井上尚弥VSノニト・ドネア LIVE

世界中でこれほど注目を集める日本人の試合はこれが歴史上最高峰だ。井上尚弥は日本だけでなく世界のセンセーションとなっている。

WBSSシーズン2ファイナル、ファンはこの日をずっと待っていた。ノニト・ドネアは5階級制覇の伝説であり、かつて日本の西岡利晃がアメリカで挑むもTKO負け。これが西岡最後の試合となった。長谷川穂積もドネアと戦うことを夢にみたが叶うことなくグローブを置いた。そんな伝説に日本の切り札が引導を渡す時が来た。

123456789101112R
井上
10
9
10
10
10
10
9
9
9
10
10
10
116
ドネア
9
10
9
9
9
9
10
10
10
9
8
9
111

ドネアの方が当たり前だけど大舞台慣れしている。
しかし井上もいい表情だ。
井上はいつものように初回から伸び伸び全開でやって欲しい。

画像が少しブレとるが私だけか?
ひどいぞ。

1R

互いに引かない、調子がよさそうだ。
互いにパンチを交換するが、井上の方が少し速くパワフルにみえる。
ガードの上から受けた井上のパンチにドネアは何を感じる

井上10-9

2R

前半は井上が圧倒しかけたが、劣勢だったドネアが圧力を強め
井上をロープに下げてシャープで重いパンチを返す
井上に左フックが浅くあさり、右でカット?

ドネアかもしれない

ドネア10-9

3R

ドネアが恐ろしく強くプレスをかけて
井上が下がらされているが、ジャブをはじめ
パンチを避けて当てているのは井上
しかし余裕はない。

井上10-9

4R

井上がジャブを起点によく動き当てているが
ドネアのサイズ、プレッシャーがきつく余裕はない。
井上の方がシャープで速いがドネアも合わせていいパンチを当てる。

井上10-9

5R

互角の攻防で大きなドネアの方が力強いが
井上の方が速く、ドネアが遅れる場面が増える。
井上の右が入り、ドネア効いた。

井上10-9

6R

井上の速さ、鋭さが上回ってきたが
ドネアも巧みに直撃を避ける。
ドネア強いなぁ。それでも井上ペースだが、体力的な余裕はない。
画像がブレブレ

井上10-9

7R

井上が様子見の前半はドネアの方が力強く出てパンチを出す。
クリーンヒットは少ないが印象はいい。
後半井上がシャープなパンチを返していくがドネアも芯を外す

ドネア10-9

8R

井上に多少の余裕、見切りは出来ているが
ドネアの方が力強く攻撃、圧力をかけていく。
井上の出血が広がり、ドネアが支配したように映る

ドネア10-9

9R

井上の上へのパンチがかなり対策されていてなかなか深く当たらない。
体格差も効いて井上に余裕がない。
ドネアの右ストレートが強く当たり、井上ピンチ
目や鼻からの出血で井上がかなり劣勢にみえる

ドネア10-9

10R

ドネアの大きさ、懐の深さ、圧力が効いて
なかなか井上のパンチが深く当たらない。
激しい打ち合いの果て、終了間際に井上が畳みかける。
ドネア効いたかそろそろ限界だとおもうが怪物的に強い。

井上10-9

11R

チャンピオンシップラウンドらしく井上が余力を振り絞って
ガンガン仕掛けている。右アッパーからの左ボディで
倒れない意地をみせるドネアだがついにダウン。
仕留めにかかる井上、もう苦しいドネアだが必死に耐える。
本能で打ち返すし左フックをあわせてくる

井上10-8

12R

井上の方が余力が残っているので
激しく攻め、ドネアが応戦する展開
井上が上回ったが最後までドネアは力強く食い下がった。

井上10-9

116-111
117-109
114-113

井上

ドネアは半端なく強かった。
恐らく体重をかなり戻してきたのではないか
ドネアが大きくてパワフルで懐が深く、井上のパンチが深く刺さらなかった。

ドネアの仕上がり、井上対策も万全で、顔面のパンチを
なかなかまともに食わなかったが、ボディが効いた。

素晴らしい試合だったが
井上の世界的な評価は恐らく上がらないだろう。

体力、パワー、体格などの壁がみえたといえるのかもしれない。

ドネアは決勝にふさわしい相手だった。
全盛期は井上より強かったのかもしれない。

両者、特にノニト・ドネアの栄光の日々に思い入れがある私は、感傷的にならず、ただ今存在する現実、リアルを見届けたい。本来の実力を出せば井上尚弥は全盛期のノニト・ドネアでさえも凌駕すると信じている。

ファン・カルロス・パヤノ
「井上尚弥は本当に素晴らしい。私はプロとアマで世界最高レベルで戦ってきました。アマチュアのキャリアは425勝21敗です。それでも井上尚弥は全く異なるレベルにいる。誰も彼に勝てる者はいない。」

ノニト・ドネア
「井上のパワーは十分にわかっている。しかしバンタム級の私のパワーも次元が違います。ワンパンチノックアウトの可能性もあります。井上はテストされたことがない。深刻なパンチを受けたことがないからそれを受けてどう反応するかわかりません。今まで圧勝、楽勝ばかりだったが私にも怪物的なパワーがあることを忘れないでくれ。思い出させてあげよう。井上は攻撃的に攻めてくるから何度かパンチを返して彼をテストしてみよう。バンタム級こそ私の階級なのです。

私は5階級を制し、9本のベルトを手に入れた男です。ファイターオブザイヤー、ノックアウトオブザイヤーを2回獲得しています。それでもまだ、バンタム級で議論の余地なき絶対王者として復活することを目標にしている。」

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コメント一覧
  1. ドネアが、ジャブの打ち終わりの対処法を伝授している
    ttps://www.youtube.com/watch?v=2K_rESgX02s

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  2. 自分もドネアの大ファンなのに「ドネアはまだ十分強いよ、強敵だよ」と言いつつ
    やはりどこか侮ってたのだと思います。結局井上が圧倒的にねじ伏せるだろうと。

    井上が入ろうとするタイミングで出してくるいきなりの右ストレート良かったです。
    クロスレンジで被せてくる必殺の左フックと合わせて井上の左ボディ打ちをほぼ
    完封してました。

    井上が10年後にこのドネア並の強さを維持できるでしょうか…
    そう思うと本当にドネアはレジェンドなんだなと再認識しました。

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  3. 11Rの左ボディー直後追撃のチャンスだったのにレフリーに邪魔された。ダウン後10カウントで立てなかったにもかかわらず試合続行...
    レフリーも敵だったよね!

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  4. 弟さんの負けで平常心が保ててなかったらしいですね、試合前も入れ込んでらように見えました。ドネア選手も強かったと思います。

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  5. 2回復習しました(笑) 
    本当に素晴らしい試合でしたね! 海外サイトやそのコメント欄でも、絶賛されてますね。ファイトオブザイヤーだと。

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  6. 井上ならドネアを2R.3Rで倒せるような前評判でした誰がこんな試合を想像していたでしょうか蓋を開けてて見れば井上が早々と右目上をカット、ドネアに何時ものパンチをヒットさせても倒れない しかし井上もドネアの強烈なパンチを貰っても倒れない流石にチャンピョンどうしどちらも気持ちが折れない最後まで緊迫の最高の試合でした井上は今迄に経験したことのない壮絶な試合に勝てたことは凄い!強いドネアに感謝ですね とにかくこの試合に勝ったことが井上の凄さかも知れませんこの先が楽しみです応援してます。

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  7. 一夜明けて改めて振り返ると、両選手ともに好きな自分としてはどちらにも魅せ場があっていい結果に終わってくれた
    1Rは井上の出来が良く、たらればに意味はないが5~6Rぐらいで終わるかなと思った
    でも目のカットからドネアにも魅せ場ができた
    1Rで気持ち的に余裕を持ってしまったとあったから、運の良し悪しだけで生まれたカットではなかったんだろう
    そこから一進一退あったが、いずれにせよ一方的にノックアウトされる展開でなくてよかった
    ほとんどの人はそれが見たかっただろうけどね

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  8. ライトフライから上げてきた井上とスーパーフェザーまでやって落としてきたドネア。あの体格差の中井上はよくやったと思う。今後の方向性が難しくなりました。

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  9. 井上選手のカットが結構深いようなのでそのカットが古傷になり今後の対戦相手のパンチによってカットしやすくなるかも

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  10. 階級上げがどうとか底が見えたとか言ってるネット書き込みを見ますがむしろ逆に感じましたね。
    ドネアがリリグに上がったときにやっぱフェザーだなと思った。
    ドネアの加齢はあったにせよその相手に何度も顔を跳ね上げさせぐらつかせて最後膝をつかせた
    わけでむしろSバンタム、フェザーの体を作ったらどうなるんだろうという可能性を感じました。
    簡単では無いけど。
    しかしここまでコンディション作ってきたドネアはあっぱれでした。

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  11. ドネアは負けたけど、まだまだ強いと評価が上がり、逆に井上は評価が少し下がったかな。P4Pも少しランクが下がるだろうね

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  12. ドネアから見れば、早いラウンドでカットできて、井上が目を庇ったことで手数やスタイル、視界を奪い、序盤からオフェンス、ディフェンス能力を封じ込められるという運も味方にできていた
    (カットできるかどうか、カットがいつできるかはクリーンヒットよりも運要素も大きいと思うけどどうなんでしょうね)

    やっぱりこの大会のドネアはもっていたと思う

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  13. 会場で見ていましたが明らかにロングカウントでしたよね。自分はカウントアウトされたと思って喜んじゃいましたもん。なのにまだやるんかい!って

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      • あれはドネア選手が多分狙って老獪さを出しました
        ローブローを打たれような仕草をしてリングの周りを動いてレフェリーにローブローだと思わさせてレフェリーが井上選手の追撃を遮断
        結果カウントのギリギリまで休む時間をドネア選手が作り上げた
        ピンチの時の対応力の高さもドネア選手は持ち合わせていた

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        • ドネアの老獪さは凄いですが、一瞬でもあれをローブローと判断するレフェリー...
          その後はダウン判定してるのだからなおさらなあ

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  14. グローブで片目を隠してたのはドネアが二重に見えてたからなのが井上の証言でわかりました
    そんな中でもよく戦ったなと思います

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  15. 11ラウンドのダウンはおかしいという声が結構あるな。倒れてないにレフリーが井上を止めた(追いかけて追撃できた)。10カウント以上経過してるというもの( 見ていて確かにカウントが長いと感じた)

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  16. 井上にとって、過去のどんな鮮烈な勝利よりも自信を得られた試合になったのではと思います。

    2回のカットは視聴者が感じるよりも深刻だったはずです。以降はいつもなら避けれたパンチを貰い、当てられた筈のパンチを当てられない状況下で ダウンまで奪い、フルラウンドで勝ちきった事は 井上にとって今後の大きな大きな後ろ盾になると思います。

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    • ドネアはめちゃくちゃ強かったと言ってましたね
      強い選手とやりたいという想いがここにきてようやく叶ったのかもしれません
      周りの評価よりも、その喜びがまさってないと言えないでしょう
      それは勝ち方よりも本人の経験とモチベーションに繋がりそうですね

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  17. トロフィー授与でファイティング原田が井上の無軌道な動きにマゴマゴしていて可哀想だった
    もう少し老人に気を遣ってやってくれw

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