出来は凄すぎた。
メチャクチャに強かった。
序盤ウバーリにつけたのは、手数と運動量だが
ドネアは全く動じず、冷静、効果的に獲物を狙っているだけだった。
バンタム級でドネアは強くなっている。
こんな怪物に井上尚弥は勝ったのか
というほど超人的に強かった。
ウバーリもいいファイターで
本来は頑丈さもあるだろうが
レジェンド、ドネアとはパワーが全く違った。
本気仕上げのドネアはこんなに強いのか。
フルトンうんぬんではなく、ノニト・ドネアが最大の脅威かもしれない。
この日はSライト級注目の2人の他、最強かもしれない、ゲイリー・アントワン・ラッセルも出場。
サブリエル・マティアスVSバティザン・ジュケンバエフ
マティアスの方が大きくてパンチが重そうだが
ジュケンバエフがコンパクトにキビキビとパンチを当てていく。
ロマチェンコのように左右に軸をずらし、真正面では戦わない。
この機動力が機能するか、マティアスのパワーが制圧するか
マティアスのパンチもがっつり当たる距離での攻防。
ジュケンバエフの方がコンパクトでシャープだが
マティアスの方がパンチが強い。
強豪との対戦キャリアも豊富。どっちに転ぶかわからない。
やはりマティアスのパワーが恐ろしいかな。
序盤はジュケンバエフがよかったが、マティアスのパワーが予想以上で
うまくコントロールできない。
マティアスがまったく引かずに打ち返してくる。
すごい打ち合い、我慢比べになりそうだ。
しかしジュケンバエフは下がることなくマティアスを押し込んでいく。
ジュケンバエフのパワーがマティアスには効かなそうだ。
リナレスVSヘイニーが始まっちゃった。
こっちへ移行するが、この試合も面白い。
4回、やはりマティアスのパワーがすさまじく
ジュケンバエフは力負け、左フックでダウンを奪われる。
マティアスは今日は絶好調で耐久力も相当だ。
ジュケンバエフが粘って逆転の見せ場も作ったが
マティアスは強打だけでなく打たれ強く、執拗で
またダウンを奪われる。
これ以上戦うと危ないので陣営が棄権。
マティアスとまともに打ち合ってはいけない。
ゲイリー・アントワン・ラッセルVSジョバニー・サンチャゴ
ラッセルの髪がボサボサでモンチッチのよう。
ここまで13勝利全KOだが今回の相手は14勝1敗のプエルトリカンで骨がある。
負けは直近のエイドリアン・ブローナーだけで僅差だった。
徐々に相手レベルを上げている。
モズリーJrもジューJrもアントワンもやはり
父親や兄貴に似ている。
全KOというほどパワフルではないが
やはり抜群に速く安定している。
アントワンのセコンドはフェザー級王者の兄貴
4回、アントワンのスピードとテンポに捕まり、サンチャゴが右フックカウンターでダウン。
仕留めにかかるもサンチャゴが生き延びる。
サンチャゴはタフで強いいいファイターだが、レベルが違う。
女性レフリーがのんびりしているが、止めた方がいいかもしれない。
サンチャゴに勝ち目はない。
一方的で打開できない展開に、サンチャゴ陣営が棄権。
実力者相手にアントワンが圧勝。
しかし初めて骨のある相手に対し、スピードとスキル勝ちで
アントワンは兄貴と同じスタイルだ。
決してハードパンチャーではない。
こういうSライト級もいるのだ。
いつか世界王者になるだろう。