逃げて逃げて逃げまくれ!/レオ・サンタ・クルス

ゲイリー・ラッセルJrの挑発的なビデオに対してもレオ・サンタ・クルスは動じない、いや益々WBC王者から逃げることに決めた。

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サンタ・クルスの父親兼トレーナー、ホセはラッセルが、カリフォルニア州ベーカーズフィールドのラボバンシアターのロッカールームで彼を撮影していることすら知らなかった。

ラッセルはホセに腕を回し、金のネックレスに手を回して、サンタ・クルスに向けて「父親」を拉致したぞと挑発するビデオを送った。その時、ホセはラッセルの事を認識さえしていなかったという。

レオ・サンタ・クルス
「父は何が起きているかさえわかっていなかった。父は英語を理解できません。実際、ラッセルのことをリコ・ラモスだとおもったそうだ。彼らは見た目が似ているからね。そのネックレスは素敵ですねと話しかけられているのかとおもったそうだ。」

ラッセルはその下品な挑発でSNSで批判を受けた。

ラッセルはサンタ・クルスとの対戦を実現させるために注意を引くような事をしなければならず、ホセ・サンタクルスを貶めることが狙いではなかった事を強調した。

カリフォルニア州、ローズミードのレオ・サンタ・クルスはラッセルと戦う代わりに空位のWBAスーパーフェザー級の王座決定戦で、11月23日、ヒューストンのミゲル・フローレスと対戦する。メリーランド州、キャピトルハイツのラッセルには試合の予定はない。

レオ・サンタ・クルス
「たぶん、ラッセルは高額なファイトマネーを要求したんだ。私もラッセルと戦いたかった。しかしプロモーターが何かの理由で同意できなかったんだ。理由はわからない。お金の問題でしょう。」

サンタ・クルスはアマチュアで敗れたことがあるラッセルとの長い議論のある対決よりも、ゲルボンタ・デービスとの潜在的な試合についてアピールしていたが、デービスはライト級に移行し、その空席を格下のフローレスと争うことになった。

レオ・サンタ・クルス
「父もラッセルの言動を受け入れていません。これはボクシングです。きちんとした交渉で話を進めていかねばなりません。ラッセルが意地汚いのは知っている。アマチュアの頃から同じだ。確かにアマチュアで私たちは戦って私は負けていますがあの時は私は痩せすぎていたので、119ポンドの試合でしたが116ポンドしかありませんでした。ラッセルは私に、「おい、やせっぽち、もっと何か食って来いよ」と挑発してました。彼はいつもそうです。私は慣れています。」

この話の経緯を聞いても私はレオ・サンタ・クルスに臆病者と言いたい。

負けそうな相手、ゲイリー・ラッセルJrから必死に逃げているならまだいい。それを認めず、自分は対戦したいけど、ラッセルが高額要求しすぎとかプロモーターのせいにして決して自分に勇気がないことを認めないのも見逃そう。格下と戦っても100万ドル近い報酬をいつも手にしているサンタ・クルスが言える口ではないが。

フェザー級と王座統一戦、ゲイリー・ラッセルとの戦いを避けるため、スーパーフェザー級に移動、4階級制覇を公言していたサンタ・クルスは標的にゲルボンタ・デービスの名前をあげていた。

サンタ・クルス
「彼は弱い相手を派手に倒しているだけで僕なら対処できる、ゲルボンタとやりたい」

しかしサンタ・クルスの階級アップに歩調を合わせるように、ゲルボンタ・デービスは王座を返上、ライト級に移動した。十分に出来過ぎた話、ラッセル同様、危険なデービスと戦う覚悟もハナからないのだ。さらにはデービスが空けた空位の王座を、スーパーフェザー級で何の実績もないサンタ・クルスが、無名のミゲル・フローレスと争い王者決定戦にするという。

決定的にひどいのは、このミゲル・フローレスという選手は元々、サンタ・クルスが2月にフェザー級で戦う予定だった相手。フローレスの怪我で、代役のラファエル・リベラをねじ込み、大好きなチューンナップを行ったサンタクルスは、スーパーフェザー級においてもまたミゲル・フローレスを選んだ。

フローレスも当然、スーパーフェザー級で何の実績もなく、サンタ・クルスの対戦相手に特化して突如ランキングに入ってきた選手であり、直近で2勝2敗。クリス・アバロスとベトナムのボクサーに敗れている。

スーパーフェザー級なんて形だけ。
フェザー級でずっと狙っていた格下なのだ。

サンタ・クルス、ひどいわー。
おねえっぽいと書いて批判されたが、見た目もハートもファイターのそれじゃないわー。

ファンのコメント

もし本当にリコ・ラモスだったらその場ですぐ対戦契約しただろう。
サンタ・クルスはラッセルから逃げることで大きな敬意を失っている。
これさえ全部意図されたでっちあげなんじゃないかな。
ラッセルJrは年一回戦う王者として来年モンゴルのニャンバヤルと戦います。
ゲイリーは春だけ出てきてあとは静かに消えます。
ゲイリーの功績はロマに負けた試合だけ。
レオは強い相手とは絶対戦わない。
言い訳・・・
ミゲル・フローレス?時間の無駄だ。

それでもラテン系のファンに支えられて絶大な人気と大きなファイトマネーを手にする。レオ・サンタ・クルス・・・いつもキラキラ、ニコニコのさわやかな笑顔を振りまく青年ですが

個人的には一番苦手な王者だわー。
でもこれがボクシングビジネスの本質なんだろうな。
世界ではなくラテン系、アメリカではなくメキシコやメキシコ系アメリカ人がほぼ全てを握っているんだろう。
PBCにとっても、レオ様が勝つ試合は安定高収益物件なのだ。

いっそのこと、ラッセルと戦わず、ベルトだけ交換して
サンタクルスをフランチャイズ王者にしてくれ。
リコ・ラモス戦を組んで本番のリングにラッセルが出てくればいい。

オスカー・バルデスも似たようなもの。一番の試練を前に遁走した。

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