WBOがリコンドーの王座をはく奪してしまいました。
まともな団体とおもっていただけにこの処置は残念でなりません。
で、人気はあるがリコンドーにははっきりと負けたノニト・ドネアに王座をとってもらいたいようです。
強すぎるがゆえの非情な運命にさらされたリコンドー、再びのチャンスは訪れるのでしょうか?
リコンドーと同じキューバで最近WBAの暫定王者になったのが、ヘビー級のルイス・オルティス。
暫定王座など無価値なので知る必要はないのですが、クリチコ、ワイルダーの超巨人時代において、オルティスのボクシングはなかなかまともです。
193センチリーチ213センチは昔なら十分なサイズですが、今のヘビー級では平均的。決して大きいとはいえません。
ここまで23勝20KOのオルティスですがノーコンテストが2つあります。
ドーピングの発覚だそうで、そんなことしなくても勝てそうな試合に映りましたが、キューバ人の考えることは謎です。
サウスポースタイルからのボクサーファイターで大きなわりにきれいにカウンターで倒し切るスピード、キレ、パワーがあります。
自ら攻めて試合を組み立てる上手さもあります。36歳という年齢の割には動けています。
元、キューバのナショナルチャンピオンでアマ343勝19敗、ワールドカップでもメダルをとったことがあるそうです。
ニックネームはキングコング。36歳ですがおっさんぽくみえ、兄貴と思わずいいたくなる迫力です。
リコンドーと対照的に人間味が感じられ、どこかキュートなおっさんなのです。
見た感じデオンティ・ワイルダーより強そうにみえるが、ワイルダーは王者になってから強い相手を選ばないので今後どうだろう?
また、サイズ的にも対戦相手もまだこれからといえそうで次戦12月19日ブライアント・ジェニングスとの試合がひとつの試金石といえそうです。